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夏、襲来

あついあつい。暑いぞ。まだ5月初旬だというのに、すっかり真夏日だ。こう、いきなり暑くなられると身体も驚く。厄介なことに、暑いのは日中で夜はちゃっかり寒い。まだ羽毛布団を仕舞えずにいます。なんなら朝起きて1時間くらいの間は暖房もつけている。1日のなかでの気温差が激しく、こまめにエアコンなり服装で調整していかなければ体調を崩しかねない。

僕は暑さ自体はさほど苦手ではない。むしろ「夏が来たぜ!」と、謎に意気込んだりする。日陰に棲まう隠者であるにも関わらず、太陽サンサンの夏が好きなのだ。これでも夏生まれだからね。季節のなかでは夏が故郷だ。しかし、僕と同じように夏が大好きなヤツらがいる。すごく目障りで、不愉快で、疎ましい連中が。そう、虫だ。もうすでに今年の侵入者第1号は引っ捕えた。屋外はともかくとして、自室に入り込んだ虫をおいそれと放っておくわけにはいかない。僕はそこまで心優しい人間じゃないんだ。夜は”対外敵用殺戮兵器VAPE”によりATフィールドを展開している。ひとまずこれで難を凌ぐことができる。本格的に夏が到来すれば、彼奴等の親玉Gがお出ましになるでしょうから、決戦のその時まで気を引き締めておかなければならない。警戒を怠ってはいけない。

まあ、虫にとってみれば人間の家の中も外も関係ないんですけどね。ただ生きてそこに存在しているだけで忌み嫌われるなんて、まったく不条理な話だ。生殺与奪権は我々人間が有しているのですから、もっと寛大な気持ちで彼らと向き合わなければならないのかもしれない。身近な虫で本当に警戒すべきは蜂くらいでしょう。目の前に死の危険がある。

いやいや。虫なんか気にしている場合じゃない。実は暑さにやられて若干バテています。日記を書きながらもぼーっとしていて、とりとめのない文書になっているかもしれない。もとより少ない食欲がますます減退しているし、身体もダルい。前々から言っておりますが、こんな時こそやはり体力がものを言う。何をするにもまず体力だ。本格的な夏にむけて、体力をつけていかねばならない。

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