人間とは 〜環境問題の観点から〜
「STEP by steps」の最初の本格的な投稿になります。環境問題の内容や原因などをお伝えする前に、歴史を振り返りながら考えてほしいことがあります。私の知識や思考をもとに書き記していきます。ご一読いただけたら幸いです。
地球の歴史
想像もできないほど昔の話です。地球は約46億年前に誕生したと言われています。その後、海や大陸ができ、植物や生物が誕生しました。
人間が誕生したのは、約500万年前です。その後、猿人・原人・旧人・新人の順に進化してきたことをご存知の方は多いのではないでしょうか。
人間は、生きていくために知性を身につけ、狩猟や稲作などさまざまな方法で繁栄してきました。
時代は進み、18世紀後半になるとあることが起こります。イギリスで起こった「産業革命」です。
簡単にお伝えすると、「農業」から「工業」へ移ったことで生じた社会の大変動のことです。
なかでも、ジェームズ・ワットさんが今までの数十倍数百倍の作業効率を実現した「蒸気機関」を完成させたことは有名な話です。
当時は、この大発明に泣いて喜んだことでしょう。今までは、手や紡績機を使って縫っていたものが、もっと大量に・もっと楽に生産することができるようになった仕組みなのですから。
さらに、蒸気機関車の発明で、大量の荷物を運びながら大量の人を乗せることも可能になったのです。
ただ、これが環境問題のはじまりだと言われています。蒸気機関には、石炭を使用するからです。その後、石油や天然ガスなども発掘され、化石燃料を大量に消費する日常になりました。
化石燃料を大量に燃焼させると、二酸化炭素はもちろん、硫黄酸化物や窒素酸化物などが発生します。
これが、地球温暖化や大気汚染などの原因になっています。詳しくは、別の記事で書かせていただきますが、このようにして地球は、人間の手によって少しずつ良くない方向に変わっていったのです。
生態系とは
このような地球で生きてきた生物について考えます。
実は、地球にはまだ知られていない生物を合わせると、3000万以上の生物がいると言われています。一つ一つの生物は、他の生物と関わり合いながら生きています。生物と、その生物が生きる自然や環境を合わせて「生態系」といいます。
生態系の進化には、目を見張るものがあります。
空を飛ぶことができる生物、深海まで潜ることができる生物、歯で狩猟をする生物など、、、。大きい進化から小さい進化まで様々です。
なぜ進化したのか。
「どうすれば生き残れるか」を考えたからです。
そして命を燃やした生物達は、土に還り、また新たな生物として誕生します。生態系は循環していくものです。
人間とは
ここで我々人間に関して考えます。ここからがお伝えしたい一番のことです。
人間とは何ですか。
人間とは生態系の一つです。
「どうすれば生き残れるか」を考えた結果、知性を進化させることにより生き残った生物なのだと思います。
お得意の知性を活かして、農業・産業・経済までも発展させました。そして、一部の地域でとても豊かに暮らすことができるようになりました。
人間は生き残った先に、「どうしたら豊かに生活できるのか」を考えた歴史的にみても類をみない生物でしょう。
今のところ、車に乗っているライオンもいないし、買い物しながら今日の晩御飯を考えているクマやキリンも、ましてやスマホを持っているゴリラも見かけません。
ですが、ここで考えてほしいことがあります。
人間の「どうすれば生き残れるか」を超えた「どうしたら豊かに生活できるのか」を考え進化することは、地球的にそんなに重要なのでしょうか。
「どうしたら豊かに生活できるのか」と考えることが決して悪いのではなく、人間の傲慢さによって、地球を壊すほど追い求めてはいけないということです。人間も他の生物と同じ生態系の一つなのですから。
すべての生物は、地球の上で生きています。そして、生きていく上で欠かせない食料や水は、地球の中から調達しています。地球に生かされているのです。
現在、豊かに暮らそうをするあまり、地球を壊している人間は、「暗黙のルール」に反しています。
なぜ環境問題に取り組まなければいけないのかは、明らかだと思います。地球が亡くなってしまったら終わりです。地球を未来に繋いでいく生態系の義務があります。
今後みなさんと環境問題に関して一緒に向き合っていきたいと思います。
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