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『今日どうしますか?』に困っていませんか?

「今日どうしますか?」

に困っていませんか?


美容室で聞かれるこの質問、

まぁ、当たり前なのかもしれませんが、

一番答えにくい質問だと思いませんか?特に女性のお客様。


私個人的にも、聞いていることは多いのですが、

(即日反省)


『こんにちは、初めまして!担当しますERIKOです、よろしくお願いします。、、、今日どうしますか?』


これ、聞かない様にしてます、なるべく。


そんな、唐突に聞かなくても、、、。

どこから言っていいのかわからないのよ、お客様。


これは、昔、ネイルサロンにいった時に、自分が感じたこと。

私、ネイルに

すっごくこだわりがあるわけでもない、

けど何?って言われたら、わからない。

抽象的なものはあるけど、説明は出来ない。

そんな感じ。


「あ〜、引き出して欲しい〜」

なんて、思ったんですよね。



自分で経験すると、仕事に即日反映される。

「聞いちゃいかん。」

というか、

「聞きすぎちゃいかん。」


内科の先生ならわかりますよ、

目に見えない部分のことならわかりますよ。


聞かないと、わからないもん。


でも、ヘアは、

目に見えてるんですよ。


お客様任せにしちゃ、だめ。

決定をお客様に頼りすぎちゃダメ。


○○でいいですか〜?

○○㎝でいいですか〜?


いいですか〜〜〜〜〜〜〜????



いや、あなた、プロでしょ?

プロの意見、提案しよう?


それで美容師が良いなら、

美容師もAIロボットでいける時代が来るかもね。


意外とお客様って、

あの場に座ると、言えなくなったりするのよ。

なぜか。

『何となくこんな感じ』を握りしめて。



でも言葉が出てこない、

そんなこと日常茶飯事。


でも、美容師は聞くから、


『じゃぁ、、こんな感じで、このくらいで、、、、』

(あ〜もう良いや、無難にしてもらっとこ、、、

髪ってこんなもんだろ)


って、【なんとなく】髪を綺麗にして帰るだけ。


美容室難民発生警報発令。





引出そう、提案しよう、美容師。

美容師はお医者さんだとも思ってるんです。

診断師。


髪の伸び具合から、前回の美容室時期は分かるし、

パッと触って、悩みは想定出来るし、


来店した瞬間から、ヘアチェックは可能。

仕草や、言葉からパーソナリティーも予測するし、

まずは、こうしたほうがいいよねって、想像する。


そこから出てくるコトバの第一声は


「今日、どうしますか?」


じゃない気がするんですよね。


・こうゆう髪質ですね。

・前回この時期くらいですか?

・過去にコレしてますか?

・ココ、扱いにくいんじゃないですか?

だとすると、こうした方が良いと思いますけど、


「今日、どうしたいですか?」


かなって、思う今日この頃。



もちろん、日本のお客様は

「こうしたい」を明確に持っている方もいる。

結構、多い。

そんな方には、強く言ったりはしないし、

理想を叶えるためにはどうしたら良いか?

を提案、もしくはお客様の意見に賛成する。


100%、診断師提案型ではないけど、


これまで日米で色んな美容師さんに出会って、

バランスの取れたカウンセリングをしている人には

信者的お客様が多いなって思ってる。


明確な提案と施術が出来て、

お客様も、そこに安心感があるから、

他に探したく無くなるんですよ。


結局、聞いてばかりの美容師は、

お客様にとって、ただの髪メンテナンス機。


機械になってる。


私は、心まで感じ取れる

人間美容師でいたいなと

思ったりする今日この頃です。

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