Radeon RX7900m搭載のノートパソコンAlienware m18がヒッソリと販売終了した件

RTX4080 laptopGPUより強い触れ込みで登場したが…？

初出は昨年秋、モバイル用GPUとしてAMD最高性能の触れ込みで登場したRadeon RX7900mでしたが、様々なサイトでその痕跡を見る事が出来ます。

AMD RX 7900M 3DMark TimeSpyスコアリーク、RTX 4080 （ノートPC版）GPUより4%高性能 - ハオのガジェット工房

RDNA3を搭載した文字通りAMDのフラッグシップモデルGPUであり、下手なデスクトップGPUよりも高性能という変態GPUでしたが、これまでも当ブログで検証してきた通り、まさに爆熱の権化てもあったRX7900シリーズは、やはりモバイル用でも控える事を知らない爆熱仕様であり、200W超えとかいうアホみたいなパワーでRTX4000シリーズに殴り込みをかけるも、様々な所で詰めが甘く、バッテリーが瞬時で無くなるなど様々なトラブルを頻発させた末に、この度唯一の搭載機であったDELL Alienwareが終売となり、市場から姿を消した模様。

Radeon RX 7900M / Ryzen 9 7945HX搭載ノートPCに致命的な欠点・不具合 ［Update 1: 回避策判明］ | ニッチなPCゲーマーの環境構築Z

その仕様と変態性

CU数72にVRAM16GBとか、浪漫モリモリのスペック

PS5proで噂されるCU数が50〜56な点を考えると、この時点で既にAlienware m18の性能はPS5proを超えている事が判る。AFMFにも対応している事から、重いゲームもゴリゴリ動く筈なんすよね。

それでも、総合性能で結局RTX4000シリーズの壁を超える事が出来なかった。描画性能だけで見てもRTX4090laptopはRX7900mの更に上を行くし、ワットパフォーマンスやその他デバイスとの調整を司るドライバの熟成具合も、GeForceはRadeonの一歩先を行っていた訳である。

一方で価格面ではRTX4090搭載のノートパソコンよりも20万円近く安く、性能に対するコスパは抜群に良かったものの、爆熱による負荷はやはり多くのユーザー達から敬遠されてしまった模様。

そして終売（伝説）へ…

こういうニッチなアイテムが大好きな私自身も、最後の最後までポチるか悩みつつDELLのサイトを開いたり閉じたりしていたが、

先日、遂にサイトから消失。南無〜

うーん、買えば良かったかなぁ…？いや、でもそんなにパソコン使わんやろ、ガジェット系YouTuberでもないし…。

AMDのモバイル向けRDNA3最高峰GPUであるRadeon-RX7900m、いつの日か復活する事があるのだろうか？

次こそは買い…買い…買…うーん。

頑張れAMD！応援してるぞ！