見出し画像

超一流の仕事を感じる

先日、宮崎へ尾崎牛の牧場と子牛セリ見学で出張に行きました。
今や神戸牛や松坂牛と並び世界的なブランドになっている日本随一の和牛「尾崎牛」の牧場見学の機会をいただけたことに、一飲食店経営者として至上の喜びと感謝を感じます。

「自分が毎日食べられる牛肉を作る。
次に家族、社員、そして友人。
最後に消費者の方々に食べてもらう」

シンプルである意味で最も消費者ファーストなミッションを貫く”尾崎牛”で世界制覇を目指す企業を、宮崎の山奥で目の当たりにしました。

朝は牛舎の徹底した清掃から始まります。
飼料配合研究では肉質から逆算し経験と共に緻密に汲み上げる仮説検証、グラム単位の量調整やごはん時間の調整アプローチは、さながら国内大手メーカー。
100頭からはじまった牧場を1台で1000頭以上へ拡大する中で、固定概念に囚われない徹底的なリスク管理と勝負の勘所を抑えた積極投資が綺麗にバランスしている様は、まるでメガベンチャー。

夜の席では、文字通りの血のにじむ努力と壮絶で浮き沈みがあった人生経験を尾崎代表直々にお教えいただきました。

牛との対話の中で最高品質が生まれることを忘れず、他で食べられない幻の牛を作り上げる和牛会の革命児、異端児、カリスマとも評される方のお話はウィットに富みながらも生々しく高揚させられ、映画を1本観たかのような気分になりました。

あらゆる産業で日本が後退していく一方で世界でのプレゼンスが日に日に増している”WAGYU”。その中でもトップトップの商材が生み出される現場を目の当たりにして誇り、喜びと興奮を感じ続けた2日間でした。

人を感動させられるような突き抜けた価値を提供して仕事を面白くさせる方向へチームを先導したいと私自身も強く思いました。

記憶がこぼれ落ちないようにチームへ還元していくため、早速今日から社内資料化のプロジェクトを動かしていきます。


この記事が参加している募集

仕事について話そう

仕事のコツ

with 日本経済新聞

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?