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- STORAGE note - の開始

はじめまして、僕は北海道は小樽市という田舎で、古着屋をメインとしたお店を運営しております、古着屋STORAGE(ストレージ)の中畑と申します。

ここ10年くらいの間で、 ”第二次古着ブーム” とも言われるほど、テレビでもYouTubeなどでも、この古着というジャンルが如何に盛り上がっているのかは、このnoteに辿り着いた方なら既にご存知かと思われますが、ここ数年で様々な変化が起きている事に気づいているでしょうか。

2024年現在、既に”流行り過ぎた古着屋”は着々と衰退期を辿っています。

これは、良い時も悪い時も古着屋を今もリアル経営している僕が言うのだから本当です。

また、僕は現在43歳なのですが、ちょうど高校生の頃 ”第一次古着ブーム” でした。

第一次古着ブームの頃も、いつの間にかブームは過ぎ去り、古着屋が街から一瞬にして消えたあの頃の僕は「そういえば無くなった」程度としか捉えていなく、特段気にすることもなく僕は "ギャル男" へと変貌して行ったわけですが。

しかし現在、田舎で古着屋を営む僕でさえ気づいてしまうくらい、あの時の再来とでも言うべきか、古着屋がまた忽然と姿を消すのではないかと、僕にはそんな予感すらしています。

そういえば古着屋と言えば、冷静に考えるとこのブームが来始めたのは2017年くらいからだと記憶しています。

僕が初めてタイで買い付けを行ったのも2017年

あの頃は今のように古着もここまで騒がれていなく、良いものがゴロゴロと市場に転がっていたのですが、あれから数年で瞬く間に古着ブームが全国的に拡がり、間違いなく古着はファッションジャンルでも一時代を築きました。

2024年になり、古着界隈で何が起きているかといえば、最大の懸念点である "モノの枯渇" 。

そして、 "モノの高騰" 。

需要と供給がアンバランス化するのは当然の事で、それもそのはず「古着は資源」です。

「売れない」のではなく「売れるものがない」のです。


どうして古着屋がここまで世間を席巻したのか、言わずもがな「儲かるから」です。

しかし、どうやら近年それが不変ではないことが噂されています。

STORAGE chより「古着屋やりたい方へ、今からは本当にしんどい【古着屋経営】」

こちらはウチのチャンネルで久しぶりにちょっとバズった直近の動画です。

ウチのチャンネルでは比較的 "古着" ということは勿論ですが、 "ビジネス" の観点から "古着という事業" を通じたコンセプトで動画を作っています。

僕は古着屋以外にも様々な事業を行っているのですが、言い方は悪いかもしれませんが、僕にとっては「古着屋も事業の一環」です。

その上で、チャンネルでは忖度抜きにお話ができるのですが、だからと言って古着愛がない訳でも勿論なく、むしろ大好きでコレクターでもあります。

しかしながらビジネスは俯瞰して見ることが必要不可欠であり、このnoteでもおそらく今後赤裸々に語ることがあるのではないかと思いますが、僕は何度も自身の選択の過ちなどによって、人が見たことがない様な地獄を見てきた男でもあります。

そんなことも相まって、僕のチャンネルではこれまでビジネスを通じて体験してきた成功や失敗を語るチャンネルとして今では運営しています。

非常に有難いことに沢山の同業者様、或いは古着屋を将来開業したいなどといった、素敵な夢を持った視聴者様が多いチャンネルです。

そもそもこのnoteにしても、その方々へ向けたツールとして今後運営していく予定ですが、YouTubeでは言えないもう少し突っ込んだこと、果ては参考教材にでもなれば良いと思って始めたくらいです。

この動画でも、タイトルもサムネも「しんどい」なんて吐露しているわけですが、「本当にしんどい」ことを視聴者様へ伝える為に作りました。

では、なぜ僕は戦えているのか。

2019年にはコロナが世界を襲い、飲食業や宿泊業は特に大打撃となり、間も無く我々の様な小売業も実店舗をはじめ日に日に衰退の一途を辿り、リモートやオンラインなど、「これまでのやり方が大きく変わった」 "転換期" を迎えたことは記憶に新しいです。

2024年になり、「そういえばコロナなんてあったね」くらいになりつつある現在、飲食業や宿泊業は見事に回復、インバウンドも回復の一途を辿っています。

一方、コロナと同時期に最盛期を迎えた古着屋といえば、僕も僕の周りもYouTubeにコメントを頂く同業者様も、皆、口を揃えて「しんどい」様なのです。

前述したように、枯渇や高騰は勿論です。

しかし、よくよく考えるとあれから5〜6年も経っているわけですから、小学生が高校生になっている時が経ったわけです。

僕は戦い方を変えて現在があります。

これまでと同様なことをやっていたら、とっくに僕は路頭に迷っていたように思います。

「良い時は続きません」。

これを強くYouTubeやこのnoteなどで発信し、僕にチャンネルを合わせてくれた方々へ、少しでもご助力できたらと思っています。

以後、どうぞよろしくお願い致します。

令和5年4月18日

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