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JAFCO田添聡士氏〜日本に現存する最古のVCの登場〜

今回はJAFCOの田添さんの出演会をまとめました!

田添さんにはJAFCOの投資歴や田添さんのご経歴などをお伺いしております!

▼目次
東工大からじげんを経てJAFCOグループへ!リアルビジネス×テクノロジーに積極的投資!
【JAFCO】出資総額は1兆円超え!起業家に寄り添う大規模ファンド!
【常に変革を】スタートアップ業界にカルチャーの変革と創造をもたらす!
○田添聡士 ジャフコ グループ株式会社-Principal
HP▶︎https://www.jafco.co.jp/
Twitter▶︎https://twitter.com/tazsat0512
Facebook▶︎https://www.facebook.com/satoshi.tazoe.5
2010年 Tokyo Institute of Technology 情報学 卒業
2010年~2012年 Boston Consulting Group associate
2012年〜2014年 株式会社じげん 経営企画グループ
2021年4月1日~現在 ジャフコ グループ株式会社 / JAFCO Group Co., Ltd.

東工大からじげんを経てJAFCOグループへ!リアルビジネス×テクノロジーに積極的投資!

田添さんのキャリア

田添さんは東工大の大学院時代に、NVIDAの社長が東工大で行った講演をきっかけにテクノロジーを使ったビジネスをしていみたいと思うようになり、BCGに新卒で入社されました!

事業会社への転職

BCGから株式会社じげんという、現在は東証1部に上場している会社に転職されました。転職された当時は、30人〜35人規模の時期だったそうです。またじげんへ投資をされている投資家の中にJAFCOがあり、その時にVCという存在を知られたそうです。じげんへ転職後はIPOの担当を管理チームと一緒に行われていたそうです!

株式会社じげんでの役割

じげんへはIPOの1年半前に転職されました。理由としましては、じげんのIPOのターゲットが1年半後のIPOだったためです。IPOまでは証券会社の決定やIPOの準備を主に担当されていたそうです。IPO後は1年程じげんに在籍され、その間はIRや大手の通信キャリアとのアライアンスなどを担当されていました!

次のキャリアに進んだ理由

じげんの次のキャリアとして、海外で働いてみたいという思いから、田添さんの知人のシンガポールの会社で1年半ほど働かれたそうです。
帰国後は東大の研究室に入られました!

Deep30の立ち上げ

Deep30を立ち上げられた経緯として、東大研究室に入られた後、東大では産学連携や起業家育成が盛んなことを目の当たりにし、経済面、ビジネス面での幅広い支援を行うにはVCという形が最適だと判断され、Deep30を立ち上げられました!
Deep30では2年ほど投資を行われ、16社に投資をされ、1社のM&Aと1社のIPOがあったそうです。M&AとIPOが出たタイミングで後任の方に引き継ぎをされ、JAFCOに転職されました!

JAFCOを選んだ理由

田添さんが興味のあるAIなどのテクノロジーの領域は支援体制へのハードルが高くなる傾向があったため、十分な支援体制があり、ファンドサイズも大きいJAFCOを選ばれたそうです。2つ目の理由として田添さんが得意とするスキルをVCとして活かしながら、モチベーションを高く働ける環境を選ばれ、結果としてJAFCOに転職されました!

その他にも、JAFCOの中途採用についてもお伺いしております!

ぜひご覧ください!!!

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【JAFCO】出資総額は1兆円超え!起業家に寄り添う大規模ファンド!

現存する最古のVC?

JAFCOの設立は1973年で、投資業を生業とする企業では3〜4番目であったが、JAFCOより前に設立された企業は全て無くなっているため、現存する最古のVCはJAFCOになるそうです!

JAFCOの略歴

今までの投資社数は4000社以上となり、上場社数は1000社以上です!
投資先にはZOZOやヤマダ電気、タマホームなどといった現在ではベンチャー企業というイメージがない企業にも投資されてきたそうです!

出資先のベンチャー企業

現在運用しているファンドサイズが800億円と規模が大きいため、シード、アーリーステージの企業に投資していないように思われることもあるそうですが、出資先の90〜95%はシード、アーリーのシリーズA前の企業に投資をされているそうです!
JAFCOの特徴として、初期に多額の金額がいる場合は、細かくファイナンスを行うより、初回に一気に投資をして事業に集中してもらうために億単位の出資を行うことが良くあるそうです。事例として2016年に株式会社Kyashが総額10億円の資金調達を行なったそうですが、そのラウンドでリード投資家としてJAFCOが出資をされたそうです。他の事例としてVisional株式会社に2億円出資されています!

JAFCOの投資体制

VC部門には30人ほどのキャピタリストが在籍しており、投資する社数は年間で30社程になるそうです。そのため、1人あたりの担当される社数は1社程になるそうです。投資期間は2ヶ月ほどで投資実行まで進まれるそうです。長い例だと、コミュニケーションを取りながら、期が熟したタイミングで投資実行に進むといった形も多いそうです!

大規模ファンドの特徴

株式会社WACULへの支援が特徴的だったと仰られていました!
WACULの経営陣が変わるタイミングがあり、CFOなどの実務部隊が手薄になってしまったそうです。その時期に担当されていたキャピタリストがフルタイムでWACULに入り支援を行い、CFOなどの体制が整うまでフルタイムでコミットされていたそうです。お互いにカバーをすることができる規模感が大規模ファンドの特徴と仰られていました!

その他にも、JAFCOの最近の投資先についてもお伺いしております!

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【常に変革を】スタートアップ業界にカルチャーの変革と創造をもたらす!

JAFCOの魅力的なポイント

起業家の支援体制、特にキャピタリスト以外の充実度がすごいなと感じられたそうです。例えば人事のプロフェッショナルの方が在籍されており、初期の組織体制の作るときの相談であったり、IPOが近づいたタイミングでIPOコンサルの方が社内体制やガバナンスの構築のアドバイスなどを行われているそうです。またビジネス連携先の開拓支援や繋ぎ込みを1番の強みとされているそうです。これまでの4000社以上の投資先のとのつながりや、出資者の事業会社と投資先を繋ぐことで投資先の事業拡大の支援を行なっているそうです!

上場についてのメリット

JAFCOは上場しているVCであり、機関投資家が注視していることや、どんな要望があるかをJAFCOの投資先はゼロ距離で感じることができるため、上場後に機関投資家など外部から厳しい目で見られるため、その視点を起業家にフィードバックできることがメリットだと仰られていました!

JAFCOの自己変革

JAFCOは2018年にパートナー制に変更されています!
パートナー制に変更された理由として、JAFCOのカルチャーをスタートアップ業界に価値貢献をしやすい形に変革していくために、パートナー制に変更されたそうです。
またパートナー制に変更したこと以外にもJAFCO内では様々な変革を行われているそうです!

パートナー制のメリット

投資を行う際に、より起業家に寄り添った投資を行う方法を考えた時、ファンドに紐付いてパートナーがいる状態を作り、そのパートナーがクイックに物事を判断する仕組みを作らないと、起業家にとって魅力的なファンドになれないではないのかという課題があったそうです。そのため起業家にとって魅力的なファンドにしていくために、パートナー制に変更されたそうです!

JAFCOの今後の方向性

これから中途採用がどれくらい増えるかはわからないが、田添さんを中途で採用していること自体が変化の現れだと仰られていました!
またパートナー制に変更はしましたが、パートナーの方は全員同じ出身であることが課題意識であるため、自分を中途で採用することで、よりJAFCOに変化をもたらそうとしているのかなと仰られていました!

AIやブロックチェーンの導入について

AIやブロックチェーンは基本的に取引きコストを下げる方向に進んでいるため、AIやブロックチェーンを導入することにより、割りに合わなかった取引のコストが下がり、エコノミクスとして合うような場面が今後出てくるだろうと仰られていました。また企業が提供している付加価値部分を自分たちのビジネスに跳ね返らせる仕組み作りを行うことが大切だとも仰られていました!

他にもビジネスディベロップメントの事例や田添さんの生存戦略についてお伺いしております!

ぜひご覧ください!!!

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