すぎ氏

都内でバル2店舗と飲食店経営コンサルティング事業をやってます。 社内に向けた発信なので…

すぎ氏

都内でバル2店舗と飲食店経営コンサルティング事業をやってます。 社内に向けた発信なので、ひっそりやる予定です。 だけど、いいねやコメントは励みになるので出来ればお願いします。 毎週月曜日11時投稿

最近の記事

隣の事業部からチームが得られる効能

弊社はWEB広告コンサルティングとレストラン事業を経営しております。 「店舗経営×WEB広告・IT」の相互シナジーを期待できる経営母体です。 しかし、私は技術的な補完関係だけでない効能があると考えます。 それは 組織の経験値の溜まり方が2倍速い 点です。 人生2周目の人間またはシリアルアントレプレナーを抱える会社でもなければ、組織が拡大していく過程で質の異なる得体のしれないと感じる数十の問題にチームが向き合うことになります。 対峙した課題が多いほど、事業が停滞しにくく

    • 我々のビジョン

      私たちが扱わせていただく食材は間違いなく美味い。 そこに疑いはない。 あとは、消費者の口に届くラストワンマイルにいる我々に全てがかかっている。 我々次第で消費者の食材の評価が大きく変わる。 最高の食材だから、どの食材も最低限の調味料とシンプルな調理法でとんでもない威力が出てしまう。 そういう形でも勿論楽しんでいただきたいのだが、それだけであれば我々レストランの介在価値はない。 今日、人件費高騰の傍ら配膳ロボが登場するなど飲食シーンでも経営コストをあらゆる方法で下げられ

      • 超一流の仕事を感じる

        先日、宮崎へ尾崎牛の牧場と子牛セリ見学で出張に行きました。 今や神戸牛や松坂牛と並び世界的なブランドになっている日本随一の和牛「尾崎牛」の牧場見学の機会をいただけたことに、一飲食店経営者として至上の喜びと感謝を感じます。 「自分が毎日食べられる牛肉を作る。 次に家族、社員、そして友人。 最後に消費者の方々に食べてもらう」 シンプルである意味で最も消費者ファーストなミッションを貫く”尾崎牛”で世界制覇を目指す企業を、宮崎の山奥で目の当たりにしました。 朝は牛舎の徹底した清

        • ビジネス筋力=スピード、運用保守、質問攻め

          ルール・決め事の運用保守はスピードと共に非常に重要と考えます。 天才的な発案やルール自体に注目や賞賛が集まりがちですが、結局敷かれたルールをやりきる、追い切ることが出来なければ全く意味がない。 例えばそれが「トイレ掃除の際に便器の裏までしっかり拭き上げる」という追加ルールでも毎日やり上げる。抜けてたらチェック機能が働き自浄作用が働いて漏れない、または無駄だと思うならチーム会議にかけて止める、という ルールを放置をせず判断を素早く完遂できるチームがビジネス上価値が高いと考えま

        隣の事業部からチームが得られる効能

          「静かに退職する若者たち」を読んで

          先日、Xでふと見かけて気になっていた本を読む機会がありました。 タイトルは「静かに退職する若者たち」 「関係が上手くいっていると思っていた若手社員から、ある日突然退職代行で退職届を出してきた」 という現象に代表されるような 現代の職場における世代間コミュニケーション問題 について研究データに基づいての仮説や提言、解説をした本です。 著者は、バブル世代からZ世代まで、多様な世代が一つの職場で働く現状を踏まえ、若手社員の退職を防ぎたい人事部職員やマネージャーに向けて、理解

          「静かに退職する若者たち」を読んで

          夢のあと

          今日は少し仕事の話から離れ、個人的な話になります。 先月2月に2週間ほど休暇をいただきヨーロッパを周りました。 会社は昨年満5年を迎え、黎明期からひたすら皆さんと走り続けてきた結果、今年から次のステップへの挑戦権を得たという感覚を持ってます。 このタイミングを一つの節目と考えて、小休止をもらいました。 かねてから大の海外サッカーのファンである私は、ヨーロッパでサッカー観戦旅行をすることが夢であり、妻もサッカーファンに育て上げることにより今回の念願が叶いました。 お付き合い

          夢のあと

          事業スピードの加速装置

          それは報連相。 自戒を込めて書きたいが、とかく甘く見積もられがちなこの項目が事業の根幹だと思っている。 チームの報連相のレベルが高いと事業スピード加速と早くて正確な意思決定ができる下地が作られる。 たった報連相、されど報連相。 この強度と正確性を追求するだけでも事業を次の次元へ押し上げることができる。 ・タイミング BEST:事前 BETTER:事中 NOT GOOD:事後 BAD:報告なし/聞かれてから答える ・報告フォーマット ①結論 ②状況説明(事実と主観を混ぜて

          事業スピードの加速装置

          競合との本質的な差別化

          商品/コンテンツの機能差が付きにくい現代において、競合との本質的な差別化はスピード文化だと考えます。 ビジネスにおいて最初から最後まで完全に目論見通りに行くことは稀であり、機動的に戦略を切り替えながら成功するまでやり抜くことが求められます。 スピードが速いと多くの試行回数を生み出し、 試行回数が質に変換されていき、 質が付加価値や機能差を生んで成功の確度を上げてくれる。 あらゆる業務に対して自分の最速を求めること。 目の前のお客様を喜ばせるために、 構築したスタイルを

          競合との本質的な差別化

          ミドルマネージャーが組織の軸

          またも「さかいさんの組織ネタか」と思われた方、その通りです。 組織の肝は、結局 現場で陣頭指揮を執るミドルマネージャーであり地上戦である という図のご紹介。 社長がダイレクトに打てる施策はとかく空中戦になりがちです。 勿論、そこはそこで整備・発展させるべく時間と資金を投資します。 しかし、結局は現場を指揮するミドルマネージャー(チームリーダー)を見てメンバーが動き、組織風土ができあがります。 地上戦の実行精度こそが地盤であることを再確認させられる図です。 私としては

          ミドルマネージャーが組織の軸

          結局は率先垂範

          DeNA子会社代表を務めたさかいさんという組織マネジメントで注目を浴びている方が、次のような発信をしていました。 ※文章中のMVVという単語は「MVV=ミッション・ビジョン・バリュー」の略です。 結局のところ、メンバーへの組織文化・スタンスの浸透は 接触範囲内にいるリーダーの行動に依存していて 日常業務の中の一挙手一投足の中で、「そうだよな。これだよな。」 と現象面で感じる方が、よっぽどリアルと結論づけています。 この作業を各層のタスク・業務責任範囲に分解すると、 次の通

          結局は率先垂範

          出会いと別れ

          春が近づくと出会いと別れが多くなるのは皆さんも知るところ。 出会いと別れ、会社では「入社」と「退社」だ。 ここの考えについて問われることが偶にあるので、私のスタンスをお伝えします。 出会い-入社-入社したあなたへは、この会社が自身にとっての良い転機になるよう 事業と共に全力で伴走してほしいと思っています。 ともに働けることにとてもワクワクしています! 会社を次のフェーズへと進めるために採用した人材であって、 100%あなたの力を欲しています。 困難を乗り越え、糧にして、変

          出会いと別れ

          目的地とガソリン

          企業が長期的な成功を収めるためには、 明確なビジョンとそれを実現するための利益が不可欠とよく言われます。 経営学の権威であるピーター・ドラッカーは、企業の究極の目的を「顧客を創造すること」と位置づけ、これを達成する手段としての利益の重要性を強調しました。  また、長期繁栄企業の共通項を見出した名著『ビジョナリーカンパニー』の中でも、最も重要なことは強固なビジョンと、そのビジョンを実現するための絶え間ない努力であることを示しています。 彼らによれば、企業活動を車と目的地に例

          目的地とガソリン

          ただ今日なすべきことを熱心になせ

          お世話になっている社長と飲んでいる時にしっくりきた言葉です。 役職柄、ビジョンや未来のTOBEや事業計画を提示するが、自身に対して10年後どうなっていたいなど緻密な計画を立てたことがないです。 なぜなら、計画を立てることに大きな意味を感じたことがないからです。 目まぐるしい速度であらゆることが変化する現代において、外的変数で明日、1週間後、1か月後、1年後、10年後の未来はいくらでも変わっていく。 それらを予測することなど不可能に近く、私にとってはせいぜい3年後の事業目

          ただ今日なすべきことを熱心になせ

          【独立志望者向け】創業から5年間の私のライフスタイル

          本記事ではタイトルの通りいくつかのテーマに分けて会社をやっている私のスタンスを書きたいと思います。 弊社でも少なからず独立志向を持った方や新規事業に興味のある人や今自分でビジネスをやっている人もいるかと思います。 その方々に向け、そして、今後新規事業など再度ゼロイチをやる機会に向け、思い出が美化されず忘れないうちに忘備録として書いてみたいと思う。 ★くれぐれも言いたいのは、メンバーの皆さんに私のような生活をしてほしいとは一切望んでいません。本記事は起業思考など特定の趣向を持

          【独立志望者向け】創業から5年間の私のライフスタイル

          最高の自己啓発、それは睡眠

          あらゆる自己啓発本を読んで実践したとしても、睡眠によるパフォーマンス向上に勝る能力アップは無いと考える。 というより、極論だが自己啓発であなたの人生は何も変わらない。 (実用書は別) 10代後半~20代前半にかけて年間50冊ほど読んできたが、私の中の結論はそうなる。自己啓発本の効用は、自己啓発本に意味がないということを知ることである。(趣味の範囲で楽しむことは何も否定しない。私もたまに読むので) インプットも重要だが、今日の実力の110%を出し切る日々を毎日続けることで実

          最高の自己啓発、それは睡眠

          海馬は外注する

          私は基本的に物事や伝達事項を頭で覚えることをしない。 記憶したいことなら Googleキープへメモ、予定ならGoogleカレンダーへ即追加、伝言ならその場でSlackかGmailで送付 とにかく頭で覚えることをしない。 何かを覚えていようとすることで、脳のリソースが思考でなく記憶に割かれるからだ。 忙殺される日々の中で新しい価値を生み出し続けることを求められる中、少しでも多くの思考量を確保するために外注できるものは徹底的に外注する。 「脳の外付けHDDを徹底的に使え

          海馬は外注する