死にベ高め

「私が死んでも代わりはいるもの」というセリフもあるように、死んだとて僕の代わりが務まる人間なんてごまんといるんですよ(僕はクローンではないですが)。

僕にはアイデンティティがないんですよね。有名人著名人でもない。特技があるわけでもない。秀でた才能があるわけでもない。ごく普通の、ありふれた平凡な人間。何に対しても「それが僕でなければならない」理由がひとつも見当たらない。自分の存在なんて本当にちっぽけだなあと感じて、心にぽっかりと穴が開いたような気持ちになります。

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僕は武器を持っていません。ひのきのぼうすら持っていません。素手です。そのくらい何も「ない」人間なんですよね。音楽ゲームに関してはそこそこ上手だったのかもしれませんが、さっぱりやらなくなってしまった今となってはどうでもいい話ですし、別にプロゲーマーレベルで上手かったわけでもなく、所詮お山の大将レベルでした。

加えて精神疾患を2つ持っている。こっちは例えるなら呪いの防具みたいなもんでしょうか。何の特色もないのに人間としては「訳アリ」物件。どうしようもないですね。「障害は個性」とかよく言いますけど、そんなのただの綺麗事です。こんなもんなけりゃないほうがいいに決まってるじゃないですか。個性もクソもないです。

持つべきものを持たず、余計なものばかり持っているこの状態のツラさ、やるせなさは、表現しようのないどんよりとした感情です。なぜ自分は健常者ではないのか、なぜ普通に生きていくことができないのか、考えれば考えるほど嫌気がさしてきます。

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1ヶ月くらい本気で何もしたくないです。仕事もしたくないし、誰にも会いたくない。ただ寝て起きるだけの生活。それをしたいです。以前休職した際、最初の1ヶ月はそうやって過ごしていたのですが、意外と体力が回復するんですよね。人と会うことにも体力を使うので、それすらしないことで極限の省エネモードに入るんだと思います。

ここのところ実は人間関係でもギクシャクしてしまっている節があり(詳細は伏せさせてください)、そのせいもあって貴重なプライベートの時間もなんだかモヤモヤとした気持ちになってしまうので、死にべ(死ぬモチベーション)がものすごく高いです。なので、1ヶ月くらい引きこもって一度リセット。母親の抗がん剤治療も終わりが近づいていることですし、最後の1ヶ月くらいは誰かに世話を任せてゆっくりさせてほしいというのが本音です…。

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と、この記事を書いている間にもどんどん死にベが高まってきました。毎回ODとか自殺について調べるんですが、結局全く実行に移せないあたり、なんだかんだ生にしがみついているんだなあと感じます。今後生きていてもあまりいいことはないように思えるんですがね。親より先に死んではまずいという気持ち半分、もうさっさと死んでしまいたい気持ち半分。

こんなめちゃくちゃな僕のことを見捨てず見守ってくれる人への感謝と、僕の感情の浮き沈みで振り回しまくっていることへの申し訳なさとが同居していて、今情緒がものすごく不安定です。今すぐにでも消えてしまいたいと思いながらも、そういった人たちへの恩返しだけは絶対にしたいという気持ち。本当におかしくなりそうです。いや、もうおかしくなっています。

とにかく今は誰も傷つけず、誰からも傷つけられないように人との関わりを断ちたい気持ちです。

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