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【第三弾】FinTリーダー合宿インタビュー 新卒メンバー編

こんにちは、FinTをお手伝いしてるEast Ventures大柴です。三部作第三弾はインフルエンサー事業責任者の田中隼輔さん。通称「ぽいぽい」へのインタビューです。内定が決まっている中で受講した起業家養成講座での衝撃や、リーダー合宿での葛藤、課題、これからの意気込みなどをうかがいました。

第一弾(全体のレポート)はこちら
第二弾(中途メンバーの合宿後インタビュー)はこちら

田中 俊輔(タナカ シュンスケ)
1997年生まれ。早稲田大学商学部卒。
FinTに新卒で入社したのち、3ヶ月後にインフルエンサーマーケティング事業を立ち上げ。
その後も歌手のAIさんとのメディア『TAP』の立ち上げや、メディア事業部長を経験。
2022年からは新規獲得チームのリーダーとなり、大手企業の案件獲得やチームマネジメントに従事する。FinTでのあだ名は「ぽいぽい」。

運命を変えた「起業家養成講座」

ーー ぽいぽいはゆいちゃん(代表の大槻)と同じく早稲田出身だけど、在学中に接点ってあったんですか?
学年も違いますし、サークルなども違かったので、接点は無かったです。そんな中、自分が大学4年の秋に受講した起業家養成講座でゆいさんが登壇されていたのが最初の出会いです。

ーー そうなんですね。
4年秋だったので既に就職も決まっており、軽い気持ちで起業家養成講座の授業を受けたんです。でもそこで登壇されてたゆいさんに衝撃を受けました。それまで起業家というのはロジカルで戦略家のイメージだったんです。でもゆいさんは全く違くて、感情的に話し、仲間と一緒に楽しくやっていきたい!みたいなことを話してて。他の起業家の登壇者の方とのコントラストもあって、衝撃を受けました。それと同時に自分と起業家との共通点も感じました。

ーー 共通点?
自分は大学で「よさこいサークル」の代表をやっていました。年に一回の発表のために曲を作り、振りを作り、衣装を作る。それをメンバーみんなでやっていました。情熱を持って打ち込んでいたし、それが誇りだった。誇れることを持っているのが嬉しかった。周りからは異端扱いされたり、理解されないこともあったんです。でも自分たちが信じるものを、一人一人が自分らしく振る舞いながら、一つの形にする。それが僕たちの「よさこい」で、それって起業家にも通じるもがあるなと。

ーー なるほどー。
特にゆいさんの「楽しく」「みんなと」「感情的に」といったものにシンパシーを感じたんです。起業家はみんな超人みたいな人なんだろうなと思ってたんですが、ゆいさんは少し違った。実際に話したり、入社して一緒に働いて近くでゆいさんを見る機会も増えましたが、普通で超人ではない。しかし、親近感はありながら、自分のやりたい軸が定まっていて、何としても達成するんだという狂気のようなものも感じました。自分のなりたいこういう人だ!と思いました。

ーー それで内定もらってた会社を辞退して、FinTに入社されたわけですね。
はい。最初はインターンとして入社して、その後正式にジョインしました。大学時代、周囲にスタートアップ人材がいなかったので「スタートアップとは」のような情報は無かったのですが、なんとなく想像してたものよりもカオスでした。笑

ーー まぁ、そんなもんですよね。笑
でもカオスなのは問題なくて、その分いろんなチャレンジをさせてもらいました。「新しいことをしたい」と言っていたので入社後3ヶ月で新規事業の立ち上げもやらせてもらい、FinTの主軸となる事業を作ることができました。

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お互いの良さを活かしきれなかった

ーー リーダー合宿では3チームに分かれて新規事業アイデア創出のワークをやったけど、そのうちの一つのチームのリーダーっぽい感じでしたよね?
自分の中では少し葛藤があって。というのも、合宿前に今回のワークの内容を少し知ってたんですよ。内容を知っているのに自分が仕切るのは少し違うかなと思いまして。それで最初は少し引いていようと思ってたんです。

ーー とはいえ、結局仕切る役割というか、リーダーっぽい感じになってしまいましたね。
そうですね。チーム内で自然とそんな雰囲気になって。最初は少し引いてチームを客観的に見ていたんですけど、仕切るようになっていきました。内容を知っていたので、自分からグイグイ引っ張るというか、みんなの意見を引き出していこうと考えました。

ーー なるほど。みんなの意見や個性、強みを引き出すことはできましたか?
いや、全然できませんでしたね。中途半端なスタンスになってしまったなと反省しています。みんなの意見を引き出しきれなかったし、かといって引っ張っていくこともできなかった。引っ張るならガンガン引っ張るべきだったし、もしくは誰かを引き立てて、それを全力サポートしながらみんなの強みを引き出していく。どっちもできませんでした。

ーー 合宿前はある程度リーダーとして自信みたいのはあったのですか?
自分の考える「リーダー」は、未来を切り開いていける人だと思っていて、未来のあるべき姿を想像し、その姿から逆算して定量化し、それをアクションしていく。そういう人がリーダーだと思うし、自分もそういうタイプだと思っていたし、ある程度それができる人物だと考えていました。

ーー なるほど。
合宿中、瞬発的なひらめきや、実行力など、できた部分もあったし、集中力も切れずにやれたとは思うんですが、やはり上手くできなかったところが多かった。

まだ、弱みを弱みと考えたくない

ーー 今回の合宿では自分の課題(苦手)の発見も重要なテーマだったように思います。
改めて実感したのは、メンバーの意見を聞き出す、みんなの得意を活かしてあげる、一人一人に寄り添うといったところが自分には弱いなと感じました。みんなを巻き込んで上手く進めていくことができなかった。そもそもみんなの強みを知らないし、そこを聞き出して、引き出して、活かしていかないといけない。そのへんが自分は弱いなと思いましたね。

ーー そうかもしれませんね。
自分の弱みがわからなければ、周囲の人に頼れない。おりょう(他のチームでSNSマーケティング事業部長)が凄いなって思ったのは、ワークの冒頭に「自分はゼロイチのアイデアを出すのが苦手」ってチーム内に開示してたんです。あれを一番最初にできたのは凄いなと。自分の弱みをちゃんと認識してるのも、それを開示できるのも凄い。

ーー たしかに、そうですね。
でも、今の時点では弱みを弱みと考えたくない自分もいるんです笑。「弱みなので改善しようがない」と諦めてしまうのではなくて、弱みを認識した上でそれを克服していきたいんです。そうすれば弱みは改善されていく。弱みを一つずつ認識し、改善していけばそれが強みになる。まだ社会人2年目ですし、決めつけはせずに、自分の可能性は広げていきたいんです。

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合宿の様子

これからはチームとしてチャレンジしていく

ーー 自分の強み/弱み、リーダーとしてやるべきことなど、いろいろ考えることができた合宿だったのではないかと思います。これからリーダーとしてさらに成長していくにはどうしたらいいですか?
もっとチームで大きなチャレンジをしていかないといけないんだなと思いました。今までもチャレンジさせてもらってきましたが、もっと大きなチャレンジ。それはチームとしてのチャレンジです。今までは新規事業において、個人の努力の範囲で勝敗が付くチャレンジをしてきて、正直他者の必要性を心の底から感じてなかったと思います。2021年の後半からメディア事業部長に抜擢されて、すでにアセットのあるチームのリーダーを任されました。そこで、以前からメディアに取り組んでいたメンバーから、「私はぽいぽいさんに必要とされていないと思ってしまっている」と言われたことが苦い経験として心に強く残っています。今回の合宿では、その言葉を腹落ちさせることができたと考えています。

ーー なるほど。
これからはチームとしてのチャレンジをしていかないといけない。チームでもがいて、お互い支えあって、大きな成功をつかみたい。最初は上手くできないかもしれないけど、経験しながらいろんなことに気づいたり、腹落ちしたりしながら成長していきたいです。チームを勝たせられる人間になりたいです。

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