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ファイヤーキングの年代の見分け方と、ファイヤーキングの魅力について

こんにちは、STORAGEの中畑です。

僕が古着を好きになったのは高校生くらいですが、これは大人になってから集め出した趣味、それがファイヤーキングです。

僕の自宅にはそれこそ恐ろしいほどのプレ値がついたものがあるのですが、魅力はなんと言ってもその可愛いさ。

当店のカフェでお水をご提供する際にキンバリーを使用しているのですが、誰もが可愛いと言ってくれます。

今日はそんなファイヤーキングの記事です。


※この記事は公式オンラインショップ「STORAGE UNLIMITED」の記事より転載したものです。

本日の投稿はファイヤーキングのご紹介です。

ウチのカフェではお水を出す際にファイヤーキングを使用していて、且つ最近店舗でもレア物を中心に販売を再開した、とてもお洒落な耐熱ガラスブランド「ファイヤーキング」。

古着好きやヴィンテージ好きにも大変人気な、一見かなり上級者向けの知識が必要そうなこのファイヤーキングですが、特段そんな知識等も必要があるわけでもなく、例え初めてこのファイヤーキングの世界に踏み入れたとしても、まるでハマると抜け出せない魅力が沢山あります。

僕も超レア物や特定のジャンルを中心に集めているので、今回はそんなファイヤーキングの魅力を僕なりにですが語ってみたいと思います。

ファイヤーキングの年代の見分け方

早速、ファイヤーキングの年代の見分け方ですが、これが実はめちゃくちゃ簡単です。

ファイヤーキングはカップの底を見るとその年代が判別できます。


1940年代

こちらはブロックレターと呼ばれる、ファイヤーキングのロゴがまだ完成されていなかった40年代のものです。


1940年代〜1950年代初頭

おなじみのファイヤーキングのロゴが刻印、「GLASS刻印」などと呼ばれています。


1950年代

「WARE」に刻印が変更。
Dハンドルマグやレストランウェアに主に使用されています。


1950年代〜1960年代初頭

「MADE IN U.S.A」の刻印が入ります。
国外輸出によるもの等と言われています。


1960年代

社名を「アンカーホッキンググラス」から「アンカーホッキング」へと変更。
その社名が刻印されます。


1960年代〜1970年代中後期

「WARE」から「OVEN-PROOF」へ。

 

1970年代中後期〜1986年

Fire-Kingのロゴが無くなります。
1986年のウェストバージニアの工場閉鎖により生産が終了します。



1986年、Fire-Kingの生産が終了

1976年、創業者のジェイコブコリンズ氏が死去。

そして1986年にウエストバージニアの工場が閉鎖されます。

ミルクガラスは大変純度が高く、材料面でのコストがかなり高かったそうで、ファイヤーキングは一部の製品以外の製造の終了を余儀なくされました。

このファイヤーキングは同社のブランドとして今でもヴィンテージ品として根強い人気を誇っており、そのブランド名が突出しているだけに、会社も潰れたと勘違いしている方が多いのですが、全く違います。

当時このファイヤーキングの製造が終了しただけで、アンカーホッキング社はアメリカのオハイオ州で現在もガラス製品を製造しており、今日もアメリカの食卓を彩っています。

ファイヤーキングはなぜ人気なのか

「なぜファイヤーキングは高いんですか?」とよくお客様に聞かれます。

それもそのはずで、少量取り扱いのウチでさえラインナップを見ていただいたらわかるように、マグカップ一つに5,000円以上の値段が普通ということもあって、いや、実に高いんです。

しかし前述した、そもそもミルクガラスという特殊ガラスによる製造コストが高いということ。

既にご存知の方も多いかと思いますが、実は日本にはアンカーホッキング社と提携し、当時の製造レシピを用いながら、日本のガラス職人の方々の手でファイヤーキングを現代に復刻させた"ファイヤーキングジャパン"という会社があります。

ファイヤーキングジャパン公式サイト
https://fireking-japan.com

こちらのサイトを見てわかるように、現在もガラス職人の方々のハンドメイドなので、決して安い物ではないといったことに納得ができると思います。

そして1番の人気の理由はやはり、おしゃれ且つ希少だからだと思います。

僕は古着を取り扱っているということもあって、ヴィンテージものや希少価値といったものが大好きなのですが、僕がファイヤーキングにハマったのも実は数年前と、割と最近です。

そのきっかけがこちらです。

こちらは当サイトの商品になりますが、ファイヤーキングの中でも大変人気な「キンバリー」というシリーズです。※画像をクリックすると商品購入ページに飛びます

このキンバリーという名は、形がダイヤのような凸凹となっていることから、ダイヤの名産地である南アフリカ都市「キンバリー市」から取って名付けられました。

僕がなぜこのキンバリーからハマったのかというと、見た目のオシャレさは勿論なのですが、このキンバリーのカラーバリエーション。

確認されているだけで大まかに15色くらいの色があるのですが、全て1点1点微妙に色が違い、また色によっては「レアカラー」と言われるものもあり、そういったコレクター心がくすぐられます。

ちなみにこのキンバリーが前述したうちのカフェで使用しているマグカップになります。

さらには、このようなミルクガラスにキャラクターがプリントされているようなものまであるので、これこそまさに僕のようなマニアはコレクションしてしまいます。

ファイヤーキングの人気代表格とはおそらくジェダイ(Jade-ite)というシリーズだとは思うのですが、僕はジェダイよりもこのようなパターンの多いシリーズに惹かれてファイヤーキング沼にハマってしまいました。

勿論、ジェダイも大好きです。


さて、以上如何だったでしょうか。

実用性もあってコレクション要素も高いファイヤーキング。

ファイヤーキングの種類はとてつもなく幅広いので、ここでは全く語りきれませんが、少しでも興味を持ったなら調べてみるだけでも相当に面白いと思います。

また、年代が分かりやすいのでお店で見つけた時も判断しやすく集め甲斐もあるかと思います。

皆様も一緒にファイヤーキングの沼にハマってみませんか?

ファイヤーキングもご紹介しています


弊店のFire-Kingラインナップはこちらの画像をクリック

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