黄帝内経太素例言②

復於書中凡與霊素甲乙字異者仍倣新校正例於注後空一格用平按二字註明某字某書作某

復た書中に凡そ霊素甲乙と字異なる者は、仍わち新校正例に倣い注の後に一格を空け用平按の二字を用いて某字は某書には某(なにがし)に作ると註明す。

其原鈔経文缺字據霊素甲乙補入者亦於按下注明某處原缺幾字據某書補入

其の原鈔経文の缺(か)くる字、霊素甲乙に據(よ)り補入せる者も亦た平按すの下に、某所は原(もと)幾字を缺き某書に據(よ)り補入すと注明す。

其楊注缺字無可考補者即計字空格以存其真

其の楊注の缺字(けつじ)、考補すべき者無きは、即わち字を計(かぞ)え空格とし以って其の真を存ず。

其可據経文補入者仍於原缺處空格将據経文所補之字付註於平按下

其の経文に據り補入す可き者は仍わち原(もと)缺(か)くる處の空格に将経文に據り補す所の字を将(もっ)て平按ずの下に付註す。

間或参以臆説僭疑一二者仍於原缺處空格附臆説於平按下以備参稽而昭慎重。

間(かえ)或いは臆説を以って参(まじ)え一二を僭疑する者は仍わち原(もと)缺(か)くる處の空格に、平按ずの下に臆説を附け以って参稽に備え而して慎重を昭かにす。

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