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獲物の分け前。

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その日もしくは近日に買った本、CD、雑誌などの感想やそれから引っ張られたエピソード・トークなどを私流に語ります。
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記事一覧

獲物の分け前〜伊勢正三『Light Mellow Shozo Ise』

獲物の分け前〜伊勢正三『Light Mellow Shozo Ise』

 金澤寿和さん企画・監修・解説でお馴染みライトメロウ・シリーズの伊勢正三さん編です。
入院中に購入したのはCharさんと松原みきさんでしたが、これもその2枚と同様にポニーキャニオンからのアイテムで、タイム・セールだったこともあって、かなりお手頃な値段で入手することができました。
元々2023年再発盤でしたから、オリジナル盤よりお買い得になっていた上にタイム・セールですから、オリジナルからかなり割引

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獲物の分け前〜S•F•鈴木慶一 プロデュース 宇宙からの物体X 『Science Fiction』

獲物の分け前〜S•F•鈴木慶一 プロデュース 宇宙からの物体X 『Science Fiction』

 某通販サイトで鈴木慶一と検索をかけたら昨日までの『THE LOST SUZUKI TAPES』シリーズとこれがヒットして、まとめ買いを依頼したところかなり格安で入手することができました。
定価の半額とまではいかないにしても、それに近いくらいにはなりました。うーむ。

 このアルバム、初CD化だったのかな?
「天下一品」シリーズ盤(1993年発売の緑帯のやつですね)、を持っているので(勿論、今でも

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獲物の分け前〜鈴木慶一『THE LOST SUZUKI TAPES VOL.2』

獲物の分け前〜鈴木慶一『THE LOST SUZUKI TAPES VOL.2』

 昨日、記事にした鈴木慶一さんのデモや未発表スタジオ録音やライヴ音源をまとめたCD『THE LOST SUZUKI TAPES VOL.1』の続編であり、こちらは1980年代初めから1990年代のアルバム『SUZUKI白書』までかなり幅広い時期の録音が収録されています。
こうして鈴木慶一さんのソングライターとして改めて作品を振り返ると、プロデュースした作品の中で重要な楽曲を提供していたと強く感じる

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獲物の分け前〜鈴木慶一『THE LOST SUZUKI TAPES VOL.1』

獲物の分け前〜鈴木慶一『THE LOST SUZUKI TAPES VOL.1』

 最近、退院前にまとめ買いしたものが、早速届いたので、今回は聴きながら感想を書いているわけですよ。
オリジナル盤が出たのは1993年か。「ミュージック・マガジン」で発売記念ライヴ、日清パワーステーションでのライヴの写真が掲載されて、わしが最前列にいるのが写ってました。ちょっと恥ずかしい。
じゃ、その辺含めて行ってみよー。

・鈴木慶一『THE LOST SUZUKI TAPES VOL.1』(XQ

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獲物の分け前〜山川恵津子「編曲の美学 アレンジャー山川恵津子とアイドルソングの時代」

獲物の分け前〜山川恵津子「編曲の美学 アレンジャー山川恵津子とアイドルソングの時代」

 山川恵津子さんといえば、渡辺満里奈さんの『EVERGREEN』辺りから名前を意識するようになったんだったかな?
いや、岡本舞子さんの『ハートの扉』が先か。

 日本のロック、ポップスを色々と調べるようになってから、八神純子さんのバックバンド〜メルティング・ポットのメンバーとして雑誌「ミュージック・ステディ」新生号で紹介されたのを見たのはそれより前だったけど、意識はしてなかったからね、正直。

 

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獲物の分け前〜松原みき『Light Mellow Miki Matsubara』

獲物の分け前〜松原みき『Light Mellow Miki Matsubara』

 昨日に引き続き金澤寿和さん企画・監修・解説のLight Mellowシリーズの松原みきさんです。
松原さんについてはメチャクチャ憧れましたね。
デビュー曲の「真夜中のドア」がとにかく好きでしたし、ラジオの「MBSヤングタウン」水曜のレギュラー出演もよく聴いてました(大人の女性を感じたのです)し、グラビアに登場する松原さんにドキドキした私ですよ。
シティポップの文脈の中で松原さんのことが語られると

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獲物の分け前〜Char『Light Mellow Char』

獲物の分け前〜Char『Light Mellow Char』

 現在滞在している場所で注文〜購入したCDパート2です。今回はこういう機会がなければ買わなかったかもしれないLight Mellowシリーズの2枚です。
まず今日はCharさんからいきますか。
Charさんといえばロック御三家(原田真二さん、世良公則&ツイスト、Charさん)という時代の人間なんすよ、私。
ジョニー・ルイス&チャー〜ピンク・クラウド、江戸屋、BAHOとかは知識があって聴いたことがあ

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獲物の分け前〜「レコード・コレクターズ 2024年6月号」

獲物の分け前〜「レコード・コレクターズ 2024年6月号」

 手元に取り上げる材料がなくなって数日過ぎましたが、本日多少のCDや雑誌、書籍が到着しました。
個人的には好きな曲や本読んでるだけで結構幸せなんですが、ここを続けるためにも何か新しいものを必要としちゃったわけなんですよね。
まずは購入頻度が高い雑誌、「レコード・コレクターズ」の最新号からとしますね。
じゃ、行ってみよー。

・「レコード・コレクターズ 2024年6月号」(ミュージック・マガジン)

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獲物の分け前〜安部恭弘『FRAME OF MIND』

獲物の分け前〜安部恭弘『FRAME OF MIND』

 安部恭弘さんの紙ジャケット盤(ファーストからサードまで)をまとめ買いしたのは数ヶ月前でして、今回は某大手通販サイトで安く出ていたので、ついポチっとしてしまったというわけです。
なので、これは安部さんの4枚目にあたるアルバムの紙ジャケット化したものです。
細かいことはこれから書きますが、その前にまとめ買いした時の記事のリンク貼っておきますか。

 というわけで、じゃ、行ってみよー。

・安部恭弘『

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獲物の分け前〜オリジナル・ラヴ『フリー・ソウル・オリジナル・ラヴ』

獲物の分け前〜オリジナル・ラヴ『フリー・ソウル・オリジナル・ラヴ』

 昨日に引き続きフリー・ソウル・シリーズの1枚(2枚組だけどね)を購入しましたということで。
キリンジもですが、レーベル横断で選曲、音質よしの安心のフリー・ソウル・シリーズですね。
オリジナル・ラヴを初めて観たのは1988年の9月15日だったかな?場所は渋谷のクラブ・クアトロ。
イベント"TURN TO THE POP”の1回目。雑誌「IND‘S」によるとイベントの仮タイトルはポストXTCだったは

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獲物の分け前〜キリンジ『フリー・ソウル・キリンジ』

獲物の分け前〜キリンジ『フリー・ソウル・キリンジ』

 キリンジのベスト『Archives』を聴いていたら、あのベストに入っていない曲を聴きたくなったのでオーダーしてしまいました。
キリンジのキャリアの中でレーベルを横断した選曲であるのと、2枚組で31曲収録であるボリュームが決めてでしたね。かなりお買い得ですね。その辺含めて。
じゃ、行ってみよー。

・キリンジ『フリー・ソウル・キリンジ』(COCP-38435-6/コロムビア)

 キリンジ『Arc

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獲物の分け前〜中我生直佑「本の妖精 夫久山徳三郎 今日も書店に現れる」

獲物の分け前〜中我生直佑「本の妖精 夫久山徳三郎 今日も書店に現れる」

 まず本屋さんでレジの脇や新刊のチラシと一緒に置いてある薄い冊子を手に取ったことはありますか?
あれは新刊案内や著者インタビューなどが掲載されているPR誌なのですが、連載小説の中にはベストセラーになって映像化されたり、賞を獲ったりしたものもあるんですよー。
この「本の妖精 夫久山徳三郎 今日も書店に現れる」(長いタイトルなので、以下引用する時は「本の妖精」)は小学館から出ていた「きらら」という雑誌

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獲物の分け前〜玉袋筋太郎「美しく枯れる」

獲物の分け前〜玉袋筋太郎「美しく枯れる」

 環境が変わったので、まず最初に読むことにした本です。

上京時に買わなかったので、密林さまからの購入でした。
玉袋さんとわしはひとつ違いなので、このタイトルは響くなー。

・玉袋筋太郎「美しく枯れる」(KADOKAWA)

出だしの部分だけで泣きそうになってます。身体ともに余裕ができたら追記するか、別記事になるかはわかりませんが、触れたい本ですね。

 ではまたー。

獲物の分け前・4月上京編〜『トッドは真実のスーパースター』

獲物の分け前・4月上京編〜『トッドは真実のスーパースター』

 先週、上京した際に買ったCDや本について書くのはこれで一区切りになります。
新刊1冊、古本3冊、CDは中古2枚ですから、普段よりはかなり少なめな購入だったわけですね。
年度替わりを挟んでいるので、かなり期待していたんですが、ネット通販と同様に収穫少なめでした。残念。
じゃ、行ってみよー。

・『トッドは真実のスーパースター』(PCCA-01113/ポニーキャニオン)

 トッド・ラングレンの曲を

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