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中根すあまの脳みそ

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中根すあまが考えたことや、気づいたことを徒然なるままに記録していきます。毎週金曜日に更新。読んでやってください。
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2022年1月の記事一覧

中根すあまの脳みその129

夜中にお菓子を食べる。
それがどれだけ愚かで馬鹿げた行為だと分かっていても、なお、やめられないのは、今までの人生の中でそれ以上に身も心も投げ出し虜になるような経験をしたことがないからだろうか。
私の日常は脳みそが主体で、1をみて100を考えるシステムが24時間年中無休で作動する。しかし、夜中にお菓子を食べているときだけはそれが作動しない。ポテトチップスを1枚口に放り込めば、脳みそはたちまちシステム

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中根すあまの脳みその128

「イヤミス」が好きだと、いろいろなところで語ってきた。
「イヤミス」とはすなわち、後味の悪い、嫌な感じのするミステリ小説を指す言葉であり、近年よく耳に、目にするようになった言葉である。有名なイヤミスの書き手を挙げるとすれば、湊かなえ、真梨幸子、沼田まほかる(イヤミスの“三大女王”とも呼ばれている)といったところだろうか。鬱々とした文体、大胆な物語の展開、緻密なトリック、息をつく暇もなく襲い来るそれ

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中根すあまの脳みその127

不意打ち、それはどんなに攻撃力が低くても相手に絶大なダメージを与えることのできる、極めて効果的な戦法である。

女子たるもの、いや、人間たるもの、風呂上がりの保湿は極めて重要である。しかし、そこに時間も手間もお金もかけたくない私は、激安かつ大容量で名高い「ハトムギ化粧水」に、無印良品の霧吹きの先っちょ(正式名称が分からない)を取り付けた、機能性も経済性も備わった最強化粧水を大量に顔に吹きかけるとい

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中根すあまの脳みその126

『田舎のネズミと町のネズミ』という童話をご存知だろうか。これは、田舎に暮らすネズミと町に暮らすネズミが互いの住処に相手を招待し、そこで過ごしてみて始めて、自分の住処が最も居心地が良いと自覚するという物語である。幼い頃通っていた英語教室で、慣れない言語にやきもきしながら読んだ記憶があり、その思い出も含めて印象に残っている。
幼い頃の私はこの物語を読むと、決まって祖父母のことを思い出した。私の祖父母は

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