2022年ボカロ総振り返り①(楽曲編・上半期)
2022年どころかもう2023年も4月になってるだって?
君のような勘のいいガキは嫌いだよ
みなさんこんにちは、すあまです。
先日のボカコレも大盛況で幕を閉じ、2023年のボカロ界隈も非常に盛り上がってきた今、なぜ2022年の振り返りをするのか?
その理由は、昨年下半期から現在にかけて、「ボカコレアプリ」がニコニコ動画に投稿されたボカロ曲の再生数に大きな影響を及ぼしているからです。
僕は流行の指標として再生数にかなり重点を置いているので、ある程度落ち着くまで待っていたというわけです。
それ以外にも某曲のバズなど色々な事情がありますのでご了承ください。
今回は楽曲編・上半期!ということで、昨年1月〜6月に投稿されたヒット曲を紹介していきます。
また、昨年投稿でない曲も一部紹介しますので期待していてください!
それではいきましょう!
サラマンダー / DECO*27 初音ミク
2022年はDECO*27から始まった。
年始にめっぽう強いDECO*27の去年最大のヒット作です。
現在ニコニコ動画では100万再生、YouTubeでは1000万再生の大台を突破しており、強い人気が伺えます。
本作はゲーム「プロジェクトセカイ カラフルステージ」と「カップヌードル」のコラボ企画によって書き下ろされた一曲であり、初動から強い伸びを見せました。
また、プロセカのキャラである東雲彰人、東雲絵名歌唱バージョンも大きな話題を呼びました。
アイデンティティ / Kanaria 初音ミク×GUMI
こちらもサラマンダーと同じくプロセカ×カップヌードルタイアップに書き下ろされた一曲。
現在ニコニコ動画では300万再生を目前としており、2022年投稿曲では一位の再生数を誇っています。
例に漏れずプロセカのゲーム内キャラ、宵崎奏と初音ミクのデュエットバージョンも投稿されており、YouTubeでは1600万再生を超え非常に人気となっています。
プロセカがリリースされた頃にデビューしたKanaria氏が提供するレベルまで成長しているのはなんだか感慨深いものがあります…
パラサイト / DECO*27 初音ミク
サラマンダー投稿から1ヶ月後という驚異的なペースで投稿された本作、こちらもまたニコニコ100万再生&YouTube 1000万再生を突破しているヒット作です。
去年のDECO*27氏の凄さ、それは”安定感”にあると思います。
サラマンダー、パラサイト、ジレンマ、キメラと4作連続でニコニコ動画では投稿一年以内伝説入りを達成し、ヴァンパイア、乙女解剖級のヒットはないものの安定したヒットを生み出しています。
投稿頻度も凄まじく、去年1年間で8作も投稿しています。
これまでのヴァンパイア、アニマルなどの曲調からパラサイトでは妄想感傷代償連盟などに寄せた曲調でありながらヒットしており、層の厚さがわかるようなヒットでした。
魔法少女とチョコレゐト / ピノキオピー 初音ミク
同氏の代表曲である「腐れ外道とチョコレゐト」の続編的な立ち位置の曲として制作された本作。
過去作のリメイクはDECO*27氏の「モザイクロール(Reloaded)」やじん氏の「チルドレンレコード(Re:boot)」など多くありますが、続編としてここまでの大ヒットをするのはかなり珍しいのではないでしょうか。
「腐れ外道」のオマージュのような箇所は多くありながら、今のピノキオピー氏の作風に合わせて再構成されており、2022年でも随一のヒット作となりました。
ド屑 / なきそ 歌愛ユキ
稲葉曇氏の躍進から注目度が高まっている歌愛ユキ使用楽曲初の年内伝説入りを達成した本曲。
なきそ氏初の伝説入り作品でもあります。
この曲はTikTokなどでバズったことにより再生数を伸ばし、ミリオン到達まで数字を伸ばしていきました。
なきそ氏は先日投稿された「お呪い」もかなりヒットしており、今後の活躍が期待されるPでしょう。
ヒアソビ / かめりあ 初音ミク
プロセカNEXT初伝説入り作品はまさかの落選曲!?
音ゲー界では超高難易度コンポーザーとして知られ、ボカロPとしても活動していたかめりあ氏。
プロジェクトセカイの楽曲公募企画、「プロセカNEXT」へ満を辞して参戦した楽曲が、まさかの自身初伝説入りを達成しました。
この曲、プロセカNEXTに落選しているにもかかわらずとてつもない伸びを見せ、伝説入りまで果たしてしまいました。
エレクトロスウィングが特徴の曲であり、かめりあ節がガンガンなの聴いていない人は是非聴いてみてください。
余談ですが、プロセカNEXT応募曲で次に伝説入りしそうなのがまたもや落選した「んっあっあっ。」という…
落選曲が強すぎる。
ノマド / バルーン flower
またもや登場、プロセカのゲーム内ユニット「25時、ナイトコードで。」への提供曲である本作。
バルーン氏の知名度も相まって強い初動を見せ、52日と2022投稿曲の中では最速で伝説入りを達成しました。
一時期はボカロから離れていたバルーン氏ですが、「パメラ」からボカロ活動が活発になっており、今年に投稿された「花に風」もヒットし安定感がありますね。
最盛期ほどの勢いを取り戻せるのかも期待です。
まにまに / r-906 初音ミク
2021年以降のボカロシーンを語る上では外せないビッグイベントとなった
「The VOCALOID Collection」略して「ボカコレ」
昨年は春・秋の二回開催されているのですが、本作は春の開催で優勝し大ヒットを記録しました。
これまでのボカコレはミリオン所持の既に有名なPが優勝していましたが、r-906氏は初のミリオン未所持からの優勝を果たしました。
曲の構成は非常に挑戦的であり、二分間以上のインストパートが挟まるという曲の短縮化が進む昨今において稀に見る構成となっています。
曲のモチーフも弓道、百人一首という和のテイストを強く感じるものであり、知名度勝負になっている面があったボカコレを塗り替えたシーンの転換点である一曲だと感じます。
酔いどれ知らず / Kanaria GUMI
絶賛バズり中、今一番来てるボカロです。
YouTubeでは2000万再生を記録し2022年投稿曲一位、ニコニコでも200万再生を突破し現在2022投稿曲4位と、2022年の覇権候補である一曲です。
この曲、投稿後はそれなりにいい伸びをしていましたが年内ミリオンが怪しいくらいまで数字は落ち着いていました。
何度か浮上は繰り返していましたが、本格的に覇権ルートに乗り出したのはTikTokでバズりだしてから。
一月に入ってからニコニコ動画のデイリー再生は一万を超え、YouTubeでも人気のMVランキングにランクインするように。
ここまで伸びているのは、メガテラ・ゼロ氏の歌ってみたの影響が非常に大きいです。
ニコニコでは400万再生を目前とし、YouTubeでは驚異の4000万再生越えを記録。
歌ってみたの強さで言えば2022どころか近年でトップクラスの伸びです。
覇権争いをしている”ある一曲”とともにこれからどこまで伸びるか期待がかかります。
転生林檎 / ピノキオピー
こちらもTikTokで人気に火がついた楽曲。
初動はかなり高く、そこからある程度落ち着いていましたが八月ごろから事態は一転。
上記の通りTikTokでバズり、YouTube、ニコニコともに伸びが増加。
ニコニコ伝説入り、YouTube 1000万再生を記録しました。
ピノキオピーは2022年投稿の二曲が投稿から一年以内にダブルミリオンを達成し、この記録は歴代でもじん、ryo、ナユタン星人の三人しか達成していなかった記録です。
最大手の強さを象徴するような曲でした。
バグ / かいりきベア
n回目の登場、プロセカです。
本曲も「ノマド」と同じく25時、ナイトコードで。に提供された楽曲。
オリジナル、セカイバージョンともに凄まじい伸びを見せています。
オリジナルはニコニコで200万再生を超え一年以内300万再生も狙えるレベル、YouTubeでも1000万再生を超えています。
セカイバージョンは43日という速さでYouTube1000万再生を記録し、ニコニコではセカイバージョン初のミリオンを記録。
YouTubeでは現在2022年投稿曲一位の酔いどれ知らずも超えた再生数で、プロセカ公式の曲でも堂々の一位となっています。
ニコニコ動画ではかいりきベア氏久々のミリオンとなりました。
今回は、2022年上半期に投稿されたヒット曲について振り返っていきました。
次回は下半期編!!
それではまた次回お会いしましょう!
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