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よかった作品 ~與の11月編~

翌月末週に食い込むことが恒例と化してきているnoteですがあと2ヶ月なので11月編も頑張りたいと思います。
11月の記憶、本当に何もない。
ににぎに会わせてくれ。


1:星宮とと「POPAID」

すげぇ光

先日紹介した「Tarinai」を歌っている星宮ととさん主催のライブで11/3に新木場の倉庫で開催されたライブ。前から星宮ととさんは知っていたけど曲をいくつか知っている程度で、ちゃんとハマったのは割と最近だったのでテンションが上がるか不安だったけどとても楽しかった。

14:30~20:00というかなり長めのスケジュールでライブ中は途中退室して休憩したりキッチンカーの食事をとることができる小規模な野外ライブのような感じで、途中退室して休憩している時の周囲の人間の何気ない会話と音漏れしてくる音楽が日常と非日常の境界のような不思議な感覚でとても良い時間を過ごせた。
拍手の音で次の楽曲を決めたり会場全体を照らすミラーボールなど、会場にいる人みんなを楽しませるぞ!という気概をたくさん感じることのできるライブでした。

あとグッズが全部めちゃくちゃ可愛くて、そういうの作りてぇ〜を一生言っていた気がする。

2:「レイアウト・デザインの教科書」

数年前に買ったので最近買ったわけではないけれど思い出したので紹介。

twitterで定期的にバズるデザイン本を実際に買ってみると、確かにわかりやすくはあるけれど書き方や参考例が違うだけでどれも整列、近接、反復、対比、視線誘導の話しかしてないんだよなぁと思ってたときに出会った本。
整列、近接、反復、対比、視線誘導の紹介は勿論のこと更にもう一段深い部分を紹介してくれている本で、文章も多く結構気に入っています。

参考例的なグラフィックがたくさん載っているわけではなく、文章も多いので初めて買う本がこれは少しお勧めしないかもだけど2,3冊目あたりにオススメです。
リンクは貼らないので気になった方は各自検索してみてください🚚

3:Folicca「脳裏のマキナ」

2年前くらいに聴いていた曲で久しぶりにオススメに出てきてまた個人的ブームが再熱している曲。

ピアノの疾走感と可不の張り詰めた高音が聴いていてめちゃくちゃ気持ちよい最高楽曲で、コロコロと変わるテンポの不安定さと人の歌声ではなくCevio AIだからこそできるピッタリと音を合わせてくる安定感が独特な世界観を生んでいてすごい好き。

曲も映像もイラストも全て一人で担当しているらしく、才能の塊すぎてすごい。

4:New Balance90/60

トテモ・カワイイ

気になっているNew Balanceのスニーカー
New BalanceのスニーカーはNIKEでいう「AIR MAX」だったりAdidasでいう「SAMBA」のような名称ではなく「男性用や女性用」「型番」「色や素材」で名前が決まっており実際には存在しない名前だけど例えば「M990G」だとメンズで990という型番の緑のような感じでシステマチックな名前の付け方になっていて、このスニーカーは「990」と「860」という二種類のモデルからインスピレーションを受けたモデルなので「90/60」というらしい。

アッパーのテクスチャが入り混じった有機的な印象と横から見たソールのレイヤー感や上から見た時ゴテゴテとしたシルエット、裏から見たソールの無機的な印象が90/60というキメラ的な名前にふさわしい王道だけど良い意味でどこか気持ち悪さを感じさせるようなデザインになっていてとても可愛い。

最近「ダッドスニーカー」というお父さんが履くような底が厚くボッテリとしたちょいダサであったり可愛げのあるシルエットのスニーカーが流行っていて、様々なブランドが新しいダッドスニーカーライクなモデルを出しているけれど普段スタイリッシュなモデルを出すブランドが出すダッドスニーカー的なモデルはどうにもちょいダサに振り切れていない「みんなが欲しいダッドスニーカーってこういうことでしょ?」感だったり「スタイリッシュモデル→ダッドスニーカー」の不可逆性から生じる違和感を感じて個人的にはなんとなく刺さっていなかったけれどnew balanceはもともとお父さんが履くような少し重めのモデルが多かったこともあり、90/60は「ダッドスニーカー→スタイリッシュモデル」の過渡モデルのような印象のスッと飲み込めるデザインでめちゃ気になっています。

普段イケイケの人がtiktokのビフォーアフター動画用にチェックシャツと瓶底メガネかけてオタクぶってるのはなんか嫌だけど普段おしゃれとかしない人がオシャレしてるのはいいよねみたいな感じ。New balanceをディスっているわけではないしイケイケ人間をディスっているわけではない。

あとはこの90/60やnike cortez sacai、八重咲きのようなバグであったり意図的にハックされた遊び心、キメラ感から生じる違和感や気持ち悪さというのが自分は好きなんだなとnoteを描いたおかげで気づけた。
妖怪も鵺が一番好きだし。

5:最近のお仕事1

Albemuthのオリジナル楽曲「箱庭」のリリックデザイン

箱庭というタイトルから「自分たちの選んだ美しいものしかない理想的な空間、楽園」をイメージしたり、イラストを担当してくださったヨ剤さんの描くAlbemuthや映像を担当してくれた式彩さんのビジュアルが美しすぎたので自分はリリックデザインとしての役割は果たしつつ、どこまでノイズにならないデザインを作るかという部分に注力して制作しました。

めちゃくちゃ個人的な話としては映像を担当してくれた式ちゃんは自分がインターネット上に作品を公開し始めた頃の3~4年くらい前からの友人なので今回偶然Albemuthの案件で一緒にできてめちゃくちゃ嬉しかったです。
またやりて〜〜

6:最近のお仕事2

Albemuthのオリジナル楽曲「cage」のタイトルデザインなど

タイトルロゴだったりテロップデザイン、マグショットプレートのデザインなどを担当しました。

こちらは箱庭と打って変わって牢獄的な閉鎖空間ということで「手錠や檻のような堅牢さ、無骨さ」をイメージして制作しました。
「箱庭」は自分たちで作り出した自由な楽園ではありつつも、理想的な空間であるがゆえに出ることのできない閉鎖空間。「cage」は檻ということで自らの意思ではなく閉ざされた空間であり、だからこそ抜け出すことのできる可能性を内包した閉鎖空間ということでとても面白い対比構造になっているなと思います(どちらが幸せかは誰にもわからない…)
まるいちさん曰くK-pop的なカメラワークを意識したらしく、それも相まって存流明透二人の見え方がめちゃくちゃ良くてたくさんスクショしたいカットがある贔屓目抜きに素敵なMVだなと思います。ラスサビあたりとか特に良い。

さまざまな人によって出来ている作品ではあるけれど最終的に見える部分の大半はまるいちさんが制作しており、この量を一人で制作しているのはすごすぎて怖い。
制作中の苦労やボロボロ加減も知っているのでこのnoteを見た人はまるいちさんを労ってあげて欲しい。
最近は辛口のジンジャーエールが好きらしい。

7:最近のお仕事3

Albemuth 1st ONE-MAN LIVE「罪と楽園」のライブロゴ
振り返るとAlbemuthしかやってないかもしれない
存流明透に生かされている

Albemuthとしての1st ONE-MAN LIVEということで皓と黑どちらの雰囲気にもあうような綺麗さとエッジの強さ両方を兼ね備えたロゴを目指しました。
少し攻めたシェイプだったので案が通らなかったらかなり凹むなぁーと思っていたら無事通って嬉しい。

縦と横2種類あって、それぞれ「と」の形が違う部分がお気に入りポイントです。

細い線を扱うロゴはアンカーポイントの位置が1px違ったりハンドルのサイズが1%違うだけでも違和感が生まれるのでかなり神経を使うけれど、このロゴは全体的にかなり整った造形にできたんじゃないかなと思います。
自分は自分のパス捌きを信用していないので基本的に楕円ツールで生まれた曲線のラインしか使用しておらず、綺麗な曲線のパスを描ける人をめちゃくちゃ尊敬している。

なんとかかろうじてギリギリ11月編も描けたので12月編も頑張ります🐮
にょ

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