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#19 横浜市立大学学生団体YDCさんにインタビューしたら、活動を通した幅広い世代との交流が見えた。

子ども食堂や地域の支援団体を応援し、地域の素敵な活動を紹介する番組、(株)StockBaseプレゼンツ「集まれ!地域ヒーローズ!」。

第19回放送では横浜市金沢区にある横浜市立大学医学部学生団体YDCにヒーローインタビューを行いました。

当日の様子はSpotifyにて無料でお聴きいただけます。あわせてお楽しみください。


団体情報

住所:〒236-0004 横浜市金沢区福浦3-9 横浜市立大学福浦キャンパス内
公式X:https://twitter.com/ydc2010
公式Instagram:https://www.instagram.com/yokoichi.ydc2019/

活動内容を教えてください。

私達、医学部YDCは横浜市立大学医学部の部活動の一つとして活動しているボランティア団体です。

医学部生を主体とした市民の方への正しい医療知識の提供を目指しております。

不適切な医療利用による医療崩壊の危機や医療について知りたいという市民のニーズを感じ、2008年に創設されました。

みんなの夢を医療に繋げたい、という願いを込めて、Yokohama dream catchersと名付けられました。

現在は横浜市立大学医学部の学生約60名の部員が所属しており、年に10回程度のイベントを企画・運営しております。

具体的な活動について、メインでやっている活動は大きく二つあります。

訪問授業

一つは訪問授業で、金沢区をはじめ近隣の小中学校にて授業時間をお借りし、子どもたちに医療教育を行っています。

医療体験教室

もう一つは医療体験教室と言って、小学生を中心に参加者を募集し、医療教育や簡単な医療体験を実施しています。

次回3月に中学生対象の医療体験教室を横浜市立大学医学部のキャンパスで開催します。

詳しくはYDCのTwitterやインスタグラム、横浜市立大学のエクステンション講座HPをご覧ください。

授業内容

授業内容としては、大きく4つに分けられます。

一つ目はキャリア教育。なぜ私たちが医学部を目指したのかや医学部ではどんなことを勉強するのかなどをお話ししています。

二つ目は医療機関の使い分け。どういう医療機関があり、どう使い分ければ良いのかを丁寧に解説しています。

三つ目は保健の授業で習うような内容で、感染症や熱中症、身体の仕組みについて教えています。

四つ目は一般の方向けの内容で、災害時の対応方法や具合が悪い人を見かけた時の応急処置などを教えています。

今年度は対象を高齢者に向けた講座を初開催しました。

他にも、大学のオープンキャンパスのお手伝いや大学病院主催の医療体験教室のお手伝いなど様々な活動を行っております。

活動を始めたきっかけを教えてください。

鈴木さん:元々看護を目指したいと思ったきっかけに社会貢献をしたいという強い思いがありました。

そして、横浜市立大学への入学が決まった後、部活動やサークルについて調べている時にYDCを知りました。

大学生の間に積極的にボランティアに参加したいという目標があったことや、小中学生の子どもたちと関わって看護につながるような経験を得たいと思い、YDCに入部しました。

鵜飼さん:私は人と関わることが好きで特に子どもが好きなので小学校や中学校へ訪問授業をするこの活動に参加したいと思いました。

田之脇さん:入学前から横浜市立大学主催のブラックジャックセミナーという医療体験ができるイベントやオープンキャンパスなどに何度か参加していました。

イベントでは先生や医大生の先輩方の説明が分かりやすく、そして時折面白く教えてくださったことがとても印象的で、医療について楽しく学ぶことができ、医療分野に興味を持つようになりました。

かっこいい先輩方の姿をみて、自分も横市に入学したら、学んだことを活かして地域のボランティア活動に参加したり、後輩に看護や横市の魅力を発信する立場になりたいと思っていました。

そして入学後、新歓でYDCという部活について知り、訪問授業を行い小中学生と一緒に医療を学べるというところに魅力を感じて入部を決めました。

活動を始めてうれしかったこと・良かったことを教えてください。

鈴木さん:活動を通じて1番嬉しかったことは、幹部として活動の様々な企画に参加させて頂けていることです!

2年生でさらに活動に参加したいと思っていたので、活動の幅を広げることができ、将来に繋がる経験が出来るという環境が最高です!

鵜飼さん:嬉しかったことは授業やグループワークを通して参加者の方から「楽しかった」や「参加して良かった」という感想をいただけることが嬉しかったです。

私は看護学科を志望した理由や医師・看護師について話すキャリア教育の授業を多く担当させていただいています。

医師・看護師に興味を持ったという声や将来を考えるきっかけになったという声があった時がとても嬉しかったです。

良かったことは、主に小学生や中学生等地域の方々に医療に関すること、私たちが学んできたことを伝えることで予防医療につながることです。

私はこの活動を通して、予防医療の重要性を改めて学び、予防医療により関心を持つようになりました。

田之脇さん:人前に立って授業するのはとても緊張しますが、楽しそうに授業を聞いてくれたり医療器具などに興味を持ってくれたりして、参加者の笑顔をみれることがとても嬉しかったです。

アンケート欄に感謝の言葉や学んだことについて沢山メッセージを書いてくださっているのを読むと、「準備大変だったけど授業して良かったな。またやってみたい、頑張りたい。」という気持ちになります。

活動を始めて大変だったことを教えてください。

鈴木さん:授業内容を構成することが一番大変です。

学校側からの希望と我々が伝えたいことをマッチさせ、一から授業を作り上げることは難しい時もあります。

しかし、学んできたことを活用し、スライドを作り上げた時の達成感はその分大きく、大きなやりがいに繋がっています。

鵜飼さん:私たちが学んだことや伝えたい内容を伝える相手に合わせて話し方や見せ方を工夫することが難しかったです。

授業や授業内で行うグループワークでは小学生や中学生、ご年配の方など伝える相手に合わせてどうしたら参加者にとってわかりやすいか、興味を持ってもらえるか相手の立場から考えます。

スライド作成や話すスピード・声の大きさなどを工夫して発表しました。

田之脇さん:本番はカンペを見ずに授業をするので、当日までに何回も練習してスムーズに話せるようになるまでがとても大変でした。

ただ文章を丸暗記するのではなく、話し方・声のトーン・質問の投げかけをどのタイミングで入れるかなど、授業に飽きないような工夫ができるように部員と話し合いながら沢山練習しました。

現在団体が必要としている支援があれば教えてください。

地域への呼びかけ手段や広告手段が欲しいと考えています。

SNSでの宣伝やチラシの配等は積極的に行っていますが、見て下さっている層が限定されてしまうため、広く宣伝するということが難しい状況です。

更に広い広告のためのご支援を頂けると大変うれしいです。

団体の活動を続けていくために地域住民ができる支援を教えてください。

地域での医学部生による講座のニーズを知りたいと考えています。

現在、地域の方にご参加いただける医療体験講座を実施しているのですが、地域の方々が求めて下さっている講座をご提供したいと考えております。

このような講座を開催して欲しいというご意見を当団体のSNSやイベント開催時にお寄せ頂ければと思います。

また、当団体や企画開催に関して、ぜひとも広めて頂けると嬉しいです。

興味を持って頂いた方は、ぜひイベントにご参加下さい

団体の今後の展望を教えてください。

今後の展望としては、参加者年齢層の拡大と授業内容の充実を目指しています。

今年度、高齢者を対象として講座を開催することが出来ました。

「多くの市民の皆さまに医療の情報を伝えたい」という目標や「健康に過ごすための秘訣や救急時の対応を知って欲しい」という想いがあります。

そのため、様々な世代の方に私達の想いや知識をお伝えできればと考えています。

また、今年度新たな授業内容を数本作り上げることが出来ました。

新たなテーマを開拓することも出来たので、来年度も引き続き活動をアップデート出来るように研鑽して参りたいと思います。

他にも、来年度は他の団体さんとのコラボ企画も検討していますので、どうぞお楽しみにして頂ければと思います。

告知

横浜市立大学エクステンション講座という『横浜市立大学が地域貢献の一環として実施する公開講座』があります。

3月24日(日)14~16時で、我々医学部YDC主催の1日医学部体験を開催します。

対象は中学生で、医療に関する講義のほかに、医療体験コーナーを多数設ける予定です。

本物の医療器具を用いた体験は貴重な機会なので、ぜひ皆様ご参加ください!

詳細は横浜市立大学エクステンション講座のホームページや当団体のSNSをご確認下さい。

横浜市立大学エクステンション講座HP https://www.yokohama-cu.ac.jp/ext/医学部YDC SNS X(旧Twitter)@ydc2019、Instagram @yokoichi.ydc2019

スタジオの様子

番組情報

(株)StockBase プレゼンツ「集まれ!地域ヒーローズ!」では今後も地域の支援団体の皆さんをお招きし、その活動を応援してまいります!

毎週金曜12 時は金沢シーサイドFM にてお会いしましょう。

リアルタイム聴取方法

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