トロンボーンとホルン経験者がホルンの難しさを語ります!その②

今回はホルンの難しさの種類について記事を書いていきます!

前回は楽器の難しさの種類はいろいろありますが
・音を出すのが難しい
・指使いが難しい
・音楽的な表現を出す事が難しい
・音程をとるのが難しい

の4種類の難しさを例にあげました。今回はこの難しさの種類をホルンに当てはめて解説していこうと思います。

・音を出す難しさ

ホルン自体は音を鳴らす事自体はそれほど難しくありません。音を鳴らすという意味ではバイオリンやオーボエなどのほうがよっぽど難しいと思います。ハイトーンも鳴らすだけの条件ならトランペット奏者が吹けば難なく鳴らす事ができます。
「ホルンは音を鳴らすのが難しいからギネスに載っている」という事ではないと私は考えます。

・指使いの難しさ

指使いの難しさに関しても楽器という括りの中では難しくないと思います。金管楽器のバルブと同じ運指で一度覚えてしまえばどちらかというと簡単な分類に入ります(ピストン楽器にプラス B♭/F管の切り替えをたまにするくらい)木管楽器やギターのように「この箇所の指使いが難しい」という場面もほとんどありません。こちらもホルンの難しさの要素には含まれないと考えます。

・音楽的な表現を出す事が難しい

この項目はホルンの難しさに関わってきます。
「音を出すだけ」という意味ではピアノやドラムなどは極論を言えば赤ちゃんでも可能です。ピアノは鍵盤を押すと ドラムはスティックでスネアやタムを叩けば音がなります。でも音が 鳴らしやすい=簡単な楽器とはなりません。ピアノもドラムも演奏者のレベルによって表現方法が違いますし、上手い人とそうでない人の演奏は音楽をあまり聴かない人でもわかる事だと思います。上手い人とそうでない人の違いは強弱の表現であったり、リズム感など音楽的な要素を楽器をコントロールして表現できるかできないかの違いだと私は考えます。技術力を上げるのはもちろんのこと演奏者はこの表現力を鍛えるために日々鍛錬を積んでいます。

トロンボーンを経験した後にホルンを担当した際に一番感じたのは音楽的な表現を出す事が非常に難しい楽器だと感じました。
強弱のつけ方や音程の取り方 メロディーをうまく歌うための息づかいなど楽器のコントロールが圧倒的に難しいのです!

楽器のコントロールが難しい

 この要素がギネスに載っている理由の一つと私は考えます。

・音程をとるのが難しい

ハーモニーを受け持つ事が多いホルンですが正確な音程をとるのが非常に難しいです。(なぜこの楽器にハーモニーを受け持たせるのか?と問いかけたるなるレベルです)特に高音域になればなるほど難しくなり1st奏者は音程のとりにくい高音域のオンパレードで苦しめられます。
 音程がとりにいくというのは楽器のコントロールが難しいというところに繋がっていきます。

ホルンの難しさをまとめると

音を出す事は難しくないが音楽的な表現をするための楽器のコントロールが非常に難しいと私は考えます。

③ではこの難しさについて掘り下げて書いていきます。
それでは!


いただいたサポートは大学を卒業するまで自由に音楽活動をさせてくれた両親への親孝行(お風呂リフォームと旅行のプレゼント) これからの音楽活動資金等々大切につかわせていただきます!