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監視・コントロールプロセス(その2)
前回、監視・コントロールプロセスの基本的なところを、医療行為とPMを対比させて書きました。
監視・コントロールプロセスの大きな課題、
・正直に報告されない
・管理工数が爆発
に対して、ではどうしたらいいのか?
メンバーの人数にもよりますが、中~大規模プロジェクトになると、メンバーは数十人~数百人、さらに千人越えなんて事もあり得ます。
こうなるとある程度管理可能な規模のサブシステムに分けて、プロ
監視・コントロールプロセス
さて、今までは重要な知識エリアの話を書いてきましたが、今回は5つのプロセスの中で一番悩ましい「監視・コントロールプロセス」についてです。
1.目的
監視・コントロールプロセスは何のためにあるのか?
それはズバリ、「早期発見→早期治療」なのです。
それってお医者さんの話でしょ!
はい、そうですけど、医療機関のプロセスとプロジェクトマネジメントのプロセスを比べてみましょう。
医療の場合:
①【患者
スコープマネジメント
スコープマネジメントというと今一つ何のことかよくわからないかもしれませんが、スコープは直訳すると「範囲」という意味で、
何をやって、何をやらないか、の範囲を決める、ことです。
プロジェクトマネジャーの中の知識エリアの一つである、「プロジェクトスコープマネジメント」がそれに該当します。
この知識エリアで必要な項目は以下の3つです。
①提供するプロダクトやサービスの範囲を明確にする(プロダクトス
10の知識エリアと5つのプロセス
PMBOK(ピンボックと読みます)とは、アメリカの非営利団体のPMIがまとめたプロジェクト運営に関する知識体系ガイドです。
PMBOKは「Project Management Body Of Knowledge」の略で、失敗したプロジェクトの失敗原因を追及して、「どうすれば失敗しないのか」「こうしないと失敗しますよ」というナレッジをまとめたものなのです。
PMBOKには10の知識エリアと5つのプ
プロジェクトに影響を与える3つの要因
今回は、プロジェクトに影響を与える3つの要因についてです。
プロジェクトは計画を立案しそれに従って着実に実行していくわけですが、実行している間にプロジェクトに対して影響を与える要因が3つあります。
①外部環境の変化
これは一番分かり易い。例えば、
・マイクロソフトが新しいWindowsのVersionをリリースした
・ネットワークセキュリティーの基準が変わった
・新たな暗号化技術が使用される
プロジェクトにおける3つの制約
だいぶ間が空いてしまいましたが、気を取り直して書きます。
前回プロジェクトを成功させるためのヒントを2つ書きました。
①の「プロジェクトマンジメント手法を現場に取り入れる(Doing)」の方は、PMBOKに書いてあることなのでおさらい程度と、プラスして若干補足を書いてみようと思います。
まず、「プロジェクトにおける3つの制約」ですが、
1.コスト
2.時間
3.スコープ
になります。
1.コ
プロジェクトを成功させるためのヒント
マガジンのタイトルを「プロジェクトとコーチング」に変更しました。
今回のマガジンは最初プロジェクトマネジメントの解説しようと思ったのですが、そんなの教科書にいっぱい書いてあるのであまり面白くない。
30年間ソフトウエア開発に従事して、リタイア後にコーチングを学び、もっとコーチング的なコミュニケーションが出来ていればいろいろ問題解決できたのに・・と、もう後の祭りですが、本当にそう思うので、このあたり
プロジェクトマネジメント
前回、ソフトウエア開発って何で大変なのという投稿を書きましたが、近年ソフトウエアの開発量が指数関数的に増加し、ソフトウエア開発現場は本当に火の車状態で大変な状況になっています。
「何を作ればいいのかわからない」ということが最大の問題なのですが、それ以外にも要因はいっぱいあります。
そんなソフトウエア開発のプロセスは非常に複雑であり、自己流でやっていてもなかなか上手くいかないので、みんなどうしてい
ソフトウエア開発ってどうしてそんなに大変なの?
前回のマガジンは「職場のコミュニケーションの難しさ」でした。全部で12回投稿しましたが、そろそろ話も煮詰まった感があるので、まったく新しくマガジンを作ってみようと思います。
新しいマガジンは「ソフトウエア開発」にします。
初回は、30年間ソフトウエア開発現場にいて、ソフトウエア開発にとって最大の課題は何かについてです。
環境や言語は時間とともにどんどん新しいものが出てきます。
しかし、時間が経