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お互い様、、、だけど第2話

妻の名は恭子、結婚して5年、まだ子供は居ない

恭子「ちょっと、あなた最近、大丈夫❓、、、」

卓郎「えっ⁉️、なに⁉️、なんか変⁉️」

恭子「うん、おかしいはよ、、、」

卓郎「何が❓、えっ❓」

恭子「浮気でもしてる❓」

卓郎「なんでだよ〜、、、そ、そんな
こ、ことあるわけな、無いじゃないかぁ、、、あははは、、、」

恭子は気づいていた、卓郎の態度、雰囲気、仕草が変わったこと、、、

それに帰宅時の香水の匂い

洗濯物の汚れ、、、パンツの裏側だな

里子もそんな経験値が高いわけじゃないので、出した後の後始末まで出来てない

卓郎のパンツの裏側に行為後のシミ(カウパー&残り精子)がしっかり付いていた

バレバレである

恭子が、おかしな点を一つずつ説明してゆく、、、

恭子「ねーっ、これおかしいでしょ⁉️」

卓郎「ああ、、、すまん、、、
実はなぁ、、、オレ、、、
やっちまったんだよ、、、ごめん🙇‍♀️」

恭子「やっぱりねー、もうミエミエじゃない、分かりやすいのねーあなたって、もう、笑っちゃったはwww」

卓郎「すまん、全部話すから、、、」

そう言って卓郎は里子との経緯を恐る恐る恭子に告白していった

卓郎の性格上、嘘は苦手、、、

直ぐに顔に出るのである。

卓郎「、、、という事でなぁ、、、
すまん、、、もうやめなきゃって、、
決めてたんだがなぁ、、、すまん🙇‍♀️」

恭子「、、、そっ、なら良いは」

卓郎「えっ⁉️良いの⁉️ってか、、、
もうしないよ、、、ホントごめん🙇‍♀️」

恭子「ううん、いいのよ、、、
わたしもするから、、、いいでしょ❓」

卓郎「、、、そ、、そうなのかぁ、、」

恭子「異論は無いはよねぇ、、、❓」

卓郎「そ、そ、そんなぁ💦」

恭子「あら❓困り顔して、、、w」

卓郎「、、、」

恭子「私だって好き勝手したいもん、あなたもしたんだから、私だって良いでしょ❓」

卓郎「、、、そ、そんな相手が居るのか❓」

恭子「それは内緒🤫、教えな〜い」


という事で、とても不安定な夫婦関係が始まってしまった

卓郎は里子とは決別して、反省の日々

恭子は夜に出掛けたり、土日にいそいそとオメカシをして出掛けて行く

恭子「じゃあ行ってきま〜す💕」

卓郎「あ、ああ、い、行ってらっしゃい、、、」

早く帰って来いよ、、、とは言えない卓郎

卓郎は心配で心配で気がきでなかった

勝手な話しではあるが、、、



そして卓郎は心配を抑え切れず探索に出る

恭子はいったいどこで何をしているのだろうか?、、、やはり浮気か❓

居ても立っても居られず、行動に出た

先ずは不在の間に家の中を調べた

卓郎「下着は少し派手目になったかなぁ❓、、、ふーむ」

その他、クロークの中とかタンスとか、棚の奥の方まで探したが、怪しい物は出て来なかった

卓郎「無いなぁ、出て来たのはアルバムに入り切らなかった家族の写真だけかぁwう〜む、、、無いはぁ、、、あとはスマホだなぁ、、、それで決まりだろう」

卓郎は恭子が帰宅後、風呂に入っている間にスマホを見ようと試みた

そーっと脱衣所へ行き、置いてあるスマホを手に取った

ロックがかかっている

誕生日、結婚記念日、クルマのナンバー、、、う〜ん、、開かない、、、

すると着信が来た、サイレントでバイブ音だけ、、、

電話番号が表示されている、、、

まさか❓

その下4桁を打ち込むと

ロックが解除された、、、どう言う事⁉️

余り時間が無かったからメール、LINEくらいしか見れなかったけど、怪しいやり取りはそこには無かった、、、

卓郎(う〜む、無いなぁ)

恭子が風呂から上がって来そうだったのでその時はそこまでで退散した。

その晩、恭子が寝静まるのを待って、スマホを再度確認した

メール、LINEは何も無かったけど、、、アプリが、、、あ、あった

卓郎(t○nderってやつ、、、これかぁ)

それを開くとマッチングしている数々の履歴があった

卓郎(ハァ、、、これだぁ)

初めての挨拶から始まり、仲良くなってアポイントを取るところまで確認出来た

卓郎(あーあ、こうやってやってるんだなぁ、、、クソッ)

卓郎はほぼ黒確定と観て、興信所に恭子の素行調査を依頼した。

とりあえず2週間、費用は掛かったが、結婚前からの自己貯金で賄った

2週間後に調査結果を興信所へ聞きに行くと

調査員「幸いなことに、奥様の不貞行為は確認されませんでした、、、良かったですねー」と調査員

卓郎「ホントですかぁ⁉️アイツマッチングアプリで何人もの男と会ってるんですよ、、、それでも、、、」

調査員「ええ、確かに会ってましたよ、、、でも食事しただけで解散しておられます、、、その後は公園やご近所のご友人の奥様方とおしゃべりなどして帰宅されていますね」

卓郎「そ、そうなんですかぁ、、、」

卓郎は納得出来ずにいたが、とりあえず調査結果はシロ

意外な調査結果に疑いを持ちながらも、安堵している卓郎だった

卓郎はその夜、恭子を誘ってみる事にした

卓郎の浮気バレ依頼、夫婦の営みは無い

何度か誘ったが、やはり断られていた

同じ事の繰り返しになるかもしれないが、今日は、、、 


また、里子には浮気がバレたことを伝えて、お互い慰謝料を準備して待ってようと伝えてある

それでも里子は様々アプローチをかけてくるのだが、卓郎は断り続けていた

卓郎は懲りないヤツだなぁと思いつつも
そこまでオレを愛してくれる里子を少し愛おしく思う自分が居た、、、


最低だなぁ、、、オレ



・・・つづく・・・

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