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起業家になるか参謀になるか

こんにちは!

皆さん、このPodcastご存知ですか?

今日はただただ、このPodcastめっちゃいいよ!みんな聴いて!という回です笑


先に結論

「二番経営、オススメです」


それでは、本文いってみましょう!

どういう番組?

「二番経営」なんとも興味をそそられるタイトルです。
オフィシャルの番組概要はこんな感じ

COOや副社長などの「組織のNo.2」。その仕事をテーマに、トップのビジョンの実現の仕方や、仕事の面白さ・大変さなど「No.2の悲喜こもごも」を語っていく番組。製造業に特化したコンサルティング企業、オーツー・パートナーズ取締役の勝見靖英と、幻冬舎「あたらしい経済」編集長の設楽悠介がメインパーソナリティを務める。毎週水曜日配信。

PR TIMES

以前、知人に紹介されたのか、SNSで紹介しているのを見たのか、その時はスルーしてしまっていたのですが…

話題の番組のためか、最近また何かで見つけ「ん?どっかで聞いたな」と思い、Podcastを聴いてみました。

何を隠そう、私自身セルフイメージも周りからよく言われるイメージも「参謀」がしっくりきていて、個人的にはドンピシャな番組です。


内容はタイトル通り、組織のNo.2についてあれこれ語っています。

たしか、初回か2回目で触れられていたNo.2に求められる要素として「冷静でロジカルな視点」「プロジェクトマネジメント能力」「社長に意見もしつつ組織の中で立たせる」みたいな話は、耳が痛くもあり自分のための番組だと思わせる説得力と面白さがありました笑


なぜオススメ?

世の中、起業家やトップが参考にすべき情報は山ほどありますが、そういう人達を横で支えるためのノウハウや心構えは、意外と多くない印象です。

なんとなく、目指すは起業や社長で、その手前のフェーズやらレベルやらがNo.2みたいな認識があると思います。(少なくとも私は、昔はそういうものだと思っていました)

ただ、実際にスタートアップで社長に近いところで事業責任を負う中で「これは完全に向き不向き/好き嫌いがあり、社長と参謀では競技が違うぞ…?」と感じていました。

本番組でもそれに近い事を主張しており、語り手のお2人は「むしろNo.2の方が自分は好きだし合ってるわ。No.2カッコよくね!?」位なスタンスです。

かつて自分は、社長や起業というものに、なんとなく憧れを持っていたように思いますが、今は明確に目指すものが違います。

自分が一番活かせて熱狂できるのは参謀であり、事業やビジョンへ熱量を持ったトップ/リーダーに伴走していく面白さと難しさを求めています。(参謀的な役割をサービス化し、結果的に法人化する可能性はありますが、あくまで手段です。あり方としては間違いなく参謀 is my Life!)

ということで前振りが長くなりましたが、サッカー選手か野球選手か位、起業家と参謀は違うよね。自分はどっち派?という見方も、個人的にはキャリアを考えるうえでアリなんじゃないかなーと思うわけです。

「自分はどちらのタイプか分からない」という人も
「まさにNo.2とか参謀を目指したい!」という人も
「参謀とどうコミュニケーションするべきか」という起業家も

各々の視点で楽しめる番組です。
No.2の理想や悩み、そこから見えるトップとの役割やタイプの違い、そして生々しいNo.2談義など…個人的には、創業社長以外の全ての役職者(サラリーマン社長含む)が意識すべき事が多く語られています。

ほぼ全てのビジネスマンにオススメしたい番組ですね。


個人的にグッときたポイント

まだ全部聴いていないのですが、特に4回目の放送がグッときて、既に3周くらい聴きました笑

「トップの意見が正直微妙…そんな時、どうする!?」
というタイトルがもう、刺激的です笑

内容は「微妙なトップを批判する」的な話ではなく、No.2の立ち回りや考えるべき事の本質を、たくさん語ってくれています。

いくつかポイントをピックアップしてみます。


「言語化できていないだけの可能性」

トップの意見が微妙に感じるのは、そもそもトップの真意を表現し切れておらず、言語化できていないだけの可能性があるよね。という話です。

ここは個人の意見ですが、特にNo.2はトップとの前提の違いに対し、常に自覚的である必要があります。

トップゆえに普段会っている人、会話する内容、触れる情報、妄想する事…etc そして常に未来について考えまくり、時間も足りなすぎる中でパッとアウトプットされた言葉。

どういう背景・意図での発言か?真意を掴み、翻訳して組織に落とすのがNo.2の役割です。

仮に真意が分かったうえでも、現状を鑑みると微妙なアイデアだった場合は、代替案を用意し丁寧にコミュニケーションする。それでも意見が変わらない場合は、「覚悟を決めて心中する」という話も面白かったです笑(でもNo.2の本質を突いている)


「オレは反対なんだけどさ…は絶対NG」

これは私もめちゃくちゃ意識していました(が、実現できていたかは微妙、、、)。

番組内でも、かなり強く「絶対ダメ」という話をしていました。
「実は反対」という個人的な意見を乗せて情報伝達した瞬間、絶対にそのプロジェクトや指示は上手くいかなくなります。受け手も気持ちが乗るわけないです。

これは副社長やCOOなど、いわゆる会社のNo.2に限らず、あらゆる階層やステークホルダーに“挟まれる”位置にいる人は、全員が意識すべき事だと思います。

本当に反対ならきちんと議論すべき。一度受けたらな、責任を持って全力で推し進め自信を持って下に伝えるべきです。

あえて、トップが言っている以上に「面白そうだよね!」「いけそうじゃない!?」とNo.2がガソリンを注入する事もオススメされていました。
なるほど、これは自分も意識しよう!と思えたポイントです。


「社長が背負っているものを想像する」

前述の話と被りますが、トップとどれだけ近い距離で想いを共有していようとも、背負っているものの重みや熱量をNo.2が完全に共有する事はできません。

特にベンチャー起業の創業者は、個人で10億円の借金を背負っているようなもの。言葉や意思決定の重みも違う。No.2は、つい最適解や組織の事を考え「工数」とか言い出してしまうが、重みの違うトップの意志や言葉を尊重すべき時もある。

みたいな話をしていて、めちゃくちゃ頷きました。
ここから先は番組の内容でなく、個人の意見になりますが…

良い悪いではなく、前提が違うし絶対に共感し切れない前提に立ち、だからこそ自分にしかできない意見や組織コミュニケーションをすべき。私がそう思えるようになったのは、本当にここ1年に満たない位です。

それまでは、トップと同じ考え・熱量・責任感で仕事をする事を目指していました。その姿勢自体は問題ないのですが、絶対になしえない前提に立つ事は重要です。

変に「トップを分かった気」になって、分かってくれるからトップからは気に入られ、組織に対しては虎の威を借る狐面し謎マウント、いざとなったらトップのせい(自分の意見じゃないもん)。
これは最悪のパターンですね。書いてるだけで気分悪くなります笑


トップとの前提の違いを意識し、かつトップの重みは理解し得ない前提で、参謀の自分にしかできない思考やアクションをする。これぞNo.2の醍醐味ではないでしょうか。


書いてたら、また聴きたくなってきました笑
そして、もはや全部書き起こししたくなってきました笑

トップの方含め、様々な視点から学び多い番組なので、ぜひ聴いてみて下さい!特に4回目の放送は皆さんの感想を聞いてみたいです〜

ではまた🔥

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