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その手の役割は何ですか?

どんな方でも、そう、こんな私でも出来るお絵描き。コレ、最初から最後まで、20分~30分くらいで充分楽しめます。

こないだ大人クラスで集まった時、30分くらい時間があったので、やってみました。机がない環境だったから描きにくかったけど、「作品作り」が目的じゃないから妥協して。

さて。
テーマは「手」です。まず、濃い目の好きな色で手をかたどってみます。

次に、普段、手を使ってしていること、手の役割を言っていきます。
さわる、抱きしめる、撫でる、叩く、楽器を弾く、料理する、洗う、絞る、書く、描く、編む、削る、切る、捏ねる、まとめる…。いろんな手の仕事、手の役割。

それだけじゃなくて、もっと大きな意味で、自分が手でしていること。大事に包み込んでいるもの。これから作り出していきたいもの…。そんなことを、一人ひとり静かにイメージしながら、自分の手形を自由にアレンジしてみました。

描いている間は、余計なことを考えないで絵に集中できます。そういう意味では写経とも共通点があったりする?? なんて言ったら叱られるかしら。でも、心配が先走ってどうしようもない時には、今に集中できるだけでも、役立つかもしれません。

正解や優劣がなくて、特徴だけがあるのも、アートがセラピーになり得るところです。

さいごに、それぞれにアレンジした手形を見ながら、何を思ってそれを描いていたのか、互いに話し、耳を傾けます。自分のことも、相手のことも、前より少しだけ深く理解できていく感じが、何とも嬉しく感じます。

初めてやってみましたが、優しく嬉しい時間になりました。絵の上手・下手に関係なく取り組めて、自分を表現してみたい時、その結果、一緒にいる誰かと、もっと知り合いたい時、コレ、オススメです。

なかなか楽しかったから、今度、また別の時にもやってみたいな。

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