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2022年12月の記事一覧
中根すあまの脳みその174
私の2022年は、人知れず、激動の、怒涛の、1年間であった。
わざわざ人知れず、という言葉を使っているのは、人生において極めて重要な決断をしているにも関わらず、それを、大きな声で報告することはできないという、そういった局面に立たされることが多かったためである。
私という人間の基本的な性質として、これは最近自覚したことでもあるのだが、おしゃべりである、ということが挙げられる。自分の置かれている環境や
中根すあまの脳みその173
私の2022年は大きくわけて、台湾カステラ前と台湾カステラ後に分けられる。
私の2022年はという枕詞を使う時期になったのだということを、未だに受け入れられない私ではあるが、それを受け入れる作業も兼ねて、ここに綴っていけたらと思う。
いや、そこじゃないよ説明するのは、と自分でも思った。
台湾カステラ前と台湾カステラ後。
もしかして、今私が発明した言葉かも、その異常性に今気づく。
説明を急ぐ。
中根すあまの脳みその172
先日、ちゃんとした写真を撮影した。
ちゃんとした写真というのは、借りるのにお金がかかる場所で、その瞬間のためにそわそわと身だしなみを整えるなどの準備をし、スマホのカメラではないカメラで撮影したもののことを指すと、わたしはひっそりと定義づけている。
劇団を勝手に始めてから、この機会は増えた。何故かと言うと、私が増やしているからだ。仕事のない地下芸人に、ちゃんとした写真を撮影をする機会などほとんどな
中根すあまの脳みその170
電車に乗るとき。
ホームと電車の間の隙間に落ちてしまわないか不安になる。その空間は、いつだって、こちらが思っているより少し広いものだから、ふと、不安になる。
いや、まあ、いくら私でも、ひとりの人間として、そこへ落ちることはないのだけれど、死ぬまでに一度は、特別に不注意な日があって、この真っ暗な空間に、片足だけでも持っていかれてしまうのではないかと、真剣にそう思うのだ。
ホームと電車の間の隙間という