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ほんと、遊びたい。今まで通り普通に。

2月28日に、3月いっぱいの学校閉鎖が決まって、
3月中は不安期間、解脱期間、前向き期間、休息期間などをぐわんぐわんしつつ過ごしてきた。

そして4月1日から、新学期準備で出勤している。
学校から、新型コロナウィルスによる感染拡大を防ぐための運用ルールを説明され、指導員全員でミーティングして今まで大事にしてきたこと全部取りやめて新しい運営方法を考えた。

私達の学童ポリシー
*こどもの意見を無視しない
*せんせいの意見をおしつけない
*ルールを新しく決めるときは全員話し合う
*無駄な業務を省いて、先生はなるべくこどもと遊ぶ

できる限り「自由」を尊重しようとしてきた運営方法が、得体のしれない感染症を広めないよう、感染者が出たときに速やかに対処できるよう、180度の転換を余儀なくされた。

感染しないために
*向かい合わせの机配置なし(同じ方向で一定の距離を保つ)
*学年ごとに教室をわける
*日没まで、なるべく外遊びを推奨する
感染者がいたときのために
*濃厚接触者の特定が可能なように、個人の居場所を予め決めておく
 ・机の固定 など

あらゆるパターンの想定と、それに伴う準備で5日間かけた。
学校は4月6日から通常どうりに再開することになったからだ。

ひとりひとりの名前シールを作っては貼り、
細かいルールを決めない代わりに、どういう言葉で指導をするか考え、
協力してくれないこどもや親に、どこまで許容しまたはしないか意見を出し合い、
良い案が浮かんだので学校に提案したり。
したが、聞き入れてもらえない。

協力してくれないのはむしろ学校だったりして…-_-

複雑な思いのまま、どうにか感染者が出ないように、感染者が出ても最小限で済むように準備をして土日を迎えたが、たった今、公立学校は再開の延期を決め、放送やニュースやMAILで周知された。

しかし、私の勤務先は私立なのだ。
このあと、周りに合わせて延期をするのか、それとも、確固たる決意で通常再開を決めてゆるがないものなのか、測りかねる。
日本語はずるいので、あとでいくらでも変更できるような都合の良い言葉が多い。それを多用してくるので、誠実さとはなにかと自問自答する毎日だ。

私は、学校に協力するし、こどもと親の気持ちに寄り添うことに決めた。

自分が校長だったらどうするかな?
自分が親だったらどうするかな?
こどもだったらどうするかな?

たくさん立場を変えて考えた結果、誰も間違ってないということは明確だった。

ひとりひとり考え方が違うから、リアルなビッグコミュニティである学校の判断に対して、「判断が遅い」とか全く思わなかったわけじゃないけどできる限りのことをしてくれていると思っている。

学校に協力したいし、保護者の思いも受け止めたいし、こどもの気持ちも大切。

本当は、学校の先生や保護者やこどもひとりひとり全員の話を聞きたいくらいだけど、ただの学童指導員にそんな場は来ない。永遠に来ない。本当に立場が低すぎて笑ってしまう。人手不足?あたりまえだろ。

そろそろ終わります。

冒頭に書いた気持ちが変わりません。

とにかく普通どおりにこどもとあそびたい。

以上。




あなたは神か。