壁と経験が性格を変えた話
こんにちは!
人の根本的な思考の癖や性格って、30歳を超えるとまぁ変わらないよね。と思っていて、実際そうだと感じるのですが…
なんと、私は直近と数年前で、性格診断の結果が変わるという経験をしました。根本は変わっていないのでしょうが、少し価値観が変わったのかも?という事で、今日は「こういう経験が内面を変えたよ」という話をしてみます。
先に結論
「今の自分で超えられない壁が内面も変えてくれる」
それでは、本文いってみましょう!
具体的に何が変わったのか?
皆さん、このサイト見た事ないですか?
会社で診断するよう言われる事もあるし、周りがやっているので自分でやってみた方もいると思います。
いわゆる性格診断的なやつで、割とビジネスや組織文脈で使われるイメージです。
私は前職Guidableで、3年前位から全員必須 & 結果をSlack名に入れるというルールになりました。
そしてたまたま、4月に入社したMamaWellでも、入社時に受けるというルールでした。
で、3年前と今回で結果が変わったんですね。3年前と今回、それぞれは何回やっても結果は変わりませんでした。
具体的な結果は、3年前は「幹部」で、今は「主人公」です。
この16personalities診断は、結果が16個の性格タイプに分かれます。そしてそのタイプを、4文字のアルファベットで判別します。
アルファベットでは、ESTJ → ENFJに変わったので、2番目のSとTが変わった感じですね。性格タイプとアルファベットをざっくり解説すると
幹部はこんな感じ
秩序をめっちゃ大事にし、集団を団結させたりまとめるのが得意で、割と困難に立ち向かっていくタイプ。
私をよく知る人は、上記の説明を読んでも「あーはいはい笑」と納得感が高いかもしれないですね。
一方で「伝統的な価値観を擁護」という部分は「たしかに細かいし、そこ?て部分にこだわるよな」と思う方も多い気がする反面、結構そもそも論で伝統や保守的な意見を一刀両断する側面もあるので、場面による気がします。
続いて主人公
理想主義で、正しくあろうとしたり、世の中や周りの人に良い影響を与えたいと思っているタイプ。なんか惹きつけるような人が、このタイプには多いみたいですね。
理想主義とか、正しくあろうとする。みたいな部分は結構自分でも納得です。これはこれで、たしかにな感じもあります。
続いて、アルファベットの説明です。
1文字目:エネルギーが「E_外向型」か「I_内向型」か
2文字目:意識が「N_直感型」か「S_観察型」か
3文字目:気質が「F_感情型」か「T_思考型」か
4文字目:戦術が「計画型」か「探索型」か
直感と観察が少し分かりづらいですが、「直感型」は想像力や好奇心優位で、未来や隠された意味に焦点を当てます。「観察型」は実践的・実用的な事を重視し、今起こっている事・起こった事に焦点を当てます。
英語ですが解説はこちら↓
ちなみに日本語で「16personalities アルファベット解説」とか調べると、間違っているものが結構あるので、原文読むのがオススメです。
これを踏まえ、幹部と主人公のアルファベットは
幹部 :ESTJ → 外向・観察・思考・計画
主人公:ENFJ → 外向・直感・感情・計画
という感じです。
なので私の場合は、3年間で「観察型」が「直感型」に、「思考型」が「感情型」に変化したという事ですね。
今や過去より未来、実用より好奇心を、そして論理より感情を。という変化と捉えると分かりやすいかもしれません。
変化を引き起こした要因は?
前回と今回の変化を引き起こした要因を考えてみました。
ピンとくるものは大きく2つあって、「事業責任者としての経験」「息子が生まれ父になった」です。
まず父になった事は、「観察型」→「直感型」への変化に影響していそうです。昔はゴリゴリの実用主義者だったし、前職のメンバーなどは「FACTベースおじさん」位に思われていそう笑
実践・実用は今も重要視してるんじゃないの?と思われそうです。実際、そうだと思います。
ただ何を実践的・実用的と捉えるかは、今の環境や前提、更にはそれらをどう解釈するかによって変わってきます。こういう、そもそも論的な問いを、以前よりかなりするようになりました。
息子が生まれ「人生どうしたいんだっけ?」「どういう家族でありたいんだっけ?」という自問と妻との会話。この積み重ねが、正解の分からない未来に対する好奇心や、常に理想を掲げたり、理想自体について考える、みたいな思考へ変わってきたのだと思います。
ただ、未来は選べる/作れるという発想になったのはそもそも、事業責任者としての経験と、そこからくる自信が要因だと思います。
正解もなく、自分で決めて自分で責任を負わなければならない。現状の分析や限られた範囲での実用性だけを求めたところで、壁を突破できなかったんですね。
本当に沢山の情報をinputしたり、人から聞いたり、ツールやサービスを入れたり、業務委託やコンサル的なものも使ってきました。
こういった武装をすればするほど…結局「この会社の、この事業の正解」は自分たちで導き出すしかない。という現実を突きつけられます。そして正解に至る工程で、トップが腹を括って決める胆力と、それを正解にしていく馬力が求められます。
観察しているだけでは解決し得ない壁を毎日・毎時間突きつけられる。もがきの積み重ねが、観察型→直感型へ、つまり未来を見据え自ら決め、道を切り拓く。そういう変化を引き起こしたのでしょう。
思考型→感情型も同様に仕事の影響が大きいと思います。こちらはシンプルで、人数も増えメンバーも多種多様になり、直接把握できる範囲はどんどん狭まり…
人は感情の生き物で、理屈では動かない。という真理を、痛いほど経験してきたから(今もしてる笑)です。
このnoteでも分かるように、多分私は昔から「考える」という作業や、言語化したり具体化する事が好きです。もう呼吸のように染み付いてます。
そのうえで、頭では分かっていた「人は感情の生き物」という事実に真正面から向き合い続けなければ仕事にならない。気を抜くと組織が死ぬ。そんな環境で
常に意識的に「人の感情」に目を向けるようになってきました。
加えて、自分の感情を客観的に捉え、日々の生活や仕事のパフォーマンスを保ったり、子育てを通じた妻との関係において互いの感情が出やすくなったり。マネジメント文脈だけでなく、感性・感情・五感みたいなものは、以前よりも意識するようになってきたと思います。
そんなわけで
最初は16personalitiesの結果を見て「えー主人公!?嘘だー!もっかいやろ…えー!なんでー!?感情型ー!?はぁ!?」みたいな感じでした笑
ただ、こうして思い返して言語化してみると、自身の変化(≒成長)だと捉える事ができました。以前「幹部」だった頃に大事にしていた価値観や思考は、根底に引き継がれたうえで、より重要な価値観が付与された。そんな感覚です。
タイトルのように「性格が変わった」というと大げさかもしれませんが、環境や経験により価値観がアップデートされてきたのは、間違いなさそうです。
こういう診断ものっていろいろあると思います。信ぴょう性や妥当性云々よりも、「同じモノサシで定点観測し、内省のツールにする」という使い方は有用だな〜と、今回良い学びでした。
ぜひ皆さんも、定期的に自分の変化を言語化してみてください。
ではまた。
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?