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ストレッチや整体だけでは治せない!?猫背改善に必要なのは「脳の活性化」!

みなさんこんにちは!パーソナルトレーナーの吉田です。

前回は「正しい呼吸を身につけるには姿勢改善が不可欠」と題してお送りしてきました。

今回は「ストレッチや整体だけでは治せない!?猫背改善に必要なものとは」と題してお送りしていきたいと思います。

■前回のおさらい

・反り腰姿勢や猫背で背骨や肋骨の位置がズレると横隔膜が動きにくくなり、呼吸が浅くなる。

・その結果、「浅い呼吸を多く行う」荒い呼吸になり、呼吸過多(呼吸のし過ぎ)になり、脳や身体にスムーズな酸素供給ができなくなる

・現代人の猫背は「猫背+反り腰」のスウェイバック姿勢と呼ばれるタイプが多い

詳しくはぜひ、前回の記事もご参照ください↓

■ストレッチや整体だけでは猫背は治せない!?

 まず、大前提としてこんなタイトルをつけていますが、ストレッチや整体そのものが無意味だ!というわけではありません。

(忖度をしているわけではありませんよ(^^;))

 ただし、「猫背改善」や「姿勢改善」という観点で考えたとき、ストレッチや整体といった「徒手療法」と呼ばれる施術だけでは不十分であることは事実です。

 「施術前と後とで、こんなに姿勢が変わりました!」

というようなビフォー&アフター写真を街中でご覧になったことがある方は多いのではないかと思います。

よく見かけるビフォー&アフター。
しかし、数ヶ月後も良い姿勢をキープできている人はどれだけいらっしゃるでしょうか?

 しかし、1ヶ月、あるいは数ヶ月経った頃にそのきれいになった姿勢を保ち続けられている人はどのくらいいらっしゃるでしょうか・・・・?

●筋肉のバランスを整えるだけでは姿勢改善には不十分

 猫背や反り腰などを改善したい場合、まず考えていきたいのは、「姿勢を維持するメカニズム」です。

一般的に、「良い姿勢」を保つには体幹のインナーマッスルを鍛えると良い!と言われています。

あるいは猫背を改善する場合は、「硬くなっている胸の筋肉をストレッチして、弛んでいる菱形筋(りょうけいきん/肩甲骨の間にある菱形の筋肉)を鍛えましょう!」、

反り腰を改善する場合は、「硬くなっている腰の筋肉をストレッチして、弛んでいる腹筋を鍛えましょう!」

といった、「筋肉へのアプローチ」が中心に行われてきました。

こうした筋肉のバランスを整えること自体が無駄とか、間違い!というわけでは決してありません。しかし、それだけでは姿勢を改善するには不十分である、というのが実態です。



なぜか?それは「筋肉が硬い、弛んでいる」というのは、あくまで結果論に過ぎないからです。

●身体をコントロールしているのは「脳」

私たちの体は脳からの命令によって動いています。

右手を天井に向けて挙げる動作は、まず脳で

「右手を挙げる」

という「運動(動作)プログラム」が創られ、それが指令として運動神経という神経を介して筋肉に送られ、そして「右手を上に挙げる」という動作が行われるわけです。

「良い姿勢を保つ」というのも立派な運動の1つ。脳からの指令によって成り立っているわけです。

つまり、ストレッチや筋トレで筋肉のバランスを整えて、姿勢がきれいになったとしてもそれは一時的なもの。

大元の「筋肉に指令を出している脳」が正常な姿勢調節のプログラムを創れない状態になっていたら、意味がないわけです。このよう状態ではすぐにまた、猫背に戻ってしまいます。

 例えるなら、体が車で、脳が運転手みたいな関係です。

車が正常に動かないから、車体を修理したり、部品を交換したりしても、運転手の技量が低いままでは、スムーズな走行はできませんよね?

 姿勢改善についても全く同じで、筋肉をストレッチしたり、鍛えるのは確かに大事です。

しかし、運転手に相当する「脳」がうまく体を使いこなせないままでは、根本的な猫背改善、姿勢改善には繋がらないのです。

■猫背を改善するには「脳の活性化」が必要

 ここまでご紹介してきたように、猫背や反り腰を改善するには、ストレッチや整体、筋トレといった、「筋肉へのアプローチ」だけでは不十分で、筋肉に指令を送っている「脳」にも注目する必要があります。

 具体的には、「脳の活性化」が必要だというわけですね。

「脳の活性化」と聞くと、「記憶力」や「集中力」などを高めることをイメージされる方も多いかもしれません。

 それらと同じくらい、「体をうまく使いこなす」ことも脳の重要な機能であり、それこそが「姿勢の改善」に最も必要なポイントなのです。

■まとめ

 今回は「ストレッチや整体だけでは治せない!?猫背改善に必要なものとは」と題して、

・ストレッチや整体などの徒手療法や筋トレなどの「筋肉ヘのアプローチ」だけでは一時的に姿勢がきれいになっても長続きしないことが多い。

・姿勢を根本的に改善するには、筋肉に「姿勢の維持や体の動作などの運動プログラム」を創り、筋肉に指令を出している「脳」の活性化が必要。

というお話をしてきました。

 次回は「脳を活性化するには何が必要か」をテーマにお送りしていきます。

 最後まで読んでいただき、ありがとうございます。

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