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継続するコツ

物事を続けるコツは、続けられるものを、辛くならない方法でやることだ。

やりたくないことを我慢することがえらい。
辛くても、歯を食いしばって続けることに意味がある。

そんな風に教えられて育ってきた。

だから、やりたくないことをすぐに投げ出す自分は意志が弱い人間だとコンプレックスに思っていた。

でも、今では自分のことを意志が弱い人間だとは思わない。
好きなことを毎日ずっと続けられているからだ。


どんなに小さなことでもいいから、毎日でもやりたい、やっても苦じゃないと思えることを見つける。
そしてハードルをものすごく下げる。

私は小説を書きたかった。
それで毎日仕事が終わった後に3時間PCに向かうぞと決めてやり始めた。
でも、仕事終わりでは頭も働かない。

集中力が続かないのを何とか解消できないか、方法を探した結果、ポモドーロタイマーに出会った。
25分集中→5分休憩を繰り返すという集中方法だ。

ポモドーロのおかげで集中力はキープしやすくなったが、仕事で疲れ切った日に3時間の時間が取れず、1ヶ月も続かなかった。

夜がだめなら、朝!と、早起きして3時間やることにしたが、それもダメだった。
元々夜型人間なのこともあり、「あとちょっと眠りたい」の誘惑に勝てず、撃沈。

なんて意志が弱い人間だろうと落ち込んだ。

でも、ふと思った。
ハードルが高すぎるから越えられないんじゃないか。

そこで朝、出勤前にパソコンを開いて25分間その前に座ること。
それを目標にしてみた。

寝不足の日も、疲れている時も25分であれば捻出できる。
25分間に慣れたら、次第に時間を増やした。

目標を上げるとプレッシャーになる。

だから時間を増やしても目標は変えなかった。
25分やれば目標達成。
目標をキープすることで、達成感は大きくなり、成功体験が積み重なって行った。

そして気づいたら、朝に3時間小説を書くことを、半年続けられるようになっていた。

物事が続かないのは、意志が弱いんじゃなくて、方法が間違っていただけだったのだ。
自分の能力が原因なのではなく、方法に問題があると気付けば自分を責めずに済む。

さて、今日も私はパソコンに向かっている。
小説に加えて、noteにエッセイを書く予定だ。
続けられるくらい楽しいと思えたら、続けられる方法で。

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