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V37スカイラインの動力性能

速いけど重い

これは率直に、SX-4 s-crossからの乗り換えでのインプレなんですが、ハイブリッドモデルである350GTは乾燥重量で1800kg級、装備重量で2トンを超えるため、s-crossと比べるとかなり重いと感じます。というより、s-crossが軽すぎました。あちらは1600ccNAですが、乾燥重量は1200kgを割っており、スズキお得意の軽量化技術が活きた車でしたから、スイフト同様にコーナリングでのブッ込みがとても楽しい車でした。(やり過ぎたのか足回りが1回壊れたけど)対するスカイラインはFR車ですので、コーナーでは基本に忠実なスローインファーストアウトが楽しくなる車に仕上がっていますが、やはり重いので、左右に尻を振られる険しい峠などは激しいGがドライバー自身に伸し掛かり、運転してるのに車酔いしそうになってきます。

うーん、やっぱり得手不得手はある。

パワーは異様にある

とはいえ、スカイラインは重いなりに3500ccのアホみたいなパワーのエンジンを積んでますので、どれだけ勾配の厳しい上り坂でも力不足を感じる事は皆無です。マジでエコモードでもモーターアシスト貰いながら2000回転以下でスイスイ登っていきますから、上り峠では超快適。s-crossだと登坂はスポーツモードでも力不足感があったのですが、スカイラインだとマジでエコモードで充分です。スポーツモードにすると扱い切れないパワーが出るので、実はあまり使ってません。速い上に見た目も厳ついので、前の車もよく道を譲ってくれるようになりました。

セダンである事とFRである事の利点

コーナーでの挙動はセダン故の重心の低さとFR特有の後輪から湧き出るトルクのお陰で、FF車のs-crossよりも一層踏ん張りが効き、全く違う乗り味になっています。FF車はコーナーに入るとフロント荷重が強くなるので、コーナー進入後のアクセルワークで車体をどう流して抜けていくかが肝でしたが、FR車だとアクセル踏むとリア荷重になるから、コーナーに入る迄の進入路や進入速度が立ち上がりの理想的なラインを左右する事になります。

セダン&FR車は基本形で、乗り手を育てると聞いた事がありますが、スカイライン乗ってるとスローインファーストアウトが自然と身に付くので、確かにその通りかもしれません。まぁなんやかんやでオッサン車なので、オッサンらしいジェントルな運転をしたいもんです。

タイヤも良い物を履きたい

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この車は中古だったので、購入時には8年モノのPOTENZA(ランフラットタイヤ)が履かれてました。自分はバイク乗りだった事もありタイヤの重要性は充分理解していましたので、納車と同時に固くなったランフラットタイヤをREGNO GR-X2へ履き替えしております。いわゆるコンフォートタイヤですね。

ロードノイズの低いREGNO GR-X2とハイブリッドは相性が良く、まぁー静か。他の高級車と比べた訳ではないのですが、タイヤサイズも17インチとs-crossと変わりない為、下手にインチアップしたモデルよりは静かなのではないかと思います。その分タイヤの寿命は短くなりそうですが、まぁ大体3年3万km辺りが目安かな、と考えてます。次履き替える時はMICHELINパイロットスポーツ辺り検討してみるのも良いかもしれません。

フーガとの違い

コンフォートタイヤでロードノイズは消せても、スカイラインはなんやかんやでスポーツセダンです。高級車路線としてはINFINITY Q70相当のフーガとの差別化で微妙な立ち位置になってる車ですが、シートやサスペンションの感じからするとやはりスポーツセダンである側面は隠しきれていません。スカイラインはたまにクラウンやカムリと比較されたりしますが、どちらかというとラグジュアリーセダンはフーガの方が適切なのかもしれません。一応フーガも購入検討したんですが、流石に内装が古くてね…。

スカイラインを比べるならスバルのWRX-S4辺りが適切なんじゃないかと思うんですが、どうでしょう?

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