STSテニスラボ

理系のこだわりでテニスを考えているSTSの匿名記事集。匿名だからこそ書けることもあるの…

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理系のこだわりでテニスを考えているSTSの匿名記事集。匿名だからこそ書けることもあるのです。

最近の記事

【技術】サーブにおける膝の曲げ方

サーブの時に膝を曲げるじゃないですか。その意味を考えてました。よく言われているのが、「力を溜める」だとか、「蹴り上げることで・・・」とか、「打点を上げるためにジャンプする」とか。でも私としてはちょっと違います。膝を曲げる理由は、身体を楽に傾けるためです。これに気づいてから、とても楽になったし、スピン量も増えました。 以前の記事で「サーブでは反らない」という事を書きました。その時は、胴体を反らすことの身体への負担を主に気にしていました。 この時に気づけばよかったんです。膝を

    • 【技術】よっこらしょサーブとトスアップの方向

      トスを上げたらたっぷりと後ろ足荷重になる方いませんか?僕の中では「よっこらしょサーブ」と呼んでます。打つ時にそういうリズムになるんですもの。でも実際、これになってる方って結構いますよね。特に大人になってからテニスを始めた方。なぜ、そういう風になってしまったのだろうと考えてみました。 トスアップを前から行うのがダメ これが最大の原因です。打ちたい方向を向いて、そちら側に左手を挙げるのは極めて自然な仕草ですから、意識的に何とかしないと前から上げることになります。 そして、前

      • 【道具】最近のラケットセッティング

        このところバッグに入れている4本のセッティングです。使ってる方の参考になれば良いな。どれも使いやすいです。 yonex percept 97d technifibre x-one biphase124(white) 45lbs. ボレーの安定感なら今のセッティングが良さげ。ハーフボレーがかなりやりやすい。スライスの飛び方が気持ち良い。 ポリツアーレブよりもよく飛ぶし、打球感が長持ちする。 レクシスコンフォートよりもキレのある飛び出し感。もったりしていない。 次に張るならポ

        • 【戦略】サーブアンドボレーのコース予想

          シングルスでサーブアンドボレーをする時、どこにどんなサーブを入れたらどこに返ってくるってのを書き出してます。レシーバーは右利きさんを想定しています。ワイド、ボディ、センターを狙ってます。もちろん、そうならないよと言うご意見もあるかとは思いますけど、とりあえずは描き出してみます。フラットサーブはあまり考えてないです。基本、センターにぶっ込んだら返ってくるのはセンター気味という程度です。 右利きさん横回転が効いているとこちらの右方向に飛んでくるのですが、相手も右利きの横回転には

        【技術】サーブにおける膝の曲げ方

          【雑談】セルフジャッジにおける意図的でないミスジャッジの原因

          試合に出ていると出会うイモラーさん。怪しいセルフジャッジをする方のことです。顔を見ていると、悪気無くミスジャッジをされているようにも思えます。演技が上手いだけなのかも知れませんが。 それでも相手にやられると腹が立ちます。とは言え、いちいち文句を言うのも損ですから、「仕方ない」と思い込むために原因を考えてみました。 確率的に仕方がない 元文献に辿り着けなかったので、孫引用になってしまうのですが、2009年3月22日の静岡新聞に『「2007年のウィンブルドンでのラインぎわのミ

          【雑談】セルフジャッジにおける意図的でないミスジャッジの原因

          【雑談】いただいたコメントへの対応

          以前の記事で「擦り傷した時には消毒せず、水洗いしてキズパワーパッドを貼っておけば良い」という内容を書きました。そこに頂いたコメントを紹介し、それに対しての感想を書いておこうかなと思っています。 医療関係者 普通に考えるなら、医師・看護師の範囲なんでしょうか。ですが、考えようによっては範囲が広いです。医師、看護師、病院の受付、製薬会社の営業、電子カルテのSEさんなんかも含めようと思えば、そうなるかも。 擦過した対象に雑菌 初期の消毒は意味あるとのことですが、流水による洗

          【雑談】いただいたコメントへの対応

          【怪我】TFCCっぽいなと思ったら

          当方、理系ですが、医療従事者ではありません。情報収集者です。情報をかき集めて、理屈が通ったこと、納得したことのみ採用しています。 手首の痛み2種 手首が痛いとなったら、小指側か親指側かでまず対処が変わります。テニスの怪我で親指側ならメジャーなのが「ドケルバン病」、小指側なら「TFCC損傷」が挙げられます。 ドケルバン病 ドケルバン病はいわゆる腱鞘炎です。親指を動かす腱が通っている筒(腱鞘)がダメージを受けた状態です。親指を握り込んだ状態で、手首を小指側に曲げた時(尺屈

          【怪我】TFCCっぽいなと思ったら

          【技術】ボレーについての誤解を解く

          定期的に書かないとボレーについての誤解が広まったままになりそうなので、今日も今日とて駄文をまとめております。ボレーの段取りに関しては過去記事に一度まとめましたが、もう少しトピックを選んで今回は書いています。ここで取り上げる誤解は次のとおりです。 ボレーでラケットは振らない インパクトの瞬間をしっかりと見る 前足を打ちたい方向に踏み込む その他にもラケットを立てるとか、膝を曲げるとか、スタンスを広げるとかあるんですけど、まあとりあえずこの三つについてコメントを少々。

          【技術】ボレーについての誤解を解く

          【怪我】後十字靭帯のこと

          先日、テニス仲間が試合会場で転んだとの話を聞いたんです。そこまではよくあることです。ところがLINEの文面に気になる表現があり、反応してしまいました。それが「次の日になって膝の裏が痛い」です。膝の裏ってのは脇の下と一緒で、関節内部にかなり近い場所にあります。そして、そこにあるものといえば、種々の靭帯や半月板のような軟組織なんです。 とりあえず整骨院に行こうとしていた本人には、私の素人判断は伝えずに整形外科でのMRI診断を勧めておきました。ただの打撲であることを祈っておきます。

          【怪我】後十字靭帯のこと

          【怪我】内側テニス肘(ゴルフ肘)について

          テニス肘と言えば、大抵の方がバックハンドで痛める外側のダメージを思い浮かべるかと思います。一方、内側に関して痛みを感じている方も少なからずおられます。ところが内側テニス肘に関する情報が意外と少ないのです。内側に関しては「ゴルフ肘」と名付けられていたりするため、テニス肘というキーワードでは引っかかってこないのです。そこで、私なりの体験談をまとめて情報共有しておこうかと思います。医療関係の方には反発される方もおられるかと思いますが、あくまで「私見」ということで流しておかれるのが吉

          【怪我】内側テニス肘(ゴルフ肘)について

          【身体】タウリンの効果

          タウリンについてWikipediaで調べてみました。 別名「アミノエチルスルホン酸」。常温では無色の結晶。水溶性。 植物にはわずかしか含まれていない。魚介類に豊富。基本的に動物の全身に分布している。 アミノ酸ではないが、アミノ酸の一つである「システイン」から生合成される。 身体の正常性を保つという、大雑把な働きがある。肝臓に対しての良い働きがある。老化抑制なんて言う夢のような効果があると言われたりもしている。 ヒトや鳥類は体内で合成できるから摂取しなくても良い。ネコ

          【身体】タウリンの効果

          【戦術】サーブアンドボレーのボレーコース

          ネットをうろうろしていて納得したから備忘録兼、共有。 「ファーストボレーをレシーバーの動いた方向と逆に打つ」 サーブをワイドに打ったら、レシーバーはそっちに動くのでオープンコートにボレーすれば良い。センターにサーブを打ったら、デュースサイド側へ押し込めば良い。 なんとなく、オープンコートに打てば良いと思っていたけれど、それだとセンターサーブの時にはっきりしなかった。レシーバーの重心がどちらに動いたかを見るのが大事ということになると、迷うシーンが無くなる。 もちろんボディ

          【戦術】サーブアンドボレーのボレーコース

          【物理】スイングウェイトを気にしない派

          スイングウェイト(SW)ってよく使っている数字ですけれど、実際のところ、どうやって求めてるのかと気になったので調べてみました。代表的なマシーンはgosenのgm01やgm31などが見つかりましたが、なかなか素人が見るようなサイトには販売の情報がないもんです。使い方としては、グリップをマシンに固定し、ラケットを水平にスイングすることで数値を得るものです。例えばプリンスさんですとウェブサイトにてマシンの写真を掲載しています。 プリンスさんはスイングウェイトを測って出荷しているよ

          【物理】スイングウェイトを気にしない派

          【技術】リターンダッシュの分類

          ネットプレーヤーに戻ろうかなと考えてる今日この頃です。先日のシングルス練習ではひたすらネットラッシュをしてました。リターン側の時もサーブが甘ければ、ガンガン出てました。ということで、本日はリターンダッシュの話題です。 さて、リターンダッシュする際は、どんなリターンをしていますか?私はシングルハンドなので、もっぱらスライスリターンでネットに出ていました。トップスピンリターンだと、身体が浮き上がりがちで、前に進めないんですよね。じゃあ、スライス以外でどんな出球があるんだろうと調

          【技術】リターンダッシュの分類

          【試合】次のシングルスではネットプレーをする

          元々、ネットプレーヤーの私。ちょっと戻ってみようかと思ってしまいました。次のシングルスではネットに出ることに主眼を置いてみます。そんな私の現状に向けてのメモ書きです。 全体 ひたすらネットに出る ラリー合戦には付き合わない コートを四分割して考える ストローク 基本はセンター トップスピンはとにかく振り抜く バックハンドトップスピンを使う バックハンドスライスは3球以上、連続して使わない リズムは「イチ、ニッ」 フォアで無駄に身体を捻らない 多少は回り

          【試合】次のシングルスではネットプレーをする

          【技術】憧れの手塚ゾーン

          ちょっと前のテニス漫画といえばテニスの王子様、通称テニプリなんですが、そこでは様々な必殺技が出てきます。大人な我々が憧れるのは「手塚ゾーン」。ほとんどその場から動かず、相手の球を捌く技です。なぜか相手の球が吸い寄せられるように集まってくるから動かなくて済むんですね。 と言うことで、考えてみました。 基本は横回転をこっそり使うところにあります。多くの人が一番使いやすい横回転はバックハンドスライスで外に逃げていくような回転だと思います。それを使ってみましょう。 上から見ると反時

          【技術】憧れの手塚ゾーン