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【超雑備忘録】2023年10月から2024年4月に観た演劇

先月末までには、この記事含めた3本は残すつもりがやっぱりダメだった。なんとか4日経って、ようやく書き散らかせたのが以下。元3Bjuniorで舞台に出演しだしたメンバーの作品を追ううちに、いつしか彼女達が出ていなくても観るようになった、しかも最近はやや、「ミイラ採りがミイラ」になるくらい、アイドルとしてのライブイベントに行く回数を超えている(かもしれない)、中小演劇で観賞したものの超雑感。

10月

7日
OYUUGIKAI(池袋 BOX in BOX THEATER)

ほりゆりこと堀有里さん原案とプロデュースもだったか?の、オムニバス短編の、演劇だけどコントやアドリブショーwの要素もある作品。笑いの部分はもちろん、蜂巣和紀さんが担うところ、と書いたが、半年前でもあるからか、内容があまり思い出せないT_T。一昨年の1回目に演じた、地元に戻ったら、まだ役者とかやってるの?的な視線に泣いてしまう主人公(堀さん自身と思われる)のシーンが、確か今回もあったと思うが、それがなかなか感慨深かった。

14日
ガチャ✕2企画 BAD GUYS BAD LUCK(上野ストアハウス)

比嘉ニッコさんが確かこのときも、蜂巣さんに笑っちゃって壊れたっけ?ww、ってのは、もうニッコさんのお約束って感じだったが、今作は、山根悠さん主演で熱演。途中体調崩して主役の休演ってのもあったかしら?これも記憶が薄いが、夢月さんも、この辺から自由度高く弾けていた気がするw。

20日
ボブジャックシアター 秋の短編祭り(池袋シアターKASSAI)

民本しょうこさんと小島ことりさん。多分この時が両者初見だったと思うが、民本さんは弾ける人って印象w。小島さんのは、前に「世にも奇妙な物語」で、ジュディオングさんと長塚京三さんの精神科の話をモチーフにした感のある作品で好演されてた。ほかにも、窪田美沙さん久々にみたり、栞菜さん山﨑悠稀さんなども客演。蜂巣さんや池澤汐音さん丸山正吾さんボブジャックの皆さんは随所に出演。薄い記憶ながらかすかに、死体の監察医が、死体から物語を読み解く、の作品が印象にあり。

20日
リベルテvol.24(両国本所松坂亭劇場)

遠藤巧磨さんが、役者さん10人くらいを集めてゲームしたり即興芝居をするイベント。即興芝居では観客が事前に、こんなセリフ言わせたいみたいなものを書いて渡して、役者は適宜にそれをくじ引きで引いて、そのセリフを言うってのが、稀にタイムリーだったりして、おおってどよめくのがあるのよねw。役者さんの適応力が見られておもしろいの。こういうものに3Bjr勢も出れば鍛えられるんだけど、遠藤さん達主宰とは接点がなさそうだから、少なくとも事務所所属中は無理だろうね。

25日
劇団6番シード 屋根裏のバーニャカウダー(新宿シアタートップス)

中小演劇界では上位になるんだろうね、6Cさんの公演は、最低でも1回は観劇。死亡した実業家が、6人の隠し子!?を残していて、その財産争い!?偽物疑惑!?その真相を面白おかしく群像劇風に、どの登場人物にもスピンオフの別物語が想像できるという、松本陽一さんの作品。小生は観劇歴は少ないうえ、松本作品はそんなに観てないから知ったクチ言うな、って言われるけど、少なくとも同氏の作品からは、観劇後に割合、脇役のドラマを想像して帰るのよ。だから今作も、舞川みやこさん演じるバーのママとか、菅野英樹さん演じる偽隠し子とか、「追って」しまったね。もちろん役者さんの印象が残ったからってのもあるがw。菅野さんは蜂巣さんコントで既知だったが、当時舞川さんは初見で、声がもうママそのものw。ここから彼女の出るものは追い始めたんだね。高橋明日香さん七海とろろさん達他の客演の人も変わらず素敵で、そして観た回の日替わりがボブジャックの民本さんと丸山さんと、素敵な2時間半でした。

11月

5日
蜂巣祭2023 秋の陣(赤坂チャンスシアター)

とにかく、難しいことは考えず、笑うために行く、ってほどの小生の中で位置づけられてしまった蜂巣さんのコントw。先述の菅野英樹さんや、柳瀬晴日さんなんかは蜂巣祭で印象残ってから、観ていきたいってなったし、写真の右から2番目が、近野莉子さんっていう人なんだけど、彼女は2022年の「ゴルシス(きなこちゃんや千歳ゆうさん図師光博さんの作品)」で、コメディリリーフ的な役だったのを覚えていたんだが、この回でさらに印象残ってきたりとなったのね。あと、観た回はソラ豆琴美さんが出てたんだけど、堀有里さんのアドリブで、なぜか本名が杉田って知れたり、今だから書いちゃうけど、蜂巣さんの「〇んこぶりぶり、ぶりぶりスットン・・・」からの「こんばんは、宇田〇美〇です」、それに続く菅野英樹の「う〇〇ぶりぶり、ぶりぶりスットン・・・」からの「こんばんは、松〇陽〇です」が、もう、お腹が痛かったwww。

12月

6日
噂噺 怪奇超常探偵業書(大塚萬劇場)

タイトル読んでのとおりで、高橋明日香さんの探偵が、妖怪的、超常現象的なものを解明するという話で、脚本が、千歳まちさんだったり、出演に、オオダイラ隆夫さん高宗歩未さんの6C勢、長谷川麻由さん渡邊ひかるさん羽根川洸太さん他ってのも素敵。高橋さんは、年齢的なことは失礼だろうけど、1987年生まれながら、前後20歳の幅の役でも、相応だと思えちゃうの小生には。可愛らしく大人っぽく子供っぽく、知的におバカ的にと、演技の幅なんだろうが、ホントこういう人を知ると、申し訳ないがテレビや映画でちやほやの人が世間では・・・ってのがなんともやるせないと思う、くらいに小生も中小演劇にハマったということかしら!?

20日
Statice(六行会ホール)

魔法使いと人間の交流モノで、過去の悲劇などが明かされるが、最後は双方壁をのりこえてゆく、みたいな、やや記憶が薄れてこれくらいしか書けないがそんな感じ。千歳ゆうさんや夢月さん、ニッコさん柳瀬さん、そして12月頭に観た「降臨SOUL」からの栞菜さんと渚カオリさんなど。別組は男性オールキャストで観てないが、蜂巣さんも!柳瀬さんの、なんか企んでの小悪魔みたいなのが本人にピッタリと思えたね。蜂巣さんと絡まないニッコさんww、確か2度目だったと思うが、なんか新鮮w。

1月

28日
12人の怒れる役者たち(練馬アルネ543)

「金子の挑戦状」という名の制作集団さんの、映画の「12人の怒れる男」をモチーフにしたような作品。ある劇団の主役の降板にはパワハラが原因で、SNSでは劇団が糾弾されて上演中止やむなしの流れの中、ひとりの出演者が、パワハラを疑い11人の共演者が会した場でひとつひとつ解き明かしてゆくと、そこには2名とその主役の共謀がありパワハラは事実無根だった、というものだが、これが素晴らしかった。高宗さんが主役の異議をとなえる役、真野未華さんと麻生金三さんがパワハラを言い広めた「悪役」で、この3人以外は知らなかった役者さんだけど、3人が主要な役どころだったのもあるが、同時に3人が素晴らしかった。高宗さんは開演同時に早くも泣きそうで戸惑い表情も、その対岸で真野さんと麻生さんがいちゃいちゃで、観る側が早速反感覚えるくらいに、まあ、とにかく悪を徹底してた2人も素晴らしかった。高宗さんとは、葉月智子・平瀬美里との流れから6Cさん作品まで実に10数作拝見していたことのお礼も言えてよかったです。

2月

7日
CROWNDED CHAOS FANTASY TURBO(下北沢「劇」小劇場)

「通常」は3組のトリプルキャストで上演された作品。ロールプレイングゲームみたいな世界に巻き込まれた現実の世界の人(蜂巣さんw)が、キャラに突っ込みやダメ出しをしながら、いつのまにか自分がボスキャラを倒したヒーローになっていたwというナンセンスギャグストーリーとでもいうか、とにかく蜂巣さんの毎回唸る的確なツッコミありきだったがw、それが、なぜか観た回は、トリプルキャストのうちの2組の役者が同時に出てて、しかも同時にセリフを言ったり動いたりという、さらにナンセンスに輪をかけていて草ww。堀有里さんの日替わりは、堀さんは日替わりとかのときは小生比でいうと、いい意味でテキトーな感じが素晴らしいw。

21日
HAPPY SPELL(中目黒キンケロシアター)

「ポジティブな言葉」と「ネガティブな言葉」の対立という、開演前のパンフレット読んだ限りでは、抽象的なのかな?それでミュージカル!?ってなってたが、そんな難解ではなく、あくまでポジティブに考える側とネガティブに思考してしまう側が戦うというわかりやすいwもので、間には歌もありで、小生でも受け入れられたね。横道侑里さん目当てでみたが、やはりというかなるほどなのか、横道さんは明るく朗らかに前を向こう!って太陽なんだな(平瀬美里もそうだね)。それだからこそ、あの「降臨SOUL」で悪に憑依された演技がより映えるんだろうな。そして印象が変わったのが本条万里子さん。降臨でのドナーの相棒がちゃきちゃきの江戸っ子感だったのが一転、ポジティブ主人公の恋人を見て喜び、友人の悪落ちに悩み悲しみ、自らの困難も克服して主人公と最後抱き合うってのが素敵でした。ほかでは、林千浪さんが最後まで双方の狭間で達観、というよりは物悲しげな憂いが素敵だったし、柳瀬さんことちゃんはるは、ここでも企みの黒幕ってのがハマってたね。

3月

1日 8日
OVER SMILE(池袋あうるすぽっと)

ホントに中小演劇界はすそ野が広すぎなんだろうな、主役の4人は全員初見。脇の役者さん目当てってのもあったんだが、それ以上にやはり初演見た後に、謎解きしたいのもあるが、純粋に2回見たくなって8日も通ったという、良い作品ともいえるかな。図師光博さんも、ゴルシスとか愛を無くした男とか、コメディショー以来観たい役者だったが、今回も狂言回し的ながら卑怯なww笑わせとか、やはり素敵。田中彪さんは知る人は知る、親族が気の毒な演劇人なんだが、それにもめげずに演出とかされる人だけど、今作は8日の主役の沖野晃司さんのやりすぎアドリブwに、素で笑うのが素敵でもあったw。ほかでは舞川さん、今作はホントに女、を嫌に演じつつ、最後やり直せない、と嘆く様が素敵。宇田川美樹さんが特別出演的に女王役で出てたが、途中まで顔隠してww、出オチみたいに使わないのwww!ってのがまた味わい深かった。「わが闇」で初見だった甲斐千尋さん、元チキパの鈴木友梨耶さん(確か佐々木彩夏・あーりんの同級生のはず)など、脇が目当てってのは当たりでした(主役の皆さんも良かったよ)。

16日
菅生ゼミ休講のお知らせ4期(新宿スターフィールド)

2組のダブルキャスト中、上記の皆さんの回を観劇w(結城美優さん夢月さん花澤歩さん南名弥さん他)。原案プロデュースの堀有里さんと木下彩さんももぎりから場内案内などで立ち会っていたね。再演を制作演者側が望む感が伝わってきてたが、観劇した素人でもそれが分かったくらいの世界観。学生時代を懐かしむひとも、学生時代過ごせなかった・通えなかったひとも、こういうライフを出来たら、送りたい、ってなれる作品。別組は蜂巣さんも先生役で出てたそうさが、果たしてどんなアドリブが出たんだろうかw。南名弥(みなみなみ)さんは、昨年の放課後ビアタイム(蜂巣さん麻生さん古野あきほさんのユニット)で泣かされたが、基本は10月のガチャ企画同様、コメディーリリーフ的な役がハマるんだろう、今作も幽霊な清掃おばちゃんを好演。あとは、左最上部の女性が花澤さんなんだけど、彼女の初見は、平瀬美里・みぃちゃんの「ワセチュー」だったが、それから蜂巣祭にも出演していて観たりと、みぃちゃんやフォーエスさんでは観なくなっても、こうして拝見できるのもなんかいいね。

29日
ガチャ✕2企画 映画に集中させて!(赤坂チャンスシアター)

10月の時よりは、本来とでもいうべきかww、ニッコさんが蜂巣さんに笑わせられて壊れるのがまた観れたほど、笑ったわあw。柳瀬ちゃんはる、夢月さん、近野莉子さん、菅野英樹さんなどガチャ企画や蜂巣祭のレギュラー陣も安定のおもしろさで、とくにまたまた近野莉子さんの、健気な笑わせ、とでもいうべき、一生懸命なんだろうがハマらない感がいいのね。そして何度か見ているみたいで、失礼ながら気づかなかった松尾彩加さんが、いやあなかなか面白いはっちゃけぶり見せていて、ここから印象に残り続けるので許してくださいw。5月から6月の蜂巣祭にも出るそうだが、レギュラー陣も含めて、ますます楽しみになってきた。

4月

21日
劇団ラパン雑貨 Reduce:Reuse:Restart(上野ストアハウス)

この前の前、菅生ゼミから3R2ndまで、夢月さんと蜂巣さん(彼は菅生ゼミで小生は観てないが)が出ているというw、ご縁がありますな。今作は、真野未華さん所属のラパン雑貨さんの再演だそうだが、観たのが千秋楽ってのは、ある意味で小生は初回を観る派なのでちょっと間違ったかも。作品良し悪しというか、千秋楽が初見だと、アドリブとか日替わりゲストものだと、観客が初見でないので、ああそう来たか!的なものについていけない嫉妬みたいなのがあってw。ってお前すっかり演劇評論家気取りかよw、まだ一合目にすら登ってないよw。前説でも代表の山下さんが、演出も知らないけど通路使いますwとか、これが中小劇場での強みよね。蜂巣夢月のアンドロイド組はやはりアドリブでやりたい放題で、日替わりの守上慶人さん(ちぃちゃんの幕が上がるではアンサンブルでいろいろしていたね)が、あんな被り物とかww。で、吉田菜津美さんの、開発者のジレンマ的な叫びで芝居部分wもしっかり構成とか素晴らしいが、それだけにやはり初回上演を見たかったかもね。

24日
熱海殺人事件 サイコパス(新宿御苑前 サンモールスタジオ)

つかこうへい氏の名作だけど、もちろん小生はその時は観てない。ちなみに事後で調べたら、角野卓造氏・風間杜夫氏・平田満氏・三浦洋一氏・角替和枝氏・岡本麗氏などの、まだ、テレビが観られたものだった時代の名優が演じていて、でも映画は仲代達矢氏が演じたのに大酷評という、いやあ勉強になりますって作品なんだね。それを、カガミ想馬プロデュースというところが制作で、結構上演重ねているらしい。小生これも勉強になったが、さてサイコパスは高橋明日香さん出演で観たんだが、いやあ4人だけの登場人物ながら皆さんが白熱。高橋さん以外の男性3人、有馬さん清水さん小日向さんすべて初見も、声の迫力とアドリブ的面白さ、清水さんかな?ちょっと河相我聞さんを弱弱しくした感じがなんか素敵。そして高橋さんは、もう、ホントに、前も書いたが、実年齢前後20歳もできるわ、愛人的な刑事役も素晴らしいわ、しかも劇中の再現シーンとはいえ、股広げて受け入れる姿とか、これが役者さんよ。アイドル的にテレビ映画に出るお嬢さん役者さん(小生的には橋〇さんとか〇瀬さんとかさ)には出けへんやろう。役者の熱が近い中小演劇がいいなって改めて認識させられた4月最後の演劇でした。

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