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ネコと飼い主のつぶやき

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ネコと飼い主あるあるをつぶやきます。
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このオスネコは今まで飼った中で一番優しく、他のネコたちもみんなこの子が好きだった。生後三ヶ月でうちに来た時は、生後一ヶ月くらいの大きさしかなく、恐らく優しすぎてママのお乳を他の兄弟たちに取られていたのではないかと推測される。そう、優しくてアホなのである。

寝かた 其の六

ウチのネコたちは皆家族だが、血のつながっていない迷い猫を保護したことがある。その子は目が先天的に見えず、それまでどうやって生き延びてきたのか痩せてガリガリだったが、うちに来て山のようにでっかくなり、娘は枕にして昼寝していた。ネコ白血病で亡くなった時は何日も涙が止まらなかった。

「助けて〜!」 ん〜…助けてあげたいんだけど、私も届かん。

ネコはわざわざ人が「書いている書類の上」「読んでいる新聞の上」「弾いているピアノの鍵盤の上」に乗る。ピアノの場合は、途中でいきなり演奏を中断された気持ちを「ガーン!」という衝撃音で表現されているようで、面白い。

寝かた 其の五

寝かた 其の四

寝かた 其の三

寝かた 其の一

部屋の中を、目をつぶってシャッターを切っても必ずネコが写り込むくせに、すべてのネコを写そうと集めても撮れたためしはない。ネコを置いた瞬間から各自別行動が始まる。ネコの辞書に"待て"という文字はない。あ、いや、辞書がない。

ネコは「開ける子」と「入る子」にわかれる。①写真の上でポーズをとるネコは、引き出しを片っ端から開けて中をのぞき込む。②見ての通り写真の下のネコは開いた引き出しに片っ端から入る。我が家では①を賢いの「カシコ」、②を容易く捕まる「アホ」と呼ぶ。

母の厳しい眼差し:全員の母であるこのネコは極めて献身的に、賢く厳しく子育てをしてきた。養分を吸われ、体は痩せて小さい。何よりもこの厳しい眼差しである。一方子供達は全員アホみたいに大きくなり、アホみたいな顔をしている。

ネコは全くモノを落とすことなくモノが込み入ったところを歩くことができる。足元を見ずにバックもできる。驚きの能力である。わざと落とす時は別。そういう時は大抵前足でやる。また、パニック時には全部落とすという芸当もやってのける。

問題:この子は今どのような気持ちでしょう。 答え:リラックスしているし、甘えている。早く撫でてほしい表情なのである。決して怒ってはいない。