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地元愛強めの昭和生まれフリーランス。 化学屋さんから調査屋さんに転向して気付いたら20…

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地元愛強めの昭和生まれフリーランス。 化学屋さんから調査屋さんに転向して気付いたら20年近く生活者の行動と意識を探り続けていました。 人生回り道しすぎて常に迷子ですが、悪運だけは強い(らしい)。生きろ。

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【入社エントリ】アラフィフからのリスタート。Z世代の熱量の中で。

マーケティング・リサーチ、いわゆる生活者調査をメインの仕事にしてきた僕が、最近とある出会いの機会に恵まれ、成長真っ盛りのベンチャー企業にジョインすることになった。 その企業の名は「僕と私と株式会社」。 “Z世代の企画屋さん”として、Z世代に特化した企画・マーケティングに強みを持つ企画会社(に留まらない勢いさえ感じる組織)だ。 今回は、僕と私と株式会社(ぼくわた)に入社したての自分が、ぼくわたでの仕事、それを通じて感じたことなどを、「入社エントリ」として記録していこうと思う

    • Canvaを調査レポートに使いたい(が…)

      調査報告書をCanvaで書くことにチャレンジしているのだが、かなり難航している。 一般的な調査報告書、特に定量調査のレポートはグラフのオンパレードだ。クロス分析が基本だから円グラフを使うことは少ない。横帯グラフや棒グラフ、棒+折れ線グラフなどに加え、数表も多用する。当然数表は全対比で差がある部分をハッチングしなければならないし、それらの条件付き書式に対応するオフィスソフトはExcelが一般的だ。 多くの調査会社では、Excelで作ったグラフをパワポに貼り付けるのが通例だし

      • フルリモートリサーチャーとして。

        最初の会社で叩き込まれた調査の基本地方に住んでフルリモートで仕事をする。 コロナ禍を経て、今や珍しくなくなった働き方だ。以前も書いた通りで、リサーチ会社というのは基本的に東京に一極集中していることもあり、自分も東京以外でこの仕事ができるとは想像していなかった。 リサーチは現場を見ることから始まる。 紙アンケートを基本とするCLT(会場調査)や店頭・街頭調査、グループインタビュー、エスノグラフィーなど、オフラインの各種手法は、現場を見ることで初めて体感・実感できる情報が数多い

        • 調査を仕事にする者として

          マーケティング・リサーチ、いわゆる生活者調査を20年ほど仕事にしてきた上で、僕自身が常に頭の片隅に置いておきたいと思うことが2つある。 1.見る対象はデータではなく「人」 2.解釈するのも「人」 それぞれ考察してみようと思う。初めに言っておくが、考察の先にあるものはビジネスノウハウやTipsではなく、個人的な哲学だ。それはもしかすると、諦めや絶望に近いものかもしれない。 見る対象はデータではなくて「人」定量調査(アンケート調査)の一般的な思考法としては、データ集計など

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        【入社エントリ】アラフィフからのリスタート。Z世代の熱量の中で。

          リサーチャーに憧れて。

          マーケティングリサーチャーという職業にどんなイメージをお持ちだろうか? 華やかなマーケティングを陰から支える仕事人、緻密な性格で頭の固い人、データ分析職人、色々あるだろうがどれも当たらずとも遠からずだ。 いわゆるマーケティングリサーチを専業とする調査会社の数としては、マーケティング・リサーチ協会の正会員社が全国で110社(2024年5月1日現在)。そのほとんどが東京に一極集中している。事業会社でリサーチを仕事にしている人を除くと、極めてニッチな業界だ。 マーケティングの世

          リサーチャーに憧れて。

          「愛してる」を言わずに愛を語ること。

          言葉を扱う者として。 noteというプラットフォームに載せることで、どんなに使い古されたフレーズも、薄っぺらい表層的な言葉も、何となく「それっぽく」見えてしまうという現象が多々あり、言葉を紡いだ上で「磨きをかける」一連の作業を省略してしまう傾向が時として見受けられる。 もちろん言葉を練り上げ、焼成し、研磨し、ギラっと光るレベルにまで昇華する凄腕の作家さんやクリエイターさんもいるが、全員が全員そうじゃない。特にビジネス系・自己啓発系のアカウントに顕著だと思うのが、「奥行きの

          「愛してる」を言わずに愛を語ること。

          伝説のnote酒場《回顧録》

          note始めましたが初めましてではない理由 noteがここまで一般に普及し、様々な企業がnoteを使って情報発信をするようになるとは思っていなかった。既に当時のアカウントは残っていないが、実はnote古参組の僕である。 noteがまだ社名変更する前、株式会社ピースオブケイクだった頃、僕は自分の文章発信の場としてnoteを使い始めていた。高校時代に文芸部に所属していた僕は、あまり文章を書くことへのハードルが高くなかったこともあり、発表の場に飢えていたこともあり、新しいプラッ

          伝説のnote酒場《回顧録》

          自己紹介が苦手だ。

          出会いは自己紹介から始まる。自分が子どもだろうと、大人だろうと、自己紹介してください、と言われる機会は出会いの数だけあり、そこで何を印象付けるかが、その後の関係性構築に極めて重要な役割を果たす。 うん、知ってる。 どれだけ年月を重ね、そのような機会に何度となく立ち会ってきたとしても、改めて「自己紹介してください」と言われると、僕は途端に何を話していいかわからなくなってしまう。 自分語りが苦手なのは、過去にフォーカスしていないから。そう言えばカッコいいのかもしれないが、単

          自己紹介が苦手だ。