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妙に強気な外国人のコンビニ店員とバトルした話

最近、コンビニで外国人の店員さんを見かけることが増えた。

異国で、しかも超個性的な文化と言語を持つ日本という国で、コンビニの業務に勤しむことがどれほど大変なことか。ただただ脱帽の一言である。本当にすごいな、と思う。

だが先日、とあるコンビニで、外国人の店員さんとバトルをするという出来事が発生した。


コンビニは高い。そう、割高なのだ。

先日クオカードペイという電子マネー1000円分を株主優待でいただいた。コンビニで使うのにちょうどいいなと思い、コンビニに行って何度かクオカードペイで買い物をしていた。

複数回の買い物を経て、クオカードペイの残高は248円となっていた。この日も、買い物をしようと自宅近くのコンビニに寄った。バトルを繰り広げることになるコンビニだ。

お酒とスイーツを購入したのだが、合計が400円ほどでもちろん残高が足りなかった。レジのスクリーンには以下のようなメッセージが映し出された。

クオカードペイが残高不足であるため「差額を現金で支払う」または「別の支払い方法で支払う」のどちらかをタッチしてください


そのとき私は「差額を現金で支払う」をタッチしようとしたのだが、外国人の店員さんは何も言わずに「会計取り消し」の操作を実行したのだ。

「ん???差額を現金で支払いたいのですが」と言うと、「それはできない」のだと言う。

「え??????いや、できると思うんですけど…?」と抗議するも、やはりできないの一点張りである。しかも妙に強気なのである。

「でも今スクリーンに「差額を現金で支払う」という選択肢がありましたよ?なんでできないんですか?」と抵抗するも、「残高が足りていないからそもそもクオカードペイは使えない」と言う。

仮にそれが正しいなら、クオカードペイの残高を使い切ることは奇跡に近いのではなかろうか。残高ぴったりの合計額を叩き出すまで家に帰れま10的な感じなのか。

後ろに待っているお客さんが増えてきたため、私は仕方なくすべて現金で支払うことにした。腑に落ちない。割高な買い物を現金でしただけになってしまった。

「そんなことある?」という疑問が頭に絡みついて離れないため、帰宅後クオカードペイのウェブサイトを確認してみた。対応加盟店なども調べて、やはり「現金と併用できる」ということが判明した。

私はもとより引っ込み思案で、モヤモヤすることがあっても我慢するタイプの人間だったのだが、最近はそのモヤモヤがストレスになり体調を崩すことがあるため、行動を改めることにしたのだ。「嫌なことは、嫌と言う。モヤモヤは、つぶす。」それが私の最近のモットーだ。もうストレスで寝込むわけにはいかない。

というわけで、私はコンビニに電話を入れた。事情を説明すると、電話を取った店長さんらしき人も「クオカードペイは現金との併用が可能です」と言う。やっぱりそうだよなと思った。

「家がすぐ近くなので、今から返金しに行って、もう一度クオカードペイと現金併用で払い直してもいいですか?」と尋ねると、対応してもらえるとのことだった。

少しぬるくなったお酒とスイーツ、レシートを持ってコンビニに行くと、先ほどの外国人の店員さんがバツの悪そうな顔をしていた。その人のいるレジに行き、返金対応をしてもらった。終始、バツが悪そうだった。

店員さんはおずおずと「すみませんでした」と謝ったが、私の胸の中のモヤモヤはすっかり晴れていて、「怒ってないです。対応してくれてありがとうございます」と告げてお店を後にした。

帰宅後、ぬるくなったお酒を冷蔵庫で冷やし、晩酌を楽しんだ。「よく分からないことは、誰かに確認する」ことの重要性を改めて認識した一日だった。

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