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|words|12のおてがみ

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太陽のイングレスのタイミングに12サイン別のメッセージをお届けしています。
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記事一覧

|words|親愛なる おひつじ座さん へ (5/20-6/20)

あなたがずっと探していたもの。 まるで星のように遠いところにあるように、そう思えていたこと。 それが、あなたの手もとにあること、あったこと、ほんとうはずっとあったこと、見つけるのかもしれません。 わたしたちの眼差しが、そのまま景色なのだとしたら。青い視線は、青い景色を、赤い視線は、赤い景色を、見せている。 それはそれでよいのです。そうやってたのしむもの、なのだから。 けれど、もし、何色でもない、そのままの景色に、その「何か」が潜んでいたのだとしたら。 まずは色のつ

|words|親愛なる おうし座さん へ (5/20-6/20)

たいせつなことほど、ぎゅっと握りしめてしまう。 ぎゅっと握りしめることが、たいせつなこと。 そんなふうに思うことも、あるのかもしれません。 けれどそれが、うまれたばかりの小鳥だったとしたら?けれどそれが、芽生えたばかりの双葉だったとしたら? それ自体の生きていきたい流れが、リズムが、それ自体にあるのだとしたら? 握りしめることは、愛からは、少し離れてしまっているのかもしれません。 そっと離します。捨て去るのではありません。何かを強いようと信じるのとも違うようです。

|words|親愛なる ふたご座さん へ (5/20-6/20)

まっさらへかえります。 何にもなくなってしまったように見えて、いや実際は、何にもないのです。 何にもなくて、すべてがあって、何にもありません。 まるで煙に巻くようなそんなことばが、「ほんとうはきっとそうなのだろうな」と感じられるころ。 そのことは、つまらなさではなくなっているようです。 無限の可能性、よろこび、たのしさ、そんな何かに満ちあふれているようなのです。 「何かを足がかりにして、これをこうして、これを実現しよう」そんな計算のうえに、組み立ててもよいのです。

|words|親愛なる かに座さん へ (5/20-6/20)

弱いと思ってきたこと、もろいと思ってきたこと。 あなたのなかのそうしたいろいろが、いつのまにか、あなたの「ちから」になっていたことに、気づくのかもしれません。 ふるいふるい森のように。 おおきなおおきな樹のように。 たくさんの出来事、たくさんの涙、たくさんの怒り、たくさんのことば、たくさんの笑顔。 ひとつひとつは回り道のように見えたとしても、ほんとうはちゃんと、その道をたどっていて、たどり着いてしまう。 繊細さゆえに、鋭く豊かなあなたのその直感は、繊細さゆえに、ど

|words|親愛なる しし座さん へ (5/20-6/20)

ハートのちくりとする箇所に、手をあててみます。 自分が傷ついたなんて、認めたくないのがあなたなのかもしれません。 けれど、傷ついたことを認めないことが強さだと、いまではもう、思っていないはずです。 誰もいない森の奥の、泉のそばで、動物がそっと休んで、傷を癒やし、泉の水でのどを潤すように。 しずかに休んでもよいのです。 そのしずけさに、やすらぎに、あなたが、あなたらしさが、損なわれることはありません。 すっかり「強がり」という荷を降ろし、しっかりやすらぐのなら。

|words|親愛なる おとめ座さん へ (5/20-6/20)

どこか違和感があるのなら、それをたどってみるとよいようです。 外側のあれこれに意識を向ける間に、ノイズのたくさんに、いつの間にかひっぱられてしまうようなのです。 ほんとうはどうでもよいことに寄っていたり、好きでないことを好きと言ったり、好きなことを好きと言わずにいたり。 ちいさなちいさな嘘のたくさんが、わたしたちを「わたしらしさ」からそらしてしまう。 ひとつひとつが些細だからといって、馬鹿にする必要はありません。 細部こそ、たいせつなのだから。 ちいさなひとつひと

|words|親愛なる てんびん座さん へ (5/20-6/20)

そんなふうにしばりつけなくても、大丈夫なようです。 安心して、信頼して、よいようです。 それ自体の流れがあるのだから。 小川に浮かべた小舟のように。 流れにまかせて運ばれることをよしとしないのなら、岸にくくりつけられたまま、小舟はどこへもゆきません。 そして、舟であることすら、いつか忘れ去られてしまう。 しばっていたロープを、そっとはずしてみる。 それ自体が流れてゆくのを、やがて見つけるはずです。思っていたよりもずっと速く、進んでゆくのかもしれません。 きっと

|words|親愛なる さそり座さん へ (5/20-6/20)

まかせてしまって、よいようです。 何に?それを「うちゅう」と呼びましょうか。 呼び方は何でもよいのです、本来それに、名前はないのだから。 どうにかこうにかやってきたこと。その体験にも醍醐味はあった。 そして「これ以上、どうしたものやら」となるのなら、いったんまかせてみるのもよいようです。 「ちいさなわたし」の視界には入りきらない、おおきなおおきな全体が、ひびきあって、めぐっている。 あなたが大局を見て対応しようとしているときに、ごく一部を見て意見をしてくるひとがい

|words|親愛なる いて座さん へ (5/20-6/20)

うれしい何かが、訪れるようです。 あなたに運ばれる、よろこび。うれしさ。 「受けとっていいの?」なんて、言わないこと。 あなたには、十分にその価値がある。いまではちゃんと、わかっているはずです。 見える世界で、見えない世界で、冒険の旅を続けるあなた、でもあるのです。 よろこびに腰を下ろしてしまっては、安堵してしまっては、旅が終わってしまう、そんなふうに感じるのでしょうか? そんなことはないから、安心して大丈夫。 その祝杯は、次の大冒険のはじまりです。 あなたの

|words|親愛なる やぎ座さん へ (5/20-6/20)

おおきな節目を迎えるのかも、しれません。 滞っていたこと、終わってしまったように見えていたこと。 息が絶えていたところに、息吹が吹き込まれる。 流れが途絶えていたところが、急に流れはじめる。 理由を見つけようと思えば、いろいろ見つかるのでしょう。 けれど、探さなくてもよいのかもしれません。「時が満ちた」とだけ知っていれば、きっとそれで十分。理由探しが、流れに水をささないように。 突然でも、意外でも、急な方向転換でも、「そんなこともあるんだね」と笑っていられるあなた

|words|親愛なる みずがめ座さん へ (5/20-6/20)

続けてきたことだからこそ、続けてゆくことだからこそ、見直してみる必要があるようです。 どこに違和感があるでしょう? 何が少し違ってしまっている? 外側に手を出して、かきまわさなくても、あなたがあなたの「最初の想い」を思い出すのなら、きっとちゃんとかえってゆくはずです。 続けてゆくうちに、いつの間にか違ってしまったこと。 なくしたくなかった想いを、そこに取り戻してゆく。 違ってしまったまま、頑張ろうとするよりも。 本来の道にかえるのなら、あなたの意欲もちゃんと取り

|words|親愛なる うお座さん へ (5/20-6/20)

決めつけていたことを、いったんほどいてみる。 ほろほろとほどけた先で、いままでやってくることのなかった視点に出会うのかもしれません。 そんなこともあるのかしら、そんなこともあるのかもしれない、そんなふうに見てゆくとき さらにさらにほどけて、ふわりひろがった空間が熱を帯びはじめるのを感じるはずです。 熱のあるところに、風は起こる。 風は、ことばを運びます。 あなたの声が、あなたのうちからやってくることも、誰かの声が、外からやってくることも。 ただただ、ほどくことだ

|words|親愛なる おひつじ座さん へ (3/20-4/18)

key word 「あなたの "ほんとう"」 あなたの「ほんとう」。 それが、あなたのもとを訪れようとしているように見えます。 見つけようとしなくてもよいのかもしれません。 あなたにとって違うこと、違っていたこと、いつの間にか違ってしまったことを、そっと外して、外して、外して。 いきなり何かをガラッと変える必要もないのです(けれど、もしそうしたければしてもよいのですよ)。 ただただ、そっと外して、外して、外して。 あなたのうちで、そっとしずかに、そうしてゆくとき

|words|親愛なる おうし座さん へ (3/20-4/18)

key word 「重荷をおろすと、めぐりだす何か」 あなたが、いつの間にか背負っていたこと。 いつか誰かに頼まれたことなのかもしれない。 もしくは、あなたが自然と背負うことをはじめたのかもしれない。 けれどもう、背負わなくてもよいようなのです。 そのときは、それが必要だった。あなたにとっても、誰かにとっても。 背負うことをやめ、からまりがほどけるのなら。 不自然な偏りや頑張りもまた、自然とほどかれてゆく。 ふうっと肩の荷を下ろすとき。 自然と湧き起こる「め