見出し画像

90年代回顧録

90年代に20代を過ごした世代も今では50代から60代、90年代の大衆文化に色々と影響されてきたわけですが、音楽や映画など様々なものから吸収したものがオジサンになった今でも根底に残っています。今では悪天候を追う写真家として活動していますが、1996年公開の映画「ツイスター」はとりわけ影響が大きかったと言えます。今でも私のバイブルのような映画です。その続編でもあるツイスターズがこの夏公開されることは今から楽しみです。

そして90年代と言えばデジタルカメラの黎明期でもあります。デジタルカメラの登場が無ければ写真家を目指すことは無かったと思います。フィルムカメラに比べて手軽で自由度が高く、それまでの写真趣味イコール年寄りという常識をぶっ壊したのがデジタルカメラでした。記録からアートへ変わっていった時期ですね。その後、携帯電話やスマートフォンにカメラが付くのが当たり前の時代になり、誰もがカメラを手に写真を楽しむSNS時代に突入することになります。

そして音楽は私にとって欠かせないものであり、中高生だった80年代は洋楽ロックにはまり、90年代は邦ロックやオルタナティブロックにはまった時期でした。90年代は音楽の世界も過渡期でユニークな曲や新たなジャンルが登場した時期でもあります。そんな中で好きだった曲と言えば、邦楽ではユニコーンの素晴らしい日々、ジュディマリのくじら12号、森高千里のロックンロール県庁所在地、洋楽ではアラニス・モリセットのアイロニック、R.E.M.のラジオソング、フォーノンブロンズのホワッツアップなどを良く聴いていました(今も)。

今考えると平成時代は古い時代(昭和)と新しい時代(令和)の間で、日本のポップカルチャーの骨組みを作った時代だったように思います。昭和の頑固な職人気質から一歩抜け出したユニークな人材がたくさん出てきた時代ですね。そして令和という時代はどこに向かって進んで行くのか、楽しみのような不安なような、そんなことをふと考えた日曜日でした。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?