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先生が小学5年生に伝えたドレスコード

息子の小学校にいらした
いわゆるベテランの女性の先生。

定年間際だと思われるその先生のやり方は
ベテランの良さとおばさん的(いや、おばあちゃん的?笑)な古さがミックスされ
子供たちだけでなく私たち保護者も多くの事を学ばせていただいた。

息子の小学校では5年生の生徒が
6年生の卒業式に在校生代表として出席することになっていた。

卒業式前日
帰宅した息子が
「明日フードの付いた服はアカンねんて〜。」

フードの付いた服はNG


それ以上の説明はなかったらしく
とにかくフードのない服を選んで息子は登校した。

フードの付いた服
いわゆるパーカーだったり
ここ最近で言うフーディー

パーカー、フーディーとは
寒さや雨を避ける目的で頭巾が付いた服のこと



その目的やシーンを考えると
卒業式というセレモニーの席に着て行ってはいけないアイテムであることは
大人ならわかる。

でも小学5年生
卒業式を経験したこともない11歳の子供たちに
在校生として送り出す側のドレスコードをどう伝えるのか。

普段は当たり前にパーカーやフードの付いた服
いや大半がスポーツウェアで登校している子供たち

卒業する6年生でさえ全員がスーツという訳でもない公立小学校の卒業式

在校生の5年生にその日のためだけに服を準備させる訳にもいかない
そんな中そのベテランの先生が使った表現が
「フードの付いていない服で来てください」

先生が伝えたかった最低限のドレスコードがそれだったんだな。

小学5年生に口頭で
シンプルに一つだけ伝えるドレスコードとしては
すごく的を得た上手な表現だったと思う。

ベテラン先生、さすがです。

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