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ただ今日なすべきことを熱心になせ

人生に意味はない。
死ぬまでの暇つぶしである。

お世話になっている社長と飲んでいる時にしっくりきた言葉です。

役職柄、ビジョンや未来のTOBEや事業計画を提示するが、自身に対して10年後どうなっていたいなど緻密な計画を立てたことがないです。

なぜなら、計画を立てることに大きな意味を感じたことがないからです。

目まぐるしい速度であらゆることが変化する現代において、外的変数で明日、1週間後、1か月後、1年後、10年後の未来はいくらでも変わっていく。
それらを予測することなど不可能に近く、私にとってはせいぜい3年後の事業目標を掲げるだけで精一杯です。

やりたいこと、達成したい目標に向けて今日ベストを尽くして可能な限り前進する。状況に合わせて軌道修正しながらやりたいことをやってくのが現代の最適解なのかと。

目標に最短でどうやったらたどり着けるかをその時の最高速度で試行錯誤できる集団を創り上げるのがGOALだと思ってます。

禅の言葉で【前後際断(ぜんごさいだん)】という言葉があります。
私は仏教徒ではありませんが、学生の時には写経として1年間毎日書いていたくらいで、今でも私の信条としています。

過去を追うな。
未来を願うな。
過去はすでに捨てられた。
未来はまだやって来ない。
だから現在のことがらを、
現在においてよく観察し、
揺らぐことなくどうずることなく、
よく見きわめて実践すべし。
ただ今日なすべきことを熱心になせ。
誰か明日の死のあることを知らん。

釈迦【前後際断(ぜんごさいだん)】

「ただ今日なすべきことを熱心になせ。」

変化が早く変数が多い未来を不安に思う現代において、シンプルですがとても重要な言葉のように思います。

これはキャリア形成にも通ずる話だと思ってまして、主語がでかくなりますがたいていの場合に今任されているポジションに最善を尽くすことが結局キャリアアップする上でもベストだなと思ってます。中途半端に副業へ自分のリソースを割いて30代に大きく伸びて金銭的に成功している人の例を個人的にはあまり知りません。

私としては、理想を掲げつつ、地に足を付けることを忘れずに事業をやっていきたいと思っています。
(リスクヘッジはリスクヘッジでやってくので、誤解なきよう)


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