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【コラム/本気で、老化の話をしよう】

救急外来を見渡したら
生命の危機はなさそうだけど
どう見ても、
具合が悪そうな人がゴロゴロいた。

心肺機能には問題がなければ
「生きている」とされる現代の医療を
揶揄するならば

「死んだように生きる」とはどういう状態かを
ありありと見せつけてくれる。

「死んだように生きたくない」と
強すぎるほど思うのは

私自身が
「死んだように生きていた」時期がまだ
そんなに遠い昔ではないから
「ここには絶対、戻りたくない」と
身体が拒否反応を起こすのだろう。

ここ数日、義理の母の調子が良くなく
昨日から入院することになった。

たった4年前
わたしは義理母に負けないくらい
身体の調子が悪かった。

わたしたちの共通点は沢山あり
・腰が悪い
・胃腸が弱い
・寒がり
・定期的に体調を崩して寝込む
・気が塞いで鬱々する

それが、
2020年から世界的に流行った感染症がキッカケでしばらく一人日本に滞在することになり

「この体調の悪さには、何か原因があるはずだ」
と思っていた私は
日本でしか試せない最新の健康法を片っ端から試していた。
その時のひとつが「骨格ボディメイク」だったのだ。

・パーソナルトレーナーをつけて体幹トレーニング
・キレーション点滴
・ビタミン点滴
・温熱療法

散々試して、どれも効果を全く感じられなくて
ほぼ諦めていた時に

どうせ効果はないだろうけど、と
半分投げやりでスタートした骨格のメンテナンスで

たった2ヶ月で腰の痛みは100→0.5になり、
鬱々していた頭の中が急に霧が晴れたみたいにクリアになった感覚を
わたしは一生忘れることがないと思う。

もちろん背骨のアライメントが整って
腰の不調が減ったことで今後に対する漠然とした不安が拭えたのもあったのだろうけど

それ以上に、頭部に内臓されている脳がちゃんと重力下に戻ってきたことが
急に頭の中をすっきりクリアにさせた要因だったと思う。

おじいちゃんやおばあちゃん、
家族や親戚の高齢者が
立ったり座ったりしているのが辛くなって
ベッドに横になっている時間が増えるのは

単に
筋力が足りなかったり
体力がないからではないって
どれくらいの人が知っているだろう?

その理由は
頭が重力線から逸脱することで
身体の背面や前面が緊張し
立ったり、座ったりしてる状態では
呼吸が苦しくなるから。
首肩腰も立ったり座ったりしてると常に痛い。

そういう状況になると、
横になった方が呼吸が楽だから
横になる時間が自然と増えていく。

宇宙空間などで
重力の影響を受けなくなると
骨が脆くなるのは有名な話だけど

実は骨だけでなく、脳も同じで
大脳が重力線上から逸脱すると
思考中枢に影響があると言われている。

横になっていると、
脳は重力線上から外れているから
横になる時間が長くなればなるほど
思考機能が低下する。

老化とは、こういうことなのだ。

私自身は、そういう自然の老化自体は
自然の摂理でもあるので
一丸に悪いこととは思っていない。

だけど、何より恐ろしいと思うのは
私と同年代の人たちが
頭が前に突っ込んでいて
肩こりやギックリ腰があっても
やり過ごすことが
普通に当たり前のことになっていることだ。

今はある程度の筋力と気力で
どうにかなっていても、
このまま放置したら
50代60代で

わたしが昨日、目にした
救急外来の人々のようになっていると
想像できるから恐ろしい。

私と義理の母の歳の差は30歳。
急に人生が変わったわたしと
あの頃の延長線上にいる彼女の
違いとは、何だったのだろう。

あの頃のわたしには
・「どうしても変えたい未来」があったし
・未知の怪しい世界でも、新しいことは知りたいという好奇心と
・背骨を触れる若さ
があったのだと思う。

要は
私たちは
①変えたい未来がある時に行動するべきだし
②自分の好奇心を損得感情や結果論で天秤にかけるべきではないし
③身体が動くうちに何でもやっておくべき

この3つが、私たち人生の後半戦を大きく変えると確信している。

身体のコンディションが今の延長線上か
それ以外か。

今、あなたが
変えたい未来があって
まだ身体が動くのであれば、

このメッセージが届いたら、嬉しいです。

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