見出し画像

新しい働き方&学び方を息子と実験してみることにした#研究報告書

新しい働き方ラボに親子で参戦し、新しい働き方や学び方について実験する前置きや目的・背景などを計画書ではまとめています。
前回までの記事はこちら

◆実験の目的と背景

背景に関しては、超絶格安な物件を発見しうまく活用したいというのが最大の理由だ。ただ目的は多岐に渡る。
最初の計画書では5項目ほど挙げたのだが、実際は「事務所スペースの有効活用」と「息子のスキル向上」というのが大きな目的となる。

◆検証したいと思っていたこと

狭いワンルームの事務所を子どもとシェアして果たしてお互いの生産性はどうなのか?という部分を検証したいと思っていた。

◆研究活動の概要

今回の研究に関して、いくつかのシーズンに分けて検証を行ったのだが、各シーズンの中間報告に関しては、前述のリンクをご覧になっていただきたい。
最終シーズンの結果としては
わたしはこのシーズン途中にクラウドファンディングに挑戦することになり見事達成!
その挑戦中に病気や障害のある子供を育てるお母さんの働き方に関するオンラインイベントを開催したり、実際に運営している一般社団法人で数名のお母さんと委託契約という形で日や週単位ではなく、月20時間の細切れ時間を活用した働き方をしてもらう運びになった。(うち1名は、一部事務所に通勤スタイルで働いていただく)

*オンラインイベントでは、元SPEEDの今井絵理子参議院議員や龍円あいり東京都議会議員も参加していただき、とても盛会に終わった。

もはや私と体格の違いがない中学生の息子と2人で過ごしても、圧迫感なく過ごせるということが実証されたので、通勤スタイルで運営しているチャーミングケアのバックオフィス的な部分をサポートしていただく方を探し10月から新しい働き方を実施していただいているが、非常に仕事の効率が上がっている。(クラファンの発送業務や経理関係など、通勤でしかできない仕事も捗るのがとてもメリットだと感じる)

◆結論と根拠・気づき

今回の研究を通して、家賃が2万円台の小さなワンルームの事務所でも子供のみならず大人が2名体制で利用しても圧迫感なく過ごせることが実証できた。
そして、子どもとの共生についてだが、長男はPCスキルが上がったことと、もう1点凸凹があるが故に学習サポートも行っていたのだが、振り返り学習をしっかりすること更には他の兄弟と離れてプライベートな空間で勉強ができるとあって、勉強をするのが好きではなかった彼が、少しずつではあるが勉強の仕方を習得してき始めたのは大きな収穫と言える。

画像1

◆研究に関する考察・これから

今回の研究をしてみて、いくつかの新しい視点に気がついた。
1つは、平日事務所を活用するにあたって、もう一人作業者が増えても何ら問題がないという点(むしろ捗るという点)
もう1つは、その対象者が子どもだった場合、子どもの目的はある程度達成されるが、親の仕事の生産性が上がるかと言ったらそうでもないという点。
ただ、子どもにとってプライベートスペースでの体験は、日常よりも生産性をグッとあげることがわかり、であれば事務所を利用していない日に勉強部屋として解放するのがベストではなかろうかと考えている。
そしてさらには、我が家の長男のような凸凹のある子どもに関しては、ゆっくり丁寧にその子に合わせたスタイルで学習サポートをする必要性があり、そのための環境として、小さなワンルームの事務所は最適であると感じた。
そこでこれから、土曜日と日曜日に振り返り学習が必要な特性のある子どもたちへの学習サポート事業をしようかと思っている。
まだ着想段階でリサーチが必要なのだが、個別指導塾はたくさんあるのだけれど、いわゆるグレーゾーンの子どもたちへの学習サポートをしっかりできるところは郊外では特に少ない印象がある。
そして長男のように勉強の仕方がわからない子どもには、まずは勉強の仕方を教える必要がある。
PC環境の整った事務所なので、わからないところはネットで調べることもできるし、集中が切れればお茶を飲んでもいいし、ヨガマットを引いてちょっとリフレッシュしたっていい。

画像2

子どもたちが来週もまた来たくなるようなスペースにできたらいいなと感じている。

◆全体振り返り

まさかまさか、子どもとオフィスをシェアしたら生産性が上がるのか?というテーマでの実験が、最終的に特性のある子ども向けのキッズスクールをミニマムで始める話になるとは、全く予想していなかったのだけれど・・・
実際やってみて私も楽しかったし、長男だけでなく実は次男(小5)もプチ一人暮らしを体験してみた結果、また利用したい!と熱望しており、しかも1泊2日のプチ一人暮らし体験は子どもの自主性を磨くには非常に効果があるということもわかった。
2万円台の狭小ワンルーム事務所も侮れないなと感じている。
今後もオフィスの有効活用法に関しては、色々と検証していきたいと考えている。

実験期間中、子供とオフィスシェアした実質の日数は夏休み期間の10日間ほど 子ども単体でオフィスに合宿した日数は2泊3日
生産効率: 
子どもの所感ー 兄弟がいる家で作業するよりは効率は上がる。テレビがないので勉強や作業をする環境としては良いと思う

LinuxをベースにしたOS開発プロジェクトに関して、自宅作業だと全体の2割にも満たないくらいしか進んでいかなかったのだけど、この夏休みに集中して作業することにより、全体の4割ほどまで進んでいる。
親の所感ー 平日昼間は、気になって集中力に支障をきたす。しかし土曜・日曜・祝日など、オフィスの環境を子どもに提供することには抵抗は感じない。

子どもの勉強に関して、マンツーマンでサポートをすることによって、子どもがどんなところにつまずきを感じていて「なぜ?」を感じているのかキャッチできるようになった。
しっかり話を聞くことにより、子どもも安心感を感じるのか、「わからないところ」や「不思議に思っていること」を恥ずかしがらずに聞いてくるようになった。
家で勉強するということ自体に抵抗感のあった息子が、いろんな話を聞けるから楽しいらしく「これは一緒にするから置いとこー」と作業ベースでできることと一緒に勉強することの区別ができるようになった。
マンツーマンでしっかり向き合ったが故の産物だと感じる。

進捗

この実験をきっかけに、この12月より子どもの放課後コワーキングスペース+振り返り専門個別学習塾を事務所で開講する運びとなった。
ロゴも出来上がり、オフィスがマンションの一室のため目印にマグネット看板もつけることにしている。
*看板デザインは新しい働き方ラボでお知り合いになったスークさんにデザインしていただいた。

ハット看板3文字大_アートボード 1


12月に地域の情報誌に掲載していただくとともに、近隣4000世帯に下記のチラシをポスティングする。
今後、どんな出会いと気づきがあるのか、今からワクワクしている。

個人塾ハット_A4チラシ_ol

https://www.strkikaku.com/2021/11/26/hatto1/


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?