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Episode 059 「宇宙の地球の小さな国のどこかで」

さて、Episode 027より開始した「オーストラリアにいた時(1996〜2010年)によく聴いたアーティストおよびバンドの曲」(併せて、「よく聴いた訳では無いが印象が強く残っているアーティスト及び曲」も含む)、という括りで当時を振り返る試み、先ずはアルファベット順で紹介する内容をEpisode027Episode050にて終えた。続いては、あいうえお順(そう、日本のアーティスト)で振り返ってみる。今回は「て」、「な」、「は」を見てみる。

寺尾聰(日本)
日本から送られてきたビデオに入っていた音楽番組における「昭和〇〇年のヒット曲」てきなコーナーで耳にしたのだと思われる。尚、奥田民生と山崎まさよしがカバーしたバージョンもカッコよかった。

中島みゆき(日本)
プロジェクトXという番組の、オープニング及びエンディングテーマとして知る事になった二曲(「地上の星」(2000年))、「ヘッドライト・テールライト」(2000年))。これら二曲は、両A面曲としてシングルカットされたとの事)。「糸」という曲に関しては、結婚式に歌われがちである。

はっぴいえんど(日本)
日本の歌謡曲、J-POP、J-ROCK…明確な呼び方は解らないが、つまり我々が普段耳にする日本の音楽のほぼ全てはこの伝説のバンド「はっぴいえんど」の功績なしでは語れないと言っても決して過言ではないと思われるほど影響力のあるバンドである。「風をあつめて」という曲は傑作である。尚、この曲がリリースされたのは1971年。作曲は細野晴臣。作詞は松本隆。尚、このコンビで、80年代のアイドル(松田聖子など)の曲を創り、大ヒットもどんどん飛ばした。しかしながら、やはり細野晴臣は(アイドルに提供していたポップな曲などよりも)ロックの曲を書くのが最も自然である、と個人的には感じる。このバンドの凄さは、或いは大人になるに連れて更に理解を深めて言った具合だ。そう、若い時は「ファストフード大好き!イエェーイ!」と言っていたのが「出汁、って改めて考えるとすごいな・・・」と、歴史の奥行きの深さに感銘を受けるかの様に。このバンドを作った細野晴臣は、その後YMOなどで世界的に見ても最も最先端の音楽を追求し、世界からのリスペクトを集める。YMO後もアンビエントなど、常に世界の先へ先へと進んでいった人である。尚、細野晴臣の書籍は全て読んでいるが、知れば知るほど奥が深い方でいらっしゃり、もはや仙人の領域に達しているとさえ思える。あの坂本龍一も「細野さんに最初にYMOに誘われた時は少し迷ったけど、まぁ、日本一のミュージシャンだし、一緒にやっても良いかなと思った」と言っているとか。

浜田雅功(日本)
「春はまだか」が発売されたのは、1997年。奥田民生プロデュースという形でリリースされた。初めて聴いたのは、おそらくネットか何かで調べて、奥田民生が浜ちゃんに曲を提供した、という旨を知り、おそらく、後にYouTubeか何かで聴いた事だったと思われる。明確には憶えていないが、2000年代の半ば頃かと思われる。非常に良い曲であり、歌詞に出てくる「そして白いギターを、星空の下で弾いてみろ。なんだ?なんだ?と笑い飛ばすに決まってる」という歌詞における「白いギター」とは、ビートルズのジョージ・ハリソンが昔弾いていた(ビートルズ解散後、ソロでの活動で白いギターを弾いている映像をYouTubeで見た事があった)事が由来だと、勝手に感じている。奥田民生はビートルズの影響を大きく受けている(そしてそれを彼自身の楽曲に明確に反映している)ミュージシャンの一人である。尚、浜ちゃんが歌う「チキンライス」(2012年)に関しては、作曲は槇原敬之で、作詞は松本人志である。


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