【素人考察】COMOLIのパンツに裾リブが多い理由。ムードを表現する上で外せない仕様?
コモリのパンツはその多くが裾リブ仕様になっています。
「なんで裾リブ!?」「裾リブじゃなければ買ってるのに…」と、これ本当に賛否分かれるところですよね。
ただ個人的にはコモリの雰囲気を表現する上でなくてはならない仕様だとも思っています。
今回はその理由や意外と裾リブありなんですよということをお伝えしていきます!
気の抜けた服好きな大人の日常着という提案
まずコモリのブランドについて僭越ながら個人的なイメージを書かせてください。
コモリは気の抜けた服好きな大人の日常着。
オシャレなんだけど「別に服装なんてそんなに気を使ってないよ」って雰囲気を醸し出せるブランドだと思っています。
その雰囲気を出せる要因として下記があるのかなと。
異様に上質な素材
黒を基調としたダークトーン
野暮ったいシルエット
コモリのアイテムはこの3つが混ざっている物が多いように思います。
順に追って説明すると…上質な素材に関しては言わずもがなですが例えばシルクを惜しみなく使い、さらにはシルクフリースやシルクフランネルなど聞いたことのないような素材の使い方をしています。
他にもカシミヤをふんだんに使ったアイテムがもの凄く多かったり。
そしてそこにブラックやダークネイビーのダークトーンを当てる。
ここまで見るとやたらとオシャレさ/カッコよさが強調されているように思えます。
高級素材+ダークトーンですのでね。
ただそこに野暮ったいシルエット、ダサさを追加して気の抜けた雰囲気を上手く混ぜているのかなと。
だからパンツに関しては裾リブを採用しているんだと個人的に思っています。
写真のように裾リブにすることでスポーティーであったり部屋着感だったり抜けた印象が一気に出てきますからね。
これがタック入りでセンタープレスが入って…だと気恥ずかしいし他のブランドでもそんなアイテムは大量にある。
コモリならではの気の抜けた服好きな大人の日常着というイメージに裾リブは外せないのではないかと思います。
もちろん他でも気の抜けた要素は出せると思いますが、裾リブは抜群に効いている気がしています。
※個人的なイメージなので違っていたらすみません。
コモリのムードをたっぷり楽しめるシルクネルドローストリングパンツ
…上記内容だけですと文章量的にも寂しいので僕が一番好きな裾リブのパンツ1本ご紹介です。
それがシルクネルドローストリングパンツになります。
このパンツはシルクのフランネル生地という聞いたことのない生地が使われています。
フランネルといえばコットン素材が使われることが一般的かと。
そこをシルクでやってしまうという超一癖あるパンツですね。
これが非常に独特の生地感になっていて他にはない雰囲気たっぷり。
高級感なのか・・・そうではないのか、、少し不思議な印象に思えます。
(誤解を恐れずに言うなら少し化繊っぽい印象もある)
もうこのシルクネルという生地だけで楽しいですし、ダークネイビーのカラーに裾リブ仕様になっているのがコモリのムードが全開ですごく大好きなパンツです。
決めすぎでもなく・・・程よく抜けた印象があり本当に他にはない独特な雰囲気になっています。
ただ残念なのがどうやら廃盤になってしまったようでして(汗)
ぜひ再販していただきたいなと思っています。
意外と便利な裾リブ?おすすめの穿き方
最後にこれも余談なのですが裾リブって意外と使いやすいんです。
というのもリブを内側に折り込んであげることで普通のワイドテーパードパンツのような表情になります。
裾リブなしのパンツと同様の印象…とまではいきませんが気にならない程度にはなるかなと思います。
またこうすることでもう一つメリットがあります。
それがクッションが付きづらくなるという点。
こちらの写真はデザイナー小森さん着用の一枚。
裾リブ折り込むことで裾が靴に被さるような状態になっています。
そのためクッションが付きづらくなるということですね。
これが結構便利でローカットはもちろんですがミドルカットやハイカット、どんな高さの靴にも対応できます。
「折り返した裾リブ落ちてこないの?」と思われるかもですがこれまで1回も落ちてきたことがありません。
(全力疾走したらさすがに落ちるかもですが汗)
おそらく落ちてしまう素材使いのパンツは基本的に裾リブにしていないのではないかと思われます。
僕自身最初は裾リブ!?と否定的だったのですが、買って穿いていくうちに裾リブがかなり気に入ってしまい裾リブじゃないと嫌になってしまいました。笑
おわりに
ということでコモリのパンツに裾リブが多い理由を考察してみました。
今シーズン(24SS)のパンツは裾リブ仕様が増えるとショップの方から聞きましたので個人的には楽しみです。
苦手意識がある方も一度内側に折り込む方法試してみてくださいね。
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