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「つくばの展職の人」になるために

こんにちは!

以前、これじゃん!とピンときた当て字「展職」に後付けで意味を考えてみました。


本日はもう少し具体的に、「じゃその展職ってのを掲げて、お前はどう働くのよ」て部分を言語化してみようと思います。

そして学生〜新卒1年目頃の自分と、転職…というよりキャリアすらまともに考えた事なかった6年前位の自分に向けて、「展職という考えで、こう思考・行動すると良いよ」とアドバイスするつもりで書いてみます。



先に結論

「まずは、会う人・話す内容・語れるビジネスを同時に増やす」


それでは、本文いってみましょう!


肝は同時に・多方面に

「1ずつステップアップではなく、同時に縦にも横にも展げる事が重要」というのが、今のところの信条です。

とはいえ、私はめちゃくちゃ不器用 & 覚えが悪いタイプなので、何かのスキルや知識を身に付ける場合は、1つずつやらないとダメです。

例えば英会話、サッカー教室、書道、スイミングを同時にやろうと、全部同じ比率でスタートしてしまうと、中途半端になってしまいます。

なので、例えば「高校はサッカー部で1年からスタメンになる!」など目的意識や優先度が高いものを優先し、ある程度1つにコミットできるようにします。

ただ、私の展職観で重要なのは、サッカーコミットだけど、英会話・書道・スイミングには初歩クラスで加入はする、もしくは見学だけでも行く、あるいは通ってる友だちとつるむ。要は片足を突っ込む、という事をします。

過去の自分であれば、サッカーを充分にやってから英会話にコミット、他の雑音は捨てる。みたいな形が理想と考えたでしょうが…あらゆる分野の向上において、天井(ゴール)はありません。「ある程度までやったら」の線引きが難しいんですね。なので、ゆるく片足を突っ込んでおいて、サッカーが慣れてきたら次に優先度が高いものへ徐々にコミット度を上げていきます。

なぜこのような考え方をするかというと、「なるべく早くから少量でも積み立て始めた方が良い」という複利的な発想です。

複利というのは期間が長ければ長いほど効果が期待できます。私は、人間関係や入ってくる情報、所属するコミュニティには、複利的な効果があると思っていて。

ジョブズの話ではないですが、点を増やせば増やすほど後ほど線に繋がる可能性が増える。そして線が増えれば増えるほど、点→線になるスピード・頻度も上がっていく。

そのため、同時・多方面にこだわっています。


で、仕事とかキャリアにおいて、改めて何を「同時・多方面」に展げればいいか?ですが…


一番最初は会う人を変える

まずは、「会う人を変える(増やす)」です。

仕事において、得意不得意や求められるスキルアップは多種多様で、自分でコントロールできる範囲も様々です。

ただ、どんな働き方をしていても、「誰とどんな話をするか?」はある程度コントロールできます。(人としての尊厳を失うレベルの稼働量・自由度の低い職場を除いて…)

例えば社内において、今はあまりないかもですが…休憩にスマホゲームをする暇があったら喫煙所に行って、普段関わらない人達の会話に入る。いつも1人で弁当を食べてるなら、仕事で関わらない他部署の人達とランチに行く。

なので私は、飲みニュケーション推奨派です。というより、飲み会という機会が、一番手っ取り早く実務で絡まない人と突っ込んで話すチャンス。そして若いと奢ってもらえたりもするし、飲みを通じて人間関係がグッと深まるケースは多いので、単純にコスパがめちゃくちゃ良いです。

そして例えば「飲みに誘うと必ず来る奴」という認識が半径5mに広がると、いつも誘ってくれる上司や他部署の先輩が、他の人と飲む時に誘ってくれるようになる。それがどんどん広がっていく…

みたいなのは、仕事をするうえで複利効果が望める一例です。


なぜ会う人/コミュニティを増やすといいのか?自分の日常(仕事で言えば実務の範疇)から外れた人との会話を続けると、当たり前ですが、自分が触れる情報・話す内容が変わってきます。社内でこれをやるだけでも、組織や人の力関係・ビジネスの構造や社内の仕組みなど、自分の仕事の範囲の少し外側を、構造的に理解できるようになります。

そうなってくると、例えば今まで関わった事のない部署の方と飲んだ際に、初回での話の深さが変わってきます。相手も「理解が早い」「よく知ってる」となるので、どんどん話してくれます。

こんな事を続けていると、次第にニュースや普段取得する情報、興味の対象も変わってきたります。単純に知識が増えるうえ、構造化力と薄い周辺知識も強化されるので、理解力→ひいては自分が話せる領域・深さが展がっていく。

社外や、仕事関係ない文脈でも、どんどん同時にいろいろな人と会っていくと、上記のスピードや幅も伸びていくのは、想像できるかと思います。


「困ったらこの人に」が最初のレバレッジ

ただ、すんごく嫌な言い方をすると、これってただの顔が広い陽キャなだけでは?とも言えるかも…

知り合いが増えて飲み会大好きなだけで、それが自分のキャリアにプラスなのか?

仕事やキャリアに活かすうえで、大事なのはアウトプットです。

よりビジネス文脈で言えば「ざっくり語れるビジネスや領域がどれだけあり、紹介できる人がいるか?」

社内でのキャリアアップにおいては「どれだけ他部署や、その問題の解決方法を知ってる人や情報の置き場を知っているか?」

などが、指標になると思います。
要はまず、いろいろな人と「会話」ができるようになり、その質が「誰に聞いて良いか分からんけど、なんか知ってそう(何かしらヒントをくれそう)」と思われるレベルである事が重要です。

飲み会やランチに行きまくり、ただ頷いて話が右から左では、こうはなりません。

例えば、本部の物流担当に諸々申請する支店の事務さんが、実務のコミュニケーションはほぼ支店内の営業。というケース

営業にちょっと無理な頼み事をされたけど、これってそもそも本部の物流に聞けば良いのか、一回支店長に相談なのか、そもそも相談可能なレベルの話か分からない…ていうのを、自分で考え判断するのも、なんで私がやらなきゃいけないのか…ルーティンタスクで忙しいっつうの、、

という愚痴を聞いた時に、「たしかにどうすれば良いか分からないっすねー大変すね😞」で終わるのか

「あー本部の物流ってxxさんですよね?部下のyyさん一回飲んだ事ありますけど、めっちゃ現場目線で良い人なんで、僕から聞いてみましょうか?あ、ちなみにうちの会社って、物流部門が横の販促部門と密に連携してるらしくて、あそこは現場からの問い合わせ窓口あるんで、販促部門に一度相談すると良いかもです👍」

みたいな返しができると、「あ、なんか困ったら菅谷に一旦相談しよう」となります。


これが本質だと思っていまして。
社内でも、お客様でも、自分でビジネスされている方でも、「これって誰に聞けばいいんだ…そこ調べる所からめんどくせ!」て問題が山ほど発生します。

丁寧に調べたり、順番に聞いて解決できるだろうけど、そんな労力かけたくもないし…という事で溢れているんですね。

そんな時に「とりあえずラフに聞いてみよーっと」と思われる対象になっていると、

  • 説明したり相談に乗る事で、自分の知識が構造化される(点が戦になる)

  • また相談されるし、横に「菅谷に相談すると良いよ」と広がる(複利効果)

  • 繋げたり紹介した先も、仕事や見えていなかった問題を認知でき、ありがとう!てなる(自分の相談先/協力者が増える)

みたいな良い事があります。
そして今は、「誰かを紹介したり解決の方法を提示」という例でしたが、これが「私が解決しますね」になればなるほど、仕事のチャンスに繋がっていくというわけです。


まとめると、同時・多方面に、会う人やコミュニティ・触れる情報を展げ、それを誰かの「ちょっと困った」の手助けに繋げる形でアウトプットを繰り返す。

まずはこれを積み上げいく活動が、私が「展職」と呼ぶ事の本質な気がします。

徐々に「誰かを繋げる」「解決法のありかに繋げる」でなく、「私が解決する」にレベルアップしていく事で、展職の定義である【価値創出できる技能・領域を、同時多方向かつ複利的に展げる活動】に成っていくのだと思います。


つくばで展職を実現する

改めて言語化すると、やはり「複利」を得るために「同時・多方面」が、自分が一番重要と感じるポイントだと気付きました。

そしてこの考えが、「1社ずつ転職でなく、いろいろな仕事を同時に」みたいな『仕事を選ぶ』文脈だけではなく…社内でのキャリアアップから、日常のコミュニケーション・時間の使い方まで、より広い概念での「活動」という捉え方に、しっくりきています。


最後に、自分が「つくばの展職の人」になるためですが

つくばの事をもっとよく知って、つくばのスタートアップや地元中小企業の方々が、「なんか困ったら菅谷に聞いてみようかな」「とりあえず菅谷に相談してみたら?」となるよう、繋がりと答えられる事を展げていく。

それが目下の目標になりそうです。

思考整理がてら書くと、どうも文章が読みづらく長くなってしまいますね…もう少し、「誰かのための」記事も増やしていこうと思います〜

ではまた。

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