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MacOS用のテキストエディタ「stone(ストーン)」の公式noteです。 ston…

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MacOS用のテキストエディタ「stone(ストーン)」の公式noteです。 stoneに関する情報や書く気分を高めるコンテンツなどをお届けします。 ただいまiPad版を開発中です。 https://stone-type.jp/

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  • もの書きのてびき

    書く気分を高める、さまざまなコンテンツをお届けします。 執筆のきっかけに、ちょっとした息抜きに、思いがけないヒントに。

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書く気分を高める テキストエディタ「stone」

はじめまして。stone(ストーン)チーム、デザイナーの北本です。 noteでは書く気分を高める、さまざまなコンテンツをお届けします。 執筆のきっかけに、ちょっとした息抜…

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1年前
9

stone for iPadを無料リリースしました。

こんにちは、stoneチームです。 stone for iPadをリリースしました。 β版のリリースから少し時間が空いてしまいましたが、 今年のうちにみなさんにお届けすることができ…

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5か月前
3

幡野広志インタビュー「伝えるために、書き続ける」後編

前編はこちら 応援してくれる人、攻撃してくる人 noteには「サポート機能」というものがあって、ユーザーがクリエイターの投稿した記事に対してお金を払って応援できるん…

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10か月前
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幡野広志インタビュー「伝えるために、書き続ける」前編

書けずに仮病を使ってしまうことも 僕は、パソコンでいきなり文章を書けないんです。まずは紙に手書きをしているんですが、そのときに主に2つのツールを使い分けています…

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10か月前
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千葉雅也インタビュー「書くためのツールと書くこと、考えること」後編

前編はこちら 「視触感」がいいという感覚 デジタルツールでの執筆には、基本的にゴシック体を使います。ゴシック体の方が、視覚情報が少ないという感覚があるので、内容…

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11か月前
27

千葉雅也インタビュー「書くためのツールと書くこと、考えること」前編

制限が、書くことの支援になる 書くためのツール選びに積極的になったのは、ここ数年なんです。それまではむしろ、ワープロやエディタの欠点の方が目についていました。僕…

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11か月前
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浅野大輝インタビュー「言葉を超えて出会いたい」後編

前編はこちら 余白から広がるもの 日頃は、思い浮かんだフレーズや使ってみたい単語をEvernoteにメモしています。そこから短歌になる場合もあれば、詩になる場合もある。…

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11か月前
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浅野大輝インタビュー「言葉を超えて出会いたい」前編

二度目の出会いで、のめり込んだ 短歌との出会いは、本当にたまたま。高校で入った文芸部の先輩に「短歌甲子園 ※1 に出てみない?」と誘われたのがきっかけです。短歌は…

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11か月前
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武田俊インタビュー「憧れと没入のあいだで
」後編

前編はこちら 自分の日記も、他人の日記も、面白い  最近は、寝る前に「3年日記」をつけています。レイアウトがまたよくて、1ページが1日の3年分。つまり、2017年・18年・19…

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1年前
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武田俊インタビュー「憧れと没入のあいだで
」前編

他者のテキストに刺激を受ける 今は複数のデジタルメディアで編集長をしていて、自分の原稿を書く時間はめっきり減ってしまいました。オフィスにいると常に誰かと話すこと…

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1年前
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書く気分を高める
テキストエディタ「stone」

書く気分を高める テキストエディタ「stone」

はじめまして。stone(ストーン)チーム、デザイナーの北本です。
noteでは書く気分を高める、さまざまなコンテンツをお届けします。
執筆のきっかけに、ちょっとした息抜きに、思いがけないヒントに。

初回は、私たちstoneについて自己紹介をしたいと思います。

テキストエディタ「stone」についていざ文章を書こうとパソコンを開いても、思うようにはかどらないことがあります。コーヒーを飲んだり、

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stone for iPadを無料リリースしました。

stone for iPadを無料リリースしました。

こんにちは、stoneチームです。

stone for iPadをリリースしました。
β版のリリースから少し時間が空いてしまいましたが、
今年のうちにみなさんにお届けすることができ、
チーム一同ほっとしているところです。
ということで、こちらで簡単にstone for iPadの
紹介をさせてください。

書くを、もっと軽やかに

stone for iPadの特徴は、
いろいろなシチュエーショ

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幡野広志インタビュー「伝えるために、書き続ける」後編

幡野広志インタビュー「伝えるために、書き続ける」後編

前編はこちら

応援してくれる人、攻撃してくる人

noteには「サポート機能」というものがあって、ユーザーがクリエイターの投稿した記事に対してお金を払って応援できるんです。僕は無料でnoteを公開しているんですが、中にはこの機能を使ってくださる方もいます。金額はそれぞれのユーザーが自由に決められるので、100円の方もいれば1万円の方もいるんですが、たくさんの方々が応援のコメントと一緒にサポートを

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幡野広志インタビュー「伝えるために、書き続ける」前編

幡野広志インタビュー「伝えるために、書き続ける」前編

書けずに仮病を使ってしまうことも

僕は、パソコンでいきなり文章を書けないんです。まずは紙に手書きをしているんですが、そのときに主に2つのツールを使い分けています。ひとつはツバメノート。原稿を書く前に思い浮かんだことを、これにどんどんメモしています。最近「少しいい文房具で書こうかな」という気持ちになっていて、ほぼ日のキャップレス万年筆を使っているんですが、それとの相性がいいんです。もうひとつはRo

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千葉雅也インタビュー「書くためのツールと書くこと、考えること」後編

千葉雅也インタビュー「書くためのツールと書くこと、考えること」後編

前編はこちら

「視触感」がいいという感覚

デジタルツールでの執筆には、基本的にゴシック体を使います。ゴシック体の方が、視覚情報が少ないという感覚があるので、内容に集中して書くことができるんです。明朝体の方が視覚的に豊かなので、脳に余計な負荷がかかる感じがします。執筆の最終段階では、明朝体に直して、視覚面も含めたプロダクトとして見ます。ただ、エッセイや詩など文学的なものを書くときには、最初から明

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千葉雅也インタビュー「書くためのツールと書くこと、考えること」前編

千葉雅也インタビュー「書くためのツールと書くこと、考えること」前編

制限が、書くことの支援になる

書くためのツール選びに積極的になったのは、ここ数年なんです。それまではむしろ、ワープロやエディタの欠点の方が目についていました。僕は、実家がデザイン会社を経営していたこともあり、中学生の頃からDTPソフトで遊んでいたので、ついフォントや字詰めが気になってしまうんです。たとえば、ワープロの横幅ぴったりの長さで一文が終わると気持ちが悪いので、次の行にまたぐように字数を増

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浅野大輝インタビュー「言葉を超えて出会いたい」後編

浅野大輝インタビュー「言葉を超えて出会いたい」後編

前編はこちら

余白から広がるもの

日頃は、思い浮かんだフレーズや使ってみたい単語をEvernoteにメモしています。そこから短歌になる場合もあれば、詩になる場合もある。書き留めたものを見返して、どこに着地するかを楽しみながら考えるのも、つくり方のひとつです。以前は、原稿を書く際にはMacの標準エディタをフルスクリーンにして使っていました。紙と同じで、何も手を加えられていない真っ白な画面に書きは

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浅野大輝インタビュー「言葉を超えて出会いたい」前編

浅野大輝インタビュー「言葉を超えて出会いたい」前編

二度目の出会いで、のめり込んだ

短歌との出会いは、本当にたまたま。高校で入った文芸部の先輩に「短歌甲子園 ※1 に出てみない?」と誘われたのがきっかけです。短歌は基本的に「だいたい三十一音であればいい」というくらいの決まりしかないのですが、それでいて奥が深く、だんだんと惹かれていきました。でも、本当の意味で短歌と「出会った」のは、大学に入ってから。笹井宏之さんの歌集『えーえんとくちから』を読んで

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武田俊インタビュー「憧れと没入のあいだで
」後編

武田俊インタビュー「憧れと没入のあいだで
」後編

前編はこちら

自分の日記も、他人の日記も、面白い

 最近は、寝る前に「3年日記」をつけています。レイアウトがまたよくて、1ページが1日の3年分。つまり、2017年・18年・19年の8月3日がひとつのページに並ぶ。だから、「去年はこの日が“冷やし中華はじめました”だったんだ」とか、「この時めちゃくちゃ落ち込んでたな。でも翌年はいいことあるよ」とかが、ぱっとわかる。日記をつけはじめて気づいたのは、

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武田俊インタビュー「憧れと没入のあいだで
」前編

武田俊インタビュー「憧れと没入のあいだで
」前編

他者のテキストに刺激を受ける

今は複数のデジタルメディアで編集長をしていて、自分の原稿を書く時間はめっきり減ってしまいました。オフィスにいると常に誰かと話すことになるから、執筆は決まって真夜中の自宅です。重い腰を上げるコツは、書こうとしているフォーマットに近い他人のテキストを読むこと。エッセイの依頼ならエッセイ、書評原稿なら書評を読むという感じです。とくに昭和を生きた文豪たちのものは、奮い立たさ

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