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【経理】その仕事の、最終走者は誰か?

こんにちは、きくちきよみと申します。
税理士です。

今年もお客様の所得税確定申告が全件終わり、やっと一息ついたところです。弊社は法人顧客が基本なので所得税申告案件はそれほど多くないのですが、それでも、提出期限があるものは気を使います。

・・・ということで、本日は「作業期限」の話です。

99.9%の仕事は複数の方のリレーで完成すると思いますが、「自分が最終作業者だから、自分がこの日までに終わらせれば大丈夫」「自分の後に〇〇さんの作業があるけど、〇〇さんは絶対何とかしてくれる」と思って業務を進めてしまうこともあるかと思います。


最終走者アンカーは、常にお客様。

仕事の最終走者は、お客様だと思います。

私にとってのお客様は、契約している法人の経営者や経理担当者の方ですが、経理さんにとってのお客様は、上司や経営者、ということになるかと思います。

自分が「大丈夫」「間違いない」と信じる仕事であっても、お客様にご説明して、納得・満足頂けない限り、その仕事は完了しません

作業の正確性や信頼性はもちろんですが、お客様にどのように説明したらご理解頂けるか、安心して頂けるかを常に考えるようにしています。

それでも、繁忙期に仕事が重なると、つい「自分のこの作業が終われば、もう終わりだ」と思って期限に余裕なく進めてしまうことがあるので、注意しなければなりません。

前の走者が常にギリギリなのは、自分を信用してくれているから。

自分自身は、期限に対して充分な余裕を持って作業を完了させないと焦りが出てしまうタイプなので、繁忙期の前に綿密なシミュレーションをし、不安要素はすべてクリアにしてから、業務を進めるようにしています。

決めつけるのも良くないですが、期限間際まで作業をしがちの方は、ご相談に応じて期限を遅らせても、それでもギリギリになる不思議… 不思議…

              なぜ…?

ただ、そのような方も、別の方と仕事を進めている時には、充分な余裕を持って作業を進めていたりすることがあります。話を聞くと「だって、きくちさんなら時間がなくても瞬殺だけど、〇〇さんは、時間がかかるでしょ」ということだったりします。

リップサービスも多分に含まれているとは思いますが、嬉しい反面、常に無理難題に応えてしまうのも考えものだな、と思ってしまいます。

お客様も含めて"ONE TEAM"になれたら、最強&最高。

想定外のトラブルが続いて「期限が迫っている」ときは、期限に追いかけられている感覚に陥りやすいのですが、もちろん、自分が遅いだけです。

それでも、その仕事はいろいろな人のリレーで成り立っています

お客様からの資料提供 → 自分たちの作業 → お客様の理解、という一連の作業によって、完了します。

最近、資料を提供頂く時期が1営業日早くなったお客様がいらっしゃるのですが、本当に助かっています。その担当者の方は、その理由について「他にもやることがあるので」とおっしゃっていましたが、私の毎回のお願いが伝わったのかな、と勝手に好意的に解釈しています。

最終走者アンカーお客様も含めて"ONE TEAM"になれたら、最強ですし、最高ですね。このようなTEAMを、もっと増やしていきたいと思います。

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ここまでお読み頂きまして、ありがとうございました。

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