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「会社の中でどう楽しく、面白おかしく生きるか」リーダーシップ・チャレンジ2024開催レポートvol.1

社会人のためのリーダーシップ講座「リーダーシップ・チャレンジ 2024」(LC)は2024年4月20日(土)にスタート。第1回のプログラムは、三井物産の前副社長でLC塾頭の駒井正義さんが講義を行いました。

様々な企業から派遣された管理職層17名が講義を受けた

💡「リーダーシップ・チャレンジ」で得られる3つの利点

  • 業種も住む場所も異なる多種多様な人が参加していることで、様々な気付きを得ることができる

  • ほかの参加者と自分を比べることで自分自身を見つめなおすことができる

  • 前向きな気持ちを持った仲間を得ることで、前向きに物事をとらえることができるようになり、前向きに会社に対して向かい合おうという気持ちが持てる

📖講義内容

今回の目的は……

・組織で活き活きと働くにはどうすればいいか、考える
・リベラルアーツとは何かを意識する
・メンバーのみんなでお互いのことを知る

今回の内容は……

ー講義ー
●会社に入って、どうやったら生き生きと、面白おかしく生きていくのか
●30代〜40代、どういった勉強をするべきか
●組織は怖いところだ(会社の怖い部分に対してどう対処していくべきか)
・良いリーダーに必要なこととは?
・人間とは、幸せとは、豊かさとは?
・偉くなるということは、どういうことか。偉くなるためにはどうしたらいいのか

以上を3回の講義に分けて伝えていきます。
(・は次回以降の講義内容)

ーワークー
自己紹介ワーク

◆会社の中で面白おかしく生きるための4条件

①心身ともに超絶健康であること
②言いたいことを言って、やりたいことをやる
③周囲、組織に認められているか
④自分がやっていることが自己実現に向かっているか

こうした4つの条件は、駒井さんが学生時代に読んだ『アウトサイダー』(コリン・ウィルソン著)という書籍に影響を受けて生まれたそうです。

社会において実現することが困難だと思われる課題を自分自身に設定し、挑戦を続けて自己変革を起こすことで生き生きと生きていける。

これは、稲盛和夫、大谷翔平、鈴木敏文、ビートたけしなどの生き方にも共通しています。(ビートたけしは実際に『アウトサイダー』から影響を受けたことを表明。大谷翔平の座右の書『運命を拓く』も内容は通ずる点が多い)

◆正しい努力、正しい勉強とは?

駒井さんは三井物産に入社後、新人時代を経て9年半所属した鉄鋼本部では、上司から信頼され、同僚同期からは一目置かれ、競合他社からは「三井に駒井あり」と恐れられていた存在でした。

なぜ仕事ができたかと言えば、取引先から価値ある情報を引き出すための『絶対的な会話力』があったから。

そしてそれを実現するために、正しい努力・正しい勉強をしたから。具体的には、製鉄のコスト構造や原価、流通の歴史、マーケティングなどを学んだそうです。

仕事のモチベーションを維持するためのポイントは「大言壮語・有言実行」。「言ってしまったからにはやらざるを得ない」と退路を断つことで、問題に正面から立ち向かうことができたとのこと。

◆言いたいことを言って、やりたいことをやる

駒井さんは貿易部門出身の部長から声を掛けられたことがきっかけで、英語を学び、貿易部門へ転出することに。英語も貿易実務も初心者でありながら、結果を出し続けて39歳ジャカルタに赴任。面白おかしく過ごすことができたのは、赴任地でも結果を出し続けたことで、言いたいことを言ってやりたいことをやれる環境ができていたからだと本人は語ります。

◆自己紹介ワーク

「ジョハリの窓」の理論から、コミュニケーションを円滑にするための『自己紹介ワーク』を実施。4人1グループで自己紹介後、雑談タイムの中でお互いの共通点を3つ見つけるワークに取り組んでもらいました。

🖊️受講生の講義レポートより

講義での学び、気づき、感想

会社でリーダーとしてどのような振る舞いが必要なのかだけでなく、生き生きと豊かな人生を送るための秘訣も聞けて、非常に楽しい講義でした。

(食品業・女性・30代)

仕事をするのであれば「楽しく」と思っていた自分の方向性は間違っていないと感じました。 また、上記を実現するために自分自身の見えている視野が狭いことを痛感。

自分自身の勉強不足、勉強の方向性についても学びがありました。 仕事で時間が取れず、勉強自体を後回しにしていることについて深く反省し、仕事との繋がり・仕事のためには何を勉強するべきかを意識し勉強をしたいと思いました。

(情報、通信業・男性・30代)

「超絶健康」「圧倒的コミュニケーション」などのキラーワードが刺さりました。会社の中で楽しく、面白おかしく生きるためには、ただ、健康であったりコミュニケーション上手であるだけでは足りなくて、究極的にというところまで突き詰めることが必要なのだと感じました。

(食品業・男性・30代)

自己紹介(ワーク)がとても面白く、人のパーソナリティが見えて非常に良かったです。

(小売業・男性・30代)

講義を受けて、短期的な目標、自分の部署への応用 など

リーダーシップには色々な形があり、必ずしも自分が周りを引っ張っていくだけではなく、組織全体をうまく回すために自分がどう立ち回るかを俯瞰することもリーダーシップになり得るのだと感じました。

(食品業・男性・30代)

今回の研修の内容を社内で展開したいと思います。展開をすることで自分自身の理解度向上や意識改革も行いたいと考えております。 モチベーションを保つ方法としてお話いただいた、「大言壮語」「有言実行」についても実施します。 大きな夢を語ることについて、恥ずかしいと思う気持ちや言われた後輩側の捉え方等を気にしていましたが、夢を語ることの意味自体を含めて話をしていきたいと思います。

(食品業・男性・30代)

勉強に対する姿勢は変えなければと感じました。今までは会社が勉強が勧めるので、簿記やFP資格など直接あまり関わりのないことを勉強してましたが、そうではなく、結果に出る勉強をしなければと感じました。

(食品業・男性・30代)

なんのために生きるのか?の目標が最近曖昧になってきたので、自らの動機づけをする。そのために、最近はビジネス書籍ばかり読んでいたので少しジャンルを変えたりしてみます。

(情報、通信業・男性・40代)

🕰️タイムテーブル

12:50 開場
13:00 オリエンテーション
13:20 自己紹介ワーク
13:50 休憩
14:00 駒井正義さん講義
16:00 休憩
16:10 グループダイアログ
16:30 質疑応答(グループごとに質問) 
16:55 クロージング、次回案内
17:00 終了

👤講師プロフィール


駒井正義(こまい まさよし)
三井物産株式会社前副社長、リーダーシップ・チャレンジ(大隈塾)塾頭
1949年8月3日生まれ。73年早稲田大学商学部を卒業後、三井物産に入社。本店鉄鋼第三部を振り出しに、97年厚板鋼管部鋼管室長、98年関西支社鉄鋼部長、2005年東北支社長、07年執行役員駐中国副代表、10年専務執行役員、11年代表取締役副社長執行役員、14年退任。
趣味は野球。

❓リーダーシップ・チャレンジとは


リーダーシップ・チャレンジ(LC)は、会社で仕事(社業)を通じて社会に貢献する人材を育てる、ということをミッションにしています。

そのために、ヒューマンスキルを磨き、リーダーシップを身につけ、幅広い見識、判断力、思考力を学びとり、業界業種を超えた人脈を構築するビジネススクールです。

開講から21年目。本研修を学んだ受講生たちが日本国内のみならず、世界の色々な都市で活躍しています。
彼ら彼女らを、LCの教壇に立ったゲスト講師の皆様に後押ししていただきながら、私たち LCはこれからも、有能な人材を育み、社会に貢献していきます。

詳細はパンフレットをご覧ください

🏢2024年度参加企業 (順不同・敬称略)

受講企業
サントリー株式会社
三井物産流通グループ株式会社
株式会社NTTデータ
株式会社セブン-イレブン・ジャパン
株式会社セブンドリーム・ドットコム
三井物産株式会社
株式会社三井住友銀行
三井農林株式会社
綿半ホールディングス株式会社
第一生命ホールディングス株式会社
株式会社再春館製薬所
外務省

リーダーシップ・チャレンジ 2024開催レポートvol.1
2024年5月7日発行 
大隈塾事務局(一般社団法人ストーンスープ) 
ひえじまゆりこ yuriko.hiejima@gmail.com 
〒026-0002 岩手県釜石市大平町3-9-1 
TEL:050-3558-7527 
    MAIL:ookuma_school@stonesoup.tokyo


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