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暑さで壊れるのは身体だけじゃない

この1週間ほどでいきなり気温が上がった。国内では30度を超える地域も出てきているとかで、すっかり真夏日だ。僕はというと、夜は冷房をつけて、朝になると寒くて暖房を入れるという謎多き日々を送っている。しかし、昔に比べるとフィジカルとメンタルの間に壁が出来てきたなあと感じる。僕は今そこまで暑さを実感していないのですが、どうも身体は怠いし食欲もあまりわかない。感覚として「暑いなあ」と捉えている以上に、身体は暑さによるダメージを受けているのでしょう。

冬季型鬱にあるように、冬の寒さや日照時間の短さが精神に不調を来すのは間違いない。けれど、暑さだって無害じゃない。人間は恒温動物なので気温の変化にはある程度対応できるのですが、そこためにはエネルギーを消費する。つまり、春や秋など穏やかな気温の季節に比べると、夏や冬はエネルギー消費量が多いということになる。なので、気温が大きく上下する際には、いつもより多めのエネルギーを備蓄しておかなければ、身体は体温調節のために手一杯で他のことをやる余裕はなくなる。すると必然、何をする気も起きず怠いなあという気分になるのだ。

身体が弱れば精神を病むのもまた自然の摂理ですから、気温の変化が激しい今のような時節はメンブレを起こしやすい。正直とても暗い気分だ。GWださあ出かけるぞ、という気はまったく起きない。そもそも僕にGWなど無いんだけれども。まあ、普段の鬱と違い、これは時間が解決してくれる問題だ。身体がこの暑さに適応してくれば、自然と精神状態も回復するでしょう。それは自分の問題なので、自分の中で処理すればいいだけの話。

ただ、こうした精神の不調によって仕事のパフォーマンスが下がったり、「会社の人たちは皆んな僕のことを悪く思っているに違いない!」と猜疑心が膨らみ、被害妄想を繰り広げたりするのは好ましくない。そういう負の感情は案外表に出ていて、周りの人間にも察知されてしまう。一刻も早く正常に戻らなければ…戻らなければ…そうやって自分にプレッシャーをかけると、余計に沼にハマってしまうんだよなあ。

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