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大事なのは限界を知っておくこと

普段から我慢なんてしなくていいと言ってますけど、正確にいうと「我慢の限界を知りましょうね」ということなんです。
それを超えちゃうから体を壊したりメンタルやられるって話です。

僕がレコード会社にいた頃は、まだCDが売れていて景気もよかったし、会社もやりたいことやらせてくれたし、お金も使わせてくれてまるで天国かというような日々でしたが、何ヶ月も仕事を休まず走り続けた結果、メンタルをやられ鬱のような状態になり、しばらくやる気が出なくて大変な思いをしました。

まだ若かったということもあり、体力の限界もわからなかったので、強制終了が起きたのでしょうね。
そのまま突っ走ってたら取り返しのつかない事になっていたかもです。

その後会社を辞めて独立したのは35歳の時でしたが、独立してからも好きなことややりたいことしかやってないのに、体を壊して年に2回は入院してました。今考えるとアホとしか言いようがないのですが、それくらい自分の限界を省みず突っ走って、ただただ暴走してましたね。

やりたいことしかやっていないし、毎日が楽しかったはずなのに、精神や体が悲鳴を上げてるのに気がつかなくて、大事に至る前にストップがかかったのはラッキーでしかありませんが、逆にやりたいくないことを我慢してやり続けたらどうでしょうか?

これも同じように限界があります。
本当はこんな仕事やりたくないと続けていたらそれは我慢してるってことですけど、いつかは限界がやってきます。限界を迎えるまでにいろんなこと考えたり悩んだりしますが、それはそれで自分と向き合う大切な時間です。
でもね、限界を超えてまで我慢すると、メンタルか体のどちらかを壊して長期離脱しなければならなくなるんですよ。

「もう無理!」っていう限界は自分でわかるはずです。
自分が一番よく知っていますから、心の声を無視しないでください。
やりたいことだからと休息も取らずに睡眠時間も削ってやり続けたら、当然どこかがおかしくなるし、自分に嘘をついてやりたくないことを我慢し続けるのも同じです。精神的にも肉体的にも必ず限界というものがあります。

メンタルやられたり体壊すのもわかりやすいお知らせですから、イエローカード(警告)が出たことをちゃんと理解しましょうね。
2枚目のイエローカード=レッドカードで退場ですから、その前にしっかり立て直し修正を入れて、長く試合に出れるように努めましょう。



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