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(うつ病・リワーク日記)休職体験への意味付けが大切だった

 2度目の休職中に書いています。リワーク通いです。

 私が通うリワークでは「認知行動療法(実践編)」という講座があります。基本にあるのは認知行動療法ですが、実際の場面や復職後のことを具体的に想定、または実体験に焦点を当てた内容です。
 その中で、印象に残った、大切にしたい話。


うつ病や休職が単なる挫折体験か

 初めて休職をした時、ずっと焦りと不安でいっぱいでした。そして、早く復帰しなきゃ、ばかり考えていた。体が動くようになることばかり優先していた。

 だから、生活リズムを整えて、しっかり寝て、しっかり運動して。こう考えるのはやめよう、こうしていこう。それだけで初めての復職を迎えました。

反省、改善をして復職した。当時の年齢、気力、体力、社会状況。大きく間違いだらけとは思ってないのですが、休職を"挫折体験"、つまり失敗と捉えていたと思います。

必ず変化は訪れる

 初めての復職準備の時は休職を挫折体験と捉え、次はそうならないように備える。責任の大きさやストレスに強くなるように、体力や考え方を準備しよう、そんな感覚でいました。

 どんなことでも、何か事象が発生すれば変化は必ず訪れます。その変化を受け入れる、という発想が抜けていました。厳密に言えば、上司や同僚に気を使われるかも、業務量の配慮があるかも、とか想定はしてました。実際、そうでしたし。

 だけど、それだけじゃなかった。想定以上に感謝した場面もあれば、そんな仕打ちあるのかと思った場面もあった。そんな時、つい "休職したから" という考えが頭に浮かびました。

 良く言えば、自分に程良く言い訳できる材料。悪く言えば休職した原因だって職場環境にあるのにという愚痴。
 いずれにせよ、休職という名の挫折経験者として物事を捉え続けていました。

休職体験への意味付けが大切だった

 2度目の休職を経験し、リワークに通った。人生の価値観に良い影響を与えてくれたと思えます。良い学びがあり、良い出会いがあった。
 この休職体験をあるがままに受け入れる、という気持ちになっています。

 勘違いして欲しくないのは、いわゆる "何でも前向きに捉えよう" とは違う、ということです。

 自分が大切にしたいことは何か。どうありたいのか。本当の感情は何か。仕事だけではなく、家族やお金、友人関係や趣味、社会活動などなど。単に復職準備だけでない経験ができたし、自分の視野の狭さに気がつける機会になりました。

 人生において、今の休職体験がどのような意味を持つのか。今回はそれが言えると思えるのです。少なくとも、挫折体験という認識は修正されていきました。
 どういう意味付けにしたかは書きません。ただ、この休職体験で、人生の軸(=Value)が見つけることができた、と感じています。

 セカンドキャリアを考えるには、ちょっとだけ早いお年頃。だけど、このタイミングで良かった。この意味付けに沿って少しずつ動き出せてる自分が気に入っています


 あとから読み返しているかもしれない私。
 意味付けは何なら変化したって良いのだと思いますよ。少なくとも、記事執筆時点での意味付けは気に入ってますよ。

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