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自分のことをプロだと認めていますか?

音楽の世界で言うと、昔はメジャーデビューすることでプロとして認定されたし、ミュージシャンなら、ライブやレコーディングでの演奏だけで生計を立ている人をプロと呼んでいました。

まだその感覚が残っている人もいるかもしれませんが、ここは価値観が大きく変わりました。今はどんな形であっても金額の多い少ないに関係なく、収入を得ているならプロだという自覚を持たなければなりません。

例えばライブハウスに出演し、チケットの売り上げから収入が五千円あったとしましょう。金額が少なくてもそれは立派な収入であり、あなたの歌や演奏を楽しみにしている人がいて、その人たちから報酬を受け取ったのです。
ライブハウスがギャラとして支払ってはいますが、その大元はあなたを応援する人たちなのです。

だから「まだアマチュアなので」とか「プロを目指しています」というような言い訳をせず、プロであると言い切り、その姿勢で活動を続けていくことです。

もちろんこれは音楽に限ったことではなくて、デザインや写真、個人でやってる手芸や革製品などの製造業も同じことです。
個人売買や販売サイトなどで売り上げがあるなら、それは当然プロと呼べます。

もう一度言いますが、現在その仕事だけで生活が成り立っているかどうかは関係ありませんし、もし自分がまだまだレベルが低いと思っているとしたら、それはお客様に対して大変失礼なことをしていることになります。
あなたが設定した金額を受け入れてくださって、納得の上で支払っているのですから、しっかり責任を果たすのが仕事です。

もちろん技術を高めることやバリエーションを増やしていくことは大事なのですが、現在の自分の仕事に対して言い訳をしてはならないのです。
支払った金額以上の満足を得てもらえれば、必ずリピーターになってくれますから、そこはプロとしての自信とプライドを持つべきでしょう。

あなたがブランドなのですから、その自覚を持ってください。
あなたより歌が上手い人がたくさんいたとしても、あなたの歌が聴きたい人がいます。同じように、あなたに写真撮影をして欲しい人もいるし、あなたにイラストを描いて欲しい人がいるのです。

一つ一つ丁寧に仕事をすることで信頼を得ながら、少しずつ実績を作り、あなたのファンを増やしていくことです。何かがきっかけでバズって人気が出たとしても、それは一過性のものなので勘違いしないことです。

まずは今現在の自分をプロだと認め、対外的にも宣言することです。
宣言したことで責任が生じますが、その重圧に耐えクリアしていくことでレベルアップできるのですから、そこから逃げずに独自のやり方で自分らしい仕事をしていってください。

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