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「とにかく自分でやってみる」ことの大切さ

人生、というと大袈裟ですが、生活をしていくということは、行動の連続です。ご飯を食べる、風呂に入る、のように、自らの意志で行動するもの。呼吸やまばたきのように、無意識におこなうもの。1日の中でものすごい数の行動をしている。しかし悲しいことに、そういう当たり前のルーチンワークを人は「行動する」とは言わない。先述の通り、生活の中では無数の行動がある。なので、あえて「行動する」と言う時は口頭であっても括弧付きだ。””(ダブルクォーテーション)でもいい。日常生活の中にありふれた行動ではなく、特別なもの。やれ行動だの人脈だの怪しげな2字熟語を見るとウッ…と拒絶反応を示す人もいるでしょう。僕もそうです。そんな啓発チックな話をするつもりはないんだ。

何か新しいことをやってみる、というのは、視野を広げるという意味ではもちろん重要。実際に体験してみないと分からないことも多い。とはいっても、じゃあ何をすればいいんだという話。規模を問わなければ、新しい挑戦なんていくらでもあるわけで、何も取っ掛かりがない状態で無数の選択肢から1つを選ぶというのも難しい。であれば、自分の趣味などに関係のあることがいい。

僕は昔、ニコニコ動画にハマっていた頃に「自分もうp主になりてぇ〜」と一念発起して、中学生ながら動画編集を独学したことがある。独学ってほど立派なものではありませんが、今と比べて格段に情報量の少ないインターネットの中であれこれと調べながらフリーソフトの使い方を学んだ。そして、自分で動画を1本作ってみてよく分かる。場面のカット、テロップ、効果音など、基礎的な編集をするだけでもどれだけ大変か。慣れれば時短もできるのでしょうが、僕はたかだか10分〜15分の動画を作るのに5時間ほどかかっていました。それも、高度な編集は全くしていない。この作業工程を実体験するだけでも、映像を作ることの大変さがよく分かる。

話は変わりまして、僕は絵を描くことも好きでした。今は全然描けていませんが。幼少期はノートと鉛筆で、年頃になったらペンタブ、iPadなどを使ってデジタルで絵を描いていた。なので、プロの描くたった1枚のイラストにどれだけ手間や暇がかかっているのか、素人の僕でさえ想像に難くない。こんな構図でこんな線が描けるなんて…こんな色使いをできるなんて…と、絵を描いた経験があるからこその視点を持つことができる。つまり、楽しみ方の幅が広がる。ここが最も重要なポイントだ。

「とにかくやってみる」ことにより、視野が広がるのはもちろん、楽しみ方の幅も広がるのだ。僕の場合、YouTubeの動画1つとってみても「このシーンの撮影、編集大変だろうなあ」と想像を膨らませて楽しむこともできるし、イラストもまた然り。製作者へのリスペクトの気持ちも高まります。なので、よければ脳内のコマンド選択画面で「行動する」を選んでみてください。

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